DMR-BW200が故障してしまいました

PanasonicのDMR-BW200は、同社の第2世代(初めてBDMVと殻なしDiskに対応し、実用的となった世代)のBDレコーダで、発売直後に購入して大切に使用してきました。しかし、ある日突然F99エラーを吐いて起動しなくなってしまいました…。


F99エラーは基板の故障であることが多く、修理に出すと基板交換となることがほとんどらしいのですが、残念なことにすでに生産完了から8年以上が過ぎており、修理対応も終了してしまっているようです。せめてHDD内部のデータの一部でも取り出せないか、試してみることにしました。デジタル放送のTSは暗号化されているので無理だとしても、古いVHSビデオをアナログでダビングしたものはなんとしてでも救出したいところです。まず内部を調べてみました。HGSTのIDEタイプのHDD, HDT725050VLAT80が使用されています。
BW200のHDD

BW200はLinux搭載とのことなので、今回はまずLinuxでマウントを試みることにしました。近頃のマザーボードはIDEコネクタがついていないのが普通で、私はPCIeスロットにIDEインターフェースカードを差していますが、Linux用ドライバを探すのが面倒くさかったので、USB-IDEの変換ケーブルを購入してみました。
IDE-USB変換ケーブル 外箱

箱の中にはケーブルとACアダプタ、ユーティリティCDなどが入っています。
箱の中身

早速接続してみました。
接続したところ

普通にマウントしようとしてもできないので、とりあえず sudo fdisk -l で状態を確認してみました。どうやら特殊なフォーマットを採用しているらしく、パーティションが全く見えません。セクタサイズは512Bのようです。
fdisk -l

いろいろ調べていたら、どうやらPhotoRecというソフトで救出できる場合があるとのことでしたので、早速ダウンロードしてみました。(公式サイトはこちら)
適当なフォルダに解凍し、root権限(sudo photorec_static)で実行します。起動したらディスク選択画面になるので、さきほどfdiskで確認したドライブを選択します。
PhotoRec ドライブ選択

次にパーティションを選択します(一つしかないはず)。
PhotoRec パーティション選択

File Optで、ファイル形式を選びます。とりあえず、mpgとtsを選んでみました。
PhtoRec ファイルタイプ選択

Expertモードは使用しなくても良さそうでしたが、使用する場合はファイルフォーマットはOther, セクタサイズは512とする必要があります。
PhtoRec セクタサイズ選択

設定が完了し実行中の画面。tsファイルとmpgファイルがいくつか検出されているようです。
PhotoRec 実行中

tsファイルはいずれもサイズが1.5KBほどで、再生不可でした。mpgファイルはこの通りサイズがまちまちで、極端に小さいものもあります。
MPEGファイル一覧

試しに再生してみると、再生はできるのですが、シーク動作が怪しかったり、細切れになっていたり、複数番組の動画がくっついていたりしました。MPEG編集ソフトなどで処理する必要があるかもしれません。また近々やってみたいと思います。

ついでといっては何ですが、BW200のBDドライブも調べてみることにしました。外形は普通の5インチハーフハイトのドライブですが、当然のことながらフロントベゼルやイジェクトボタンはついていません。
BW200のBDドライブ

HDDと同様、USB-IDE変換ケーブルでPCにつないでみました。
PCに接続

いちおうBDドライブとして認識され、デバイス名は「MATSHITA BDRECV20A0」と表示されました。
デバイスマネージャ

このドライブにはイジェクトボタンがありませんのでエクスプローラから「取り出し」の操作をするとトレイは開きました。しかし、ディスクを挿入してもうまく認識されませんでした。もちろん故障品から外したドライブなので、ドライブ自体が壊れているのかもしれませんが…(F99エラーで起動しないので、確かめようがありませんでした…)。同じドライブをお持ちの方、PCに接続したときの動作がわかれば教えていただければありがたいです。

今回使ったもの。

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テーマ : Linux
ジャンル : コンピュータ

tag : PanasonicブルーレイBDDBR-BW200HDDIDEUSBUbuntuLinux

ONKYO Bluetoothスピーカー RBX-500

これまでiPod touchを職場でポケットに入れて持ち歩き、PDFを閲覧したりスケジュールを確認したりするのに用いていました。しかし、Sony Z Ultraを使ってみてこのサイズがかなり快適(何とかポケットに入り、画面が大きくて見やすい)のでこのままだとこの用途から退くことになってしまいそうです。そこで、このiPodの余生をどう過ごさせようかと考え中です。まず本来の目的である音楽プレーヤとしての利用ですが、以前も書きましたが我が家の音楽ライブラリはうっかりすべてWMAで作ってしまっているのでiPodとはあまり相性がよくありません。Androidだとサードパーティー製のプレーヤアプリを入れれば何とでもなるのですが、何かと融通の利かないiPodだとそうもいきません。もうひとつ考えているのがネットワークメディアプレーヤとしての使用方法です。以前、DLNAクライアントのアプリをいくつか紹介しましたが、それとアクティブスピーカーを組み合わせるという方法です。
Sony Z Ultra GPe & iPod Touch

そこで、iPodドックコネクタつきのスピーカーをいろいろ探してみたのですが、すでに時代はLightningに移っており、大半の製品は生産完了、流通在庫のみとなってしまっています。今回はその中から、ONKYOのRBX-500というものを購入してみました。この製品は発売当初は2万円ぐらいだったようなのですが、購入時点では7000円前後で叩き売られており、かなりお買い得感が高いです。こちらが届いた箱。実はオンラインの画像を見ただけで勝手にコンパクトサイズ(7-8cm程度)を想像してポチってしまい、後で詳細スペックを調べて実はデカいのかも…?と思っていたらやっぱりデカかった!
外箱

こちらが本体。スマホのカメラで撮影したためか円筒形に見えますが、実際は下のほうが広がっていて正確には円錐台の形をしています。
RBX-500

付属品。マニュアルとACアダプタ(これまた結構大きい!)、リモコンが入っています。このリモコンはドックやBluetooth経由(AVRCP)で曲の送り、戻しなどの操作ができるようになっています。
付属品

本体上面。操作ボタンとドックコネクタがついています。ドック、Bluetooth以外にライン入力もついており、PCを含め様々な機器に接続することが可能です。
本体上面

本体後面下部にはライン入力端子とUSB端子がついています。ただ、このUSB端子は充電専用でありスマートフォンやUSBメモリを接続して内部のファイルを再生するといったことはできません。しかし、この端子がついていることによりドックに接続できないスマホやタブレットも充電可能となっているので、これはこれで便利だと思います。
本体後面のコネクタ

iPodをセットしたところ。
iPodをセットしたところ

DLNAアプリの8player自宅ファイルサーバ(WMPをDLNAサーバとして使用しています)の音楽を実際に再生してみました。リモコンももちろん使用できましたが、ランダム再生・リピート再生のボタンだけは効きませんでした。このあたりはアプリ側が対応していないといけないのでしょうね。
再生中

このスピーカーは上述の通りBluetooth接続も可能なので、実際にXperiaに接続してみましたが、こちらも良好に使用できました。音質のほうも、さすがに大きいだけあって低音もしっかり出ています。さすがにこれが2万円だとちょっと手が出にくいですが、今の価格だと逆にかなりお買い得感があります。ドックコネクタ対応のスピーカーやコンポをお探しの方は、検討されてみてはいかがでしょうか。

楽天市場で検索… (楽天アフィリエイトを利用しています)

色は紹介したブラック以外にホワイトもあります。

テーマ : 周辺機器
ジャンル : 携帯電話・PHS

tag : iPodtouchONKYORBX-500Bluetoothドックコネクタスピーカー

Bluetoothレシーバ MONOBLOCK MBBT-1

1年前に買ったっきり放置していたBluetoothレシーバ、MONOBLOCK MBBT-1をようやく設置してみました。ちなみにMONOBLOCKはアプライドのプライベートブランドとのことです。写真は開封前の箱です。
外箱

中身は本体とオーディオケーブル、ACアダプタです。
セット内容

設置してみました。出力はAVアンプのあいている入力端子に接続しました。これまで寝室で音楽を聴くときは写真のHTPCを使用していましたが、これからはこちらが利用できそうです。
Bluetoothリンク完了

SH-03Cに、DLNAクライアントソフトの2player (ver 1.0)を入れて使用してみました。スマホをリモコンのように使用できるので便利です。Bluetoothの接続も安定しており、特にトラブルもありません。音質は、耳の肥えていない私がBGMとして聞く分には十分だと思いました。ただ、これは2playerの問題だと思うのですが、曲間に「ブチッ」とノイズが入るのが気に入りません。DLNAクライアントソフトは他にもあると思うので、いろいろ試してみたいと思います。
SH-03Cから再生中

安価であったこともあり、結構気に入っています。これを買った当時、このように据え置いてAC電源で使用できるBluetoothレシーバが他にありませんでした。最近ではオーディオメーカーもいろいろ出してきているので、音質重視の方はそちらを選んでみてもいいかもしれません。

テーマ : スマートフォン
ジャンル : 携帯電話・PHS

tag : SHARPLYNX3DSH-03CMONOBLOCKMBBT-1Bluetooth

アップスキャンコンバータを買ってみました

我が家のPCルームには、動画編集のためにビデオデッキが置いてあります。上が三菱のS-VHSビデオHV-BS88, 下がSONYのDV/S-VHSダブルビデオWV-DR7です。
HV-BS88 & WV-DR7

すでにVHSビデオテープはすべてデジタル化が完了しているため、現在はDVをIEEE1394経由でPCに取り込むだけとなっているのですが、他にアナログビデオデッキを置く場所も確保できないためこのままになっています。これまではこのようなアナログソースを再生するためにアナログキャプチャ可能なビデオキャプチャカード(Canopus MTV-1200HX, BMD Intensity Pro)を利用していましたが、MTV-1200HXはメインPCを更新した際にASRcock P67 Pro3との相性が悪く手放してしまいました。また、Intensity Proのほうは寝室に置いてあるBDレコーダからの静止画キャプチャを可能にするために(もちろんGame Switchをかませています)寝室のPCに移動させてしまいました。しかし、頻度は減ったとはいえアナログソースの確認をしたいことがあるので、アップスキャンコンバータを買ってみました。

買ったのは、AREAというブランドの、UP KING SD-VSC1というものです。
UP KING SD-VSC1

AVセレクタのS-Video出力をSD-VSC1のS-Video入力に、SD-VSC1のアナログRGB出力をモニタのアナログRGB入力にそれぞれ接続します。電源は"Menu"キーの長押しでOn/Offできるようになっていますが、Offにしていても電源ランプが点滅して本体は少し熱を持っており、Offにする意味はあまりないかもしれません。"Menu"キーでモニタの設定を16:9, 1920x1080 60Hzに設定すると、無事に映るようになりました。S1/S2ビデオ信号のアスペクト比を認識できないようで、4:3の映像でもフルスクリーンで映ってしまいますが、安い製品なので仕方がないところでしょうか。
モニタに映したところ

機能は限られており、操作性も今一つではありますが、私の目的にはこれで十分でした。価格も安いですし、LCDモニタにアナログビデオ信号を入力したい方は検討してみてはいかがでしょうか。


テーマ : 周辺機器
ジャンル : コンピュータ

tag : AREAUPKINGSD-VSC1アップスキャンコンバータWV-DR7HV-BS88S-VHS

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