Jornada 690をポケコンに! - コマンドシェルとBASICの導入
今回、出張に備えて環境整備を行ってきたJornada 690ですが、Windows CE用のBASICインタプリタを見つけました。もともとはCASIOのCassiopeia A-51用に開発されており、その名も"Cassiopeia A-51 Basic"です。このアプリは画面出力にConsole for CEというモジュールを利用していますが、これはKCTRL.DLLという、もともとは英語版のWindows CEで日本語対応のアプリを制作するために開発されたDLLを用いて画面出力を行うモジュールです。汎用性の高いKCTRL.DLLとConsoleを利用しているということは、A51のハードウェアに密着したプログラミングをしているとは思えないので、同じSH-3を搭載しているJornadaでも動作する可能性が高いと思い、試してみることにしました。(今回の内容を実行するにはMS-DOSなどテキストベースのOSの知識が必要です。)
まずはKCTRL.DLLを伊藤様のサイト、Mobile Computer Software GalleryからV0.28をダウンロードします。英語版OS用のものは別途フォントを組み込む必要がありますが、日本語OS用のものはシステムフォントを使うため不要です。アーカイブ内の HPC\JP\SH3\KCTRL.dll をCFまたはActiveSync経由でJornadaの \Windows フォルダにコピーしてください。コピーする際には、エクスプローラのオプションでDLLを表示する設定にしておかないと苦労すると思います。

次に、Console for CEの準備です。同じく伊藤様のサイトのこちらからV0.28をダウンロードします。(トップページからのたどり方がわからず、ダウンロードページへ直接リンクさせていただきました。) アーカイブ内のファイルを同様に \Windows にコピーしてください。これでコマンドシェルのceshell.exeや、その他のConsole対応アプリケーションが動作するようになるはずです。(Windows CEで遊ぼうのサイトに、いろいろなコマンドラインツールがあります。)
では、ここまでで一旦動作確認をしてみましょう。スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、"ceshell.exe"と入力して「OK」をタップしてください。

CEShellが起動すれば成功です。これでConsole for CE対応アプリケーションが動作する環境が整いました。

ちなみに、このCEShellのコマンドラインからアプリケーションを起動するためには環境変数PATHを設定しておく必要があります。これにはAUTOEXEC.CEというバッチファイルを作成してH/PCのルートフォルダに置いておく必要があります(CEShellの起動時にAUTOEXEC.CEが自動的に実行されます)。内容は、例えば下記のようにします。
set path=\;\Windows;\Program Files\アクセサリ
これでCEShellのコマンドラインからConsole for CE対応アプリケーション(および通常のWindows CEアプリケーション)を起動できるようになります。この作業をして気づいたのですが、以前紹介したSuperEditor F99にはルートフォルダ(\)に保存したファイルを開くことができないというバグがあるようです。保存のほうはできるのですが…。このため、他のエディタもインストールしておいたほうがよさそうです。今回はKCTRL.DLLおよびConsole for CEの作者である伊藤様作のKNoteを使用してみることにしました。このエディタもKCTRL.DLLが必要です。伊藤様のサイトからH/PC Pro(Windows CE 2.11)用のKNoteをダウンロードし、アーカイブ内のKNOTE.EXEをJornadaの適当なフォルダにコピーすればOKです。
このエディタは左側にファイルウィンドウを備えており、そこからファイルを選択する方式になっています。また、よく使うフォルダを登録しておくことができるようになっており、なかなか便利です。なお、コマンドラインパラメータは指定しても無視されるようですので、SuperEditor F99やPocket Wordと必要に応じて使い分けるとよいでしょう。ちなみに日本語入力の際には入力ウィンドウが別に開く(インライン変換ではない)方式となっていますが、これはKCTRL.DLL対応(=英語版OSでも動作する)アプリケーションである以上仕方がないことだと思います。

さて、ここからが本番です(前ふりが長すぎ…?)。Cassiopeia A-51 BasicをVectorからダウンロードします。アーカイブ内の a51bas02\a51 フォルダ内のa51bas.exeを \Windows かAUTOEXEC.CEでパスを通したフォルダにコピーします。画面は起動したところ。

SmallTweakを用いて.BASファイルをA51BAS.EXEに関連付けておくと、.BASファイルをダブルタップするだけで実行できるようになり便利です。アーカイブ内の a51bas02\a51\basic フォルダにはサンプルプログラムが入っているので、フォルダごとCFにコピーしておきましょう。ただし、これらのプログラムの中にはCFのパスを"\Storage Card"に決め打ちしているものがありますので、そこを修正する必要があります。
html形式のマニュアルもついており、Pocket IEでも参照できるので、これもCFなどにコピーしておくとよいと思います。マニュアルを見てもよくわからなかったのは、editコマンドの挙動です。SuperEditor F99を".txt"と関連付けていてもうまくエディタと連動しません。A-51 Basic側の問題なのか、F99側の問題なのかはよくわかりませんが…。とりあえず現状では予めエディタでプログラムを書いて保存しておくしかなさそうですね。
これでJornadaもポケコンのように使用できるようになりました。OmniSolveが手に入らない今、簡単なプログラム計算を行うのにこれで代用できそうですね。興味のある方はぜひダウンロードしてみてください。
まずはKCTRL.DLLを伊藤様のサイト、Mobile Computer Software GalleryからV0.28をダウンロードします。英語版OS用のものは別途フォントを組み込む必要がありますが、日本語OS用のものはシステムフォントを使うため不要です。アーカイブ内の HPC\JP\SH3\KCTRL.dll をCFまたはActiveSync経由でJornadaの \Windows フォルダにコピーしてください。コピーする際には、エクスプローラのオプションでDLLを表示する設定にしておかないと苦労すると思います。

次に、Console for CEの準備です。同じく伊藤様のサイトのこちらからV0.28をダウンロードします。(トップページからのたどり方がわからず、ダウンロードページへ直接リンクさせていただきました。) アーカイブ内のファイルを同様に \Windows にコピーしてください。これでコマンドシェルのceshell.exeや、その他のConsole対応アプリケーションが動作するようになるはずです。(Windows CEで遊ぼうのサイトに、いろいろなコマンドラインツールがあります。)
では、ここまでで一旦動作確認をしてみましょう。スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、"ceshell.exe"と入力して「OK」をタップしてください。

CEShellが起動すれば成功です。これでConsole for CE対応アプリケーションが動作する環境が整いました。

ちなみに、このCEShellのコマンドラインからアプリケーションを起動するためには環境変数PATHを設定しておく必要があります。これにはAUTOEXEC.CEというバッチファイルを作成してH/PCのルートフォルダに置いておく必要があります(CEShellの起動時にAUTOEXEC.CEが自動的に実行されます)。内容は、例えば下記のようにします。
set path=\;\Windows;\Program Files\アクセサリ
これでCEShellのコマンドラインからConsole for CE対応アプリケーション(および通常のWindows CEアプリケーション)を起動できるようになります。この作業をして気づいたのですが、以前紹介したSuperEditor F99にはルートフォルダ(\)に保存したファイルを開くことができないというバグがあるようです。保存のほうはできるのですが…。このため、他のエディタもインストールしておいたほうがよさそうです。今回はKCTRL.DLLおよびConsole for CEの作者である伊藤様作のKNoteを使用してみることにしました。このエディタもKCTRL.DLLが必要です。伊藤様のサイトからH/PC Pro(Windows CE 2.11)用のKNoteをダウンロードし、アーカイブ内のKNOTE.EXEをJornadaの適当なフォルダにコピーすればOKです。
このエディタは左側にファイルウィンドウを備えており、そこからファイルを選択する方式になっています。また、よく使うフォルダを登録しておくことができるようになっており、なかなか便利です。なお、コマンドラインパラメータは指定しても無視されるようですので、SuperEditor F99やPocket Wordと必要に応じて使い分けるとよいでしょう。ちなみに日本語入力の際には入力ウィンドウが別に開く(インライン変換ではない)方式となっていますが、これはKCTRL.DLL対応(=英語版OSでも動作する)アプリケーションである以上仕方がないことだと思います。

さて、ここからが本番です(前ふりが長すぎ…?)。Cassiopeia A-51 BasicをVectorからダウンロードします。アーカイブ内の a51bas02\a51 フォルダ内のa51bas.exeを \Windows かAUTOEXEC.CEでパスを通したフォルダにコピーします。画面は起動したところ。

SmallTweakを用いて.BASファイルをA51BAS.EXEに関連付けておくと、.BASファイルをダブルタップするだけで実行できるようになり便利です。アーカイブ内の a51bas02\a51\basic フォルダにはサンプルプログラムが入っているので、フォルダごとCFにコピーしておきましょう。ただし、これらのプログラムの中にはCFのパスを"\Storage Card"に決め打ちしているものがありますので、そこを修正する必要があります。
html形式のマニュアルもついており、Pocket IEでも参照できるので、これもCFなどにコピーしておくとよいと思います。マニュアルを見てもよくわからなかったのは、editコマンドの挙動です。SuperEditor F99を".txt"と関連付けていてもうまくエディタと連動しません。A-51 Basic側の問題なのか、F99側の問題なのかはよくわかりませんが…。とりあえず現状では予めエディタでプログラムを書いて保存しておくしかなさそうですね。
これでJornadaもポケコンのように使用できるようになりました。OmniSolveが手に入らない今、簡単なプログラム計算を行うのにこれで代用できそうですね。興味のある方はぜひダウンロードしてみてください。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
出張に備えての最終準備 - Jornada編
今日、明日と2回に分けて、はJornada 690とN-04Bを出張に持ちだすための最終設定を行います。本日はJornada編です。
1. Gmail連絡先のインポート
まず、Gmailの連絡先をJornadaに読み込ませます。Gmailの連絡先はCSVファイルにエクスポートできるようになってはいるのですが、これをOutlookに読み込ませるのが大変です。(対応するフィールドをひとつひとつ手動で設定する必要があるため。) 今回はそれを避けるために、Gmailの連絡先とOutlookの連絡先を同期できるフリーソフト、GO Contact Syncを利用することにしました。
以下のサイトからからダウンロード、インストールします。
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_gocontactsync/
Gmailアカウントとインポート先のOutlookフォルダを選択し、同期方法を"Google To Outlook Only"にして[Sync]をクリックすればOutlookの指定したフォルダに連絡先がインポートされます。

この方法ではフィールドを手動で一致させる必要はありませんし、画像も一緒にインポートされます。将来的にGmailの連絡先をOutlook.comの連絡先に移行させるときにも利用できそうです。しかし、やはり海外製のソフトだけあってフリガナだけはインポートされません。
次に、インポートされた連絡先をOutlookデータファイルにエクスポートします。

エクスポートされたファイルをJornadaの母艦(私の場合はVMware上のWindows 2000)に持っていき、Outlook (私の場合は2003)でインポートします。

無事にインポートされました。先ほども書いた通り、ふりがなだけは自分で入力しなおす必要がありますが、これであとはJornadaを接続するだけで同期され、QMAILからも参照できるようになります。クラウドやブログのアクセスが困難なので、私の場合はEvernoteの投稿用メールやFC2モブログのアドレスも登録しておきました。

Jornadaを接続すると、無事に転送されました。QMAILでもメールの新規作成を行うと、このアドレス帳から選択することができるようになっているはずです。

2. Outlook.comカレンダーの読み込み
JornadaやN-04BではOutlook.comに直接アクセスするのは困難です。そこで、Outlook.comのカレンダーをJornadaに転送し、閲覧できるようにしておくと便利です。
Outlook 2013のWindows Liveメールフォルダ内の「予定表」フォルダをエクスポートし、連絡先と同様に母艦側のOutlookでインポートし、ActiveSyncと同期させます。これでJornadaの「予定表」アプリや「HPビューア」で当座の予定を見ることができます。
本当はOutlook 2003にOutlook Hotmail ConnectorをインストールするとOutlook 2013を介さなくても直接インポートできそうなので、それがベストかと思われますが、私の環境はWindows 2000を利用しているのためか、インストーラがエラーで停止してしまって利用できませんでした。時間があれば今度はWindows XPでも試してみたいと思います。
画像は「HPビューア」ですが、Microsoftの「予定表」よりはこちらのほうが見やすいと思います。「HPビューア」はHPのサイトから最新版(1.2a)がダウンロードできますので、インストールしておくとよいでしょう。

以上の設定で、メールの送受信やスケジュールの確認はさほど不自由なくできるようになります。残念ながらスケジュールや連絡先はクラウドと連動しているわけではないので、その都度母艦経由で同期させなければいけませんが…。連絡先もOutlook.comに移行し、母艦をWndows XP + Office 2003 + Outlook Connectorの組み合わせにすればもう少し実用的になるかもしれませんね。明日は、N-04B側の設定を行いたいと思います。
1. Gmail連絡先のインポート
まず、Gmailの連絡先をJornadaに読み込ませます。Gmailの連絡先はCSVファイルにエクスポートできるようになってはいるのですが、これをOutlookに読み込ませるのが大変です。(対応するフィールドをひとつひとつ手動で設定する必要があるため。) 今回はそれを避けるために、Gmailの連絡先とOutlookの連絡先を同期できるフリーソフト、GO Contact Syncを利用することにしました。
以下のサイトからからダウンロード、インストールします。
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_gocontactsync/
Gmailアカウントとインポート先のOutlookフォルダを選択し、同期方法を"Google To Outlook Only"にして[Sync]をクリックすればOutlookの指定したフォルダに連絡先がインポートされます。

この方法ではフィールドを手動で一致させる必要はありませんし、画像も一緒にインポートされます。将来的にGmailの連絡先をOutlook.comの連絡先に移行させるときにも利用できそうです。しかし、やはり海外製のソフトだけあってフリガナだけはインポートされません。
次に、インポートされた連絡先をOutlookデータファイルにエクスポートします。

エクスポートされたファイルをJornadaの母艦(私の場合はVMware上のWindows 2000)に持っていき、Outlook (私の場合は2003)でインポートします。

無事にインポートされました。先ほども書いた通り、ふりがなだけは自分で入力しなおす必要がありますが、これであとはJornadaを接続するだけで同期され、QMAILからも参照できるようになります。クラウドやブログのアクセスが困難なので、私の場合はEvernoteの投稿用メールやFC2モブログのアドレスも登録しておきました。

Jornadaを接続すると、無事に転送されました。QMAILでもメールの新規作成を行うと、このアドレス帳から選択することができるようになっているはずです。

2. Outlook.comカレンダーの読み込み
JornadaやN-04BではOutlook.comに直接アクセスするのは困難です。そこで、Outlook.comのカレンダーをJornadaに転送し、閲覧できるようにしておくと便利です。
Outlook 2013のWindows Liveメールフォルダ内の「予定表」フォルダをエクスポートし、連絡先と同様に母艦側のOutlookでインポートし、ActiveSyncと同期させます。これでJornadaの「予定表」アプリや「HPビューア」で当座の予定を見ることができます。
本当はOutlook 2003にOutlook Hotmail ConnectorをインストールするとOutlook 2013を介さなくても直接インポートできそうなので、それがベストかと思われますが、私の環境はWindows 2000を利用しているのためか、インストーラがエラーで停止してしまって利用できませんでした。時間があれば今度はWindows XPでも試してみたいと思います。
画像は「HPビューア」ですが、Microsoftの「予定表」よりはこちらのほうが見やすいと思います。「HPビューア」はHPのサイトから最新版(1.2a)がダウンロードできますので、インストールしておくとよいでしょう。

以上の設定で、メールの送受信やスケジュールの確認はさほど不自由なくできるようになります。残念ながらスケジュールや連絡先はクラウドと連動しているわけではないので、その都度母艦経由で同期させなければいけませんが…。連絡先もOutlook.comに移行し、母艦をWndows XP + Office 2003 + Outlook Connectorの組み合わせにすればもう少し実用的になるかもしれませんね。明日は、N-04B側の設定を行いたいと思います。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
Jornada 690の通信環境強化
今週末、広島への出張があります。これまで出張の際にはN-08BとXperia SX持参(+必要であればノートPC)で行く場合が多かったのですが、今回はあえてこの2台を外し、ガラケーのN-04BとJornada 690で出かけてみる方針としました。今日はそのための準備として、いくつかの設定をやってみました。
まず、外出先でインターネットに接続するための設定を行います。現在JornadaにはBuffaloのWLI-PCM-L11Gという無線LANカードを差しています。現在使用しているドライバは接続先を1つしか登録できませんが、ドライバをバージョンアップすることで複数の接続先を利用することができるようになります。
まず、いったんJornadaをフルリセットします(私の場合は古いドライバをアンインストールしても新しいドライバを認識してくれなかったため、フルリセットすることをお勧めします)。Jornadaをフルリセットするにはメインバッテリとバックアップバッテリの両方を外して放置するしかないようです。フルリセットが終了したら下記の手順に従って新しいドライバをインストールします。
前回と同じサイトのR7.0_CE_2.11フォルダ内のWLWC2B70.exeをダウンロードします。これは自己解凍式のZIP書庫なので、ActiveSyncをインストールしてあるPC(私の場合はVMware上のWindows 2000)で解凍します。Jornadaを接続し、setup.exeをPC上で実行するとJornadaにインストールされます。
このドライバをインストールすると、コントロールパネルに"Wireless Network"というアイコンが増えますので、これをダブルタップして開くと、設定画面になります。下の画像の通り、接続先を4つまで登録して切り替えることができるようになっています。

WEP設定画面。

N-04Bのほうはアクセスポイントモードで使用しますが、この際にセキュリティにWEPを指定します(H/PC Pro 3.0はWPAに対応していないため)。ちなみにXperiaでなくあえてN-04Bを使用することにしたのもこれが理由で、Xperia SXはWi-Fiテザリングのセキュリティ方式としてWPA/WPA2しか指定できないのです。N-04Bの接続先としては、私が契約しているISPの@niftyを利用することにしました。これまではmopera Uのスーパーライトプランを利用していたのですが、これはXiプランと併用できません。@niftyのパケット通信用アクセスポイントは、常時接続プランで契約しておればパケット通信料のみで利用できる(一部例外あり、詳細はこちら)ため、Xiパケホーダイフラットであれば(おそらく)追加料金は発生しないはずです(利用数日後にMy Docomoで確認したところ、docomoからは特に追加の請求はされていませんでした)。設定方法はこちらの通り、APNとユーザーID, パスワードを設定するだけです。mopera Uのスーパーライトプランでは、パケット定額料の範囲で利用するには通信速度が128Kbpsに制限されていましたが、@niftyだとHSDPAで利用できるため、結果的にはより快適になりそうです。これもテザリング利用で追加料金が発生しないXiパケホーダイフラットの恩恵ですね。写真は実際に接続してみたところ。

次に、有線LANを利用可能にします。最近のビジネスホテルの多くは有線LAN端子を備えていますので、利用できると何かと便利です。たまたまとても古いLANカード、BuffaloのLPC2-Tというものを持っていたので、これを利用することにしました。メーカーサイトにも書かれていますが、このカードはNE2000コンパチなので、Windows CEの持っているNE2000のドライバでそのまま自動的に認識され、動作するようになります。

手元に少し前のCF型データ通信カード、P2403というものがありましたので、これも試してみました。

microSIMをアダプタにセットして挿入します。

Jornadaにセットしたところ。普通にモデムカードとして認識されましたが、いろいろ設定してみてもダイヤルアップ接続がうまくいかず(@nifty)、結局こちらは断念しました。メーカーもWindows CE 2.xに対応しているとは言っていないので、仕方がないとは思いますが、ちょっと残念でした。(だれかうまくいった人がいたら教えてくださいm(__)m)

最後に、Jornadaにネットワーク関連のソフトを追加します。
1. QMAIL
Windows版もある、有名なメールソフトです。こちらはnPOPと異なりIMAPにも対応しているのが魅力です。GmailやYahoo!メールをIMAPで利用できればクラウドストレージ的にも利用できるかと思ったのですが、このようなIMAP対応メールサービスのほとんどはSSL通信が必要となっています。QMAIL自体はSSLに対応しているのですが、残念ながらWindows CE 2.xのSSLでは現在のサービスにはほとんど接続できず(128bit暗号化パッチをインストールしてあっても)、これらのメールをIMAPで利用することはできませんでした。メールソフトとしての使い勝手自体はよいと思います。メールボックスをCFなどの外部メモリに置ける点も魅力ですね。

公式サイトから、H/PC Pro 3.0, SH3版をダウンロードします。解凍してできた3つのフォルダごとCFかActiveSyncを利用してJornadaの適当な場所にコピーし、ショートカットを作成します。画像は初回起動時、メールボックスフォルダの選択画面です。メールボックスフォルダを指定したら、QMAILのmailフォルダの内容をそこにコピーしておく必要があります。

2. CedarFTP
FTPクライアントです。Windows CE 2.xはあまりにも古すぎて、実用的に使用できるクラウドサービスがありません。ISPでホームページ作成サービスを利用できる場合、サーバーにFTP接続することでオンラインストレージのように利用できますので、一つの選択肢となるかと思います(webサーバーにアップロードしてしまうと、アドレスがわかればだれでもアクセスできるようになってしまいますので、機密性の高いファイルを置くのは避けてください。)。もちろん本来の(?)利用目的である、webページの転送にも使えます。
作者様のサイトから、HPC Pro, HPC2000用をダウンロードします。アーカイブを解凍し、CedarFTP.EXEをCFかActiveSyncを利用してJornadaの適当な場所にコピーし、ショートカットを作成します。

FTPサーバー設定画面。

これで外出先でのJornadaも少しは役に立つようになるでしょうか。もちろんN-04Bとセットでの使用が前提です。次回は、PIMデータの処理やスケジュール管理などをこの2台の組み合わせで何とかできないか、試してみたいと思います。
まず、外出先でインターネットに接続するための設定を行います。現在JornadaにはBuffaloのWLI-PCM-L11Gという無線LANカードを差しています。現在使用しているドライバは接続先を1つしか登録できませんが、ドライバをバージョンアップすることで複数の接続先を利用することができるようになります。
まず、いったんJornadaをフルリセットします(私の場合は古いドライバをアンインストールしても新しいドライバを認識してくれなかったため、フルリセットすることをお勧めします)。Jornadaをフルリセットするにはメインバッテリとバックアップバッテリの両方を外して放置するしかないようです。フルリセットが終了したら下記の手順に従って新しいドライバをインストールします。
前回と同じサイトのR7.0_CE_2.11フォルダ内のWLWC2B70.exeをダウンロードします。これは自己解凍式のZIP書庫なので、ActiveSyncをインストールしてあるPC(私の場合はVMware上のWindows 2000)で解凍します。Jornadaを接続し、setup.exeをPC上で実行するとJornadaにインストールされます。
このドライバをインストールすると、コントロールパネルに"Wireless Network"というアイコンが増えますので、これをダブルタップして開くと、設定画面になります。下の画像の通り、接続先を4つまで登録して切り替えることができるようになっています。

WEP設定画面。

N-04Bのほうはアクセスポイントモードで使用しますが、この際にセキュリティにWEPを指定します(H/PC Pro 3.0はWPAに対応していないため)。ちなみにXperiaでなくあえてN-04Bを使用することにしたのもこれが理由で、Xperia SXはWi-Fiテザリングのセキュリティ方式としてWPA/WPA2しか指定できないのです。N-04Bの接続先としては、私が契約しているISPの@niftyを利用することにしました。これまではmopera Uのスーパーライトプランを利用していたのですが、これはXiプランと併用できません。@niftyのパケット通信用アクセスポイントは、常時接続プランで契約しておればパケット通信料のみで利用できる(一部例外あり、詳細はこちら)ため、Xiパケホーダイフラットであれば(おそらく)追加料金は発生しないはずです(利用数日後にMy Docomoで確認したところ、docomoからは特に追加の請求はされていませんでした)。設定方法はこちらの通り、APNとユーザーID, パスワードを設定するだけです。mopera Uのスーパーライトプランでは、パケット定額料の範囲で利用するには通信速度が128Kbpsに制限されていましたが、@niftyだとHSDPAで利用できるため、結果的にはより快適になりそうです。これもテザリング利用で追加料金が発生しないXiパケホーダイフラットの恩恵ですね。写真は実際に接続してみたところ。

次に、有線LANを利用可能にします。最近のビジネスホテルの多くは有線LAN端子を備えていますので、利用できると何かと便利です。たまたまとても古いLANカード、BuffaloのLPC2-Tというものを持っていたので、これを利用することにしました。メーカーサイトにも書かれていますが、このカードはNE2000コンパチなので、Windows CEの持っているNE2000のドライバでそのまま自動的に認識され、動作するようになります。

手元に少し前のCF型データ通信カード、P2403というものがありましたので、これも試してみました。

microSIMをアダプタにセットして挿入します。

Jornadaにセットしたところ。普通にモデムカードとして認識されましたが、いろいろ設定してみてもダイヤルアップ接続がうまくいかず(@nifty)、結局こちらは断念しました。メーカーもWindows CE 2.xに対応しているとは言っていないので、仕方がないとは思いますが、ちょっと残念でした。(だれかうまくいった人がいたら教えてくださいm(__)m)

最後に、Jornadaにネットワーク関連のソフトを追加します。
1. QMAIL
Windows版もある、有名なメールソフトです。こちらはnPOPと異なりIMAPにも対応しているのが魅力です。GmailやYahoo!メールをIMAPで利用できればクラウドストレージ的にも利用できるかと思ったのですが、このようなIMAP対応メールサービスのほとんどはSSL通信が必要となっています。QMAIL自体はSSLに対応しているのですが、残念ながらWindows CE 2.xのSSLでは現在のサービスにはほとんど接続できず(128bit暗号化パッチをインストールしてあっても)、これらのメールをIMAPで利用することはできませんでした。メールソフトとしての使い勝手自体はよいと思います。メールボックスをCFなどの外部メモリに置ける点も魅力ですね。

公式サイトから、H/PC Pro 3.0, SH3版をダウンロードします。解凍してできた3つのフォルダごとCFかActiveSyncを利用してJornadaの適当な場所にコピーし、ショートカットを作成します。画像は初回起動時、メールボックスフォルダの選択画面です。メールボックスフォルダを指定したら、QMAILのmailフォルダの内容をそこにコピーしておく必要があります。

2. CedarFTP
FTPクライアントです。Windows CE 2.xはあまりにも古すぎて、実用的に使用できるクラウドサービスがありません。ISPでホームページ作成サービスを利用できる場合、サーバーにFTP接続することでオンラインストレージのように利用できますので、一つの選択肢となるかと思います(webサーバーにアップロードしてしまうと、アドレスがわかればだれでもアクセスできるようになってしまいますので、機密性の高いファイルを置くのは避けてください。)。もちろん本来の(?)利用目的である、webページの転送にも使えます。
作者様のサイトから、HPC Pro, HPC2000用をダウンロードします。アーカイブを解凍し、CedarFTP.EXEをCFかActiveSyncを利用してJornadaの適当な場所にコピーし、ショートカットを作成します。

FTPサーバー設定画面。

これで外出先でのJornadaも少しは役に立つようになるでしょうか。もちろんN-04Bとセットでの使用が前提です。次回は、PIMデータの処理やスケジュール管理などをこの2台の組み合わせで何とかできないか、試してみたいと思います。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
Jornada 690おすすめアプリ(3)
今回でJornada 690アプリ紹介シリーズはいったん終了します。今日も以下の3つのアプリケーションを紹介します。
1. Ruby Reader
フリーの電子書籍、「青空文庫」のふりがなつきテキストファイルにも対応したテキストリーダーです。読みかけのテキストについては続きから読むことが可能です。
RubyReaderサポートページからRubyReader 1.5.4のSH3版をダウンロードし、LZHファイル内のRubyReader.exeをCFかActiveSync経由でJornadaにコピーします。(2.01でもよいのですが、こちらはシェアウェアとなっています。作者様はWindows 8版の開発もされており、現在もサポートはされているかと思いますので、より高機能なものがよければ2.01を試してみてもよいと思います。)

2. nPOP
Pocket Outlookは重いので、Jornadaでメールを送受信するには別のメーラーを入れたほうがよい場合があります。このnPOPはPOP3対応のメーラーのひとつですが、Pocket PostPetでも使用していことがあるのでこれを選びました。複数アカウントに対応しており、動作は軽快です。ただし、Exchange ActivesyncやIMAPには対応していませんので、Windows Live MailやGmailは使用できません。
公式サイトからダウンロードできます。"Windows CE 2.11以上 (MIPS, SH-3, SH-4, StrongARM)"をダウンロードし、ZIPファイル内のSH3フォルダにあるnPOP.exeをCFかActiveSync経由でJornadaにコピーします。

3. CFチェック
Windows CE 2.11はサスペンドの状態から起動してからCFなどのメモリカードを認識するのに時間がかかりますが、正しく認識されていないうちにアクセスしようとするとメモリカードの名前がころころ変わったりして色々と不具合が起こります。これをさけるため、CFが正しく認識されているかどうかをタスクトレイのアイコンで知らせてくれるツールです。
snow様のサイト(雪の降る街)の"Down Load"のところからダウンロードできます。Jornada680/690用をダウンロードし、LZHファイル内のCFCHECK.exeをCFかActiveSync経由でJornadaにコピーします。ショートカットを作成してスタートアップフォルダに入れておくと自動起動するようになり便利です。起動してからCFカードが認識されるまでの間ダイアログを表示して知らせてくれる(設定でOffにもできます)うえ、タスクトレイのアイコンからもCFカードの状態が確認可能です。

Jornada 690にはもともとPocket Outlook、Pocket Office、ボイスレコーダ、InkWriter(手書きメモ)などのアプリケーションがプリインストールされています。これに加え今回3回に分けて紹介したアプリケーションをインストールすれば十分使えそうですね。もちろんクラウドと同期させるなどということは困難ですが、用途を限れば特に問題はないでしょう。テキスト入力マシンとしての使いやすさやバッテリの持ちなどについて、N-08Bとも比較しながら使っていこうと思います。
1. Ruby Reader
フリーの電子書籍、「青空文庫」のふりがなつきテキストファイルにも対応したテキストリーダーです。読みかけのテキストについては続きから読むことが可能です。
RubyReaderサポートページからRubyReader 1.5.4のSH3版をダウンロードし、LZHファイル内のRubyReader.exeをCFかActiveSync経由でJornadaにコピーします。(2.01でもよいのですが、こちらはシェアウェアとなっています。作者様はWindows 8版の開発もされており、現在もサポートはされているかと思いますので、より高機能なものがよければ2.01を試してみてもよいと思います。)

2. nPOP
Pocket Outlookは重いので、Jornadaでメールを送受信するには別のメーラーを入れたほうがよい場合があります。このnPOPはPOP3対応のメーラーのひとつですが、Pocket PostPetでも使用していことがあるのでこれを選びました。複数アカウントに対応しており、動作は軽快です。ただし、Exchange ActivesyncやIMAPには対応していませんので、Windows Live MailやGmailは使用できません。
公式サイトからダウンロードできます。"Windows CE 2.11以上 (MIPS, SH-3, SH-4, StrongARM)"をダウンロードし、ZIPファイル内のSH3フォルダにあるnPOP.exeをCFかActiveSync経由でJornadaにコピーします。

3. CFチェック
Windows CE 2.11はサスペンドの状態から起動してからCFなどのメモリカードを認識するのに時間がかかりますが、正しく認識されていないうちにアクセスしようとするとメモリカードの名前がころころ変わったりして色々と不具合が起こります。これをさけるため、CFが正しく認識されているかどうかをタスクトレイのアイコンで知らせてくれるツールです。
snow様のサイト(雪の降る街)の"Down Load"のところからダウンロードできます。Jornada680/690用をダウンロードし、LZHファイル内のCFCHECK.exeをCFかActiveSync経由でJornadaにコピーします。ショートカットを作成してスタートアップフォルダに入れておくと自動起動するようになり便利です。起動してからCFカードが認識されるまでの間ダイアログを表示して知らせてくれる(設定でOffにもできます)うえ、タスクトレイのアイコンからもCFカードの状態が確認可能です。

Jornada 690にはもともとPocket Outlook、Pocket Office、ボイスレコーダ、InkWriter(手書きメモ)などのアプリケーションがプリインストールされています。これに加え今回3回に分けて紹介したアプリケーションをインストールすれば十分使えそうですね。もちろんクラウドと同期させるなどということは困難ですが、用途を限れば特に問題はないでしょう。テキスト入力マシンとしての使いやすさやバッテリの持ちなどについて、N-08Bとも比較しながら使っていこうと思います。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
Jornada 690おすすめアプリ(2)
今日も前回に引き続き、Jornadaに対応するアプリケーションを紹介します。
1. SuperEditor F99 Lite
フリーのスクリーンエディタです。Windows CE用のエディタとしてはPocket WZが有名ですが、残念ながら現在は手に入らないため、こちらをダウンロードしてみました。
Vectorからダウンロードし、LZHファイルを解凍してできたsece101.exeをActiveSyncのインストールされたPCで、Jornadaを接続してから実行するとインストールされます。

2. TascalRegEdit
コントロールパネルからは変更できないカスタマイズを行うためにはレジストリを操作する必要がありますす。しかし、デスクトップPC用のWindowsにはレジストリエディタが標準で搭載されていますが、Windows CEにはありません。そこで、フリーのレジストリエディタを使用することになりますが、その中では最も有名なもののひとつがこれだと思います。
Vectorから"TascalRegEdit(Handheld PC版)0.82"をダウンロードし、ZIPファイルを解凍してできたファイルの中で、TRE.SH3.CABがJornada対応版になりますので、このファイルをActiveSyncまたはCF経由でJornaraにコピーし、ダブルタップして開くとインストールされます。

3. EBPocket
Jornadaには辞書ソフトがプリインストールされていません。せっかく小型のマシンなので、持ち歩くなら電子辞書としても使用したくなりますね。そんなときに利用できるEPWING/電子ブック(EB)対応の検索ソフトです。このソフトは幅広い機種に対応しており、Windows CEの2.11~5.2、Windows、Android、iOSなどにも対応しているのが特徴です。
作者様のサイトからダウンロードし、ZIPアーカイブ内のcabs\EBPocket.HPCPro_SH3.CABがJornada対応版となりますので、このファイルをActiveSyncまたはCF経由でJornaraにコピーし、ダブルタップして開くとインストールされます。辞書ファイルは容量が大きいためCFを使用することになります。Jornadaで動作可能なCFの最大容量は不明(Webでは1GBまでは報告をみかけました)ですが、手持ちの4GBのCFに辞書ファイルをコピーしたところ、問題なく動作しました。(手持ちの電子ブック「辞書パック10」と、EPWING規格の「広辞苑第5版」で動作を確認しました。)

H/PC Pro 3.0 (Windows CE 2.11)は古いOSではありますが、探せば実用的なアプリケーションソフトはまだまだ見つかります。Jornadaはコンパクトでキーボードも打ちやすく、バッテリもそこそこ持つ(互換バッテリも入手可能)ので、ポメラ代わり&電子辞書代わりに便利に使えそうですね。
左側のCFで動作確認しました。右側は互換バッテリーです。使用していますが結構持ちますね。
1. SuperEditor F99 Lite
フリーのスクリーンエディタです。Windows CE用のエディタとしてはPocket WZが有名ですが、残念ながら現在は手に入らないため、こちらをダウンロードしてみました。
Vectorからダウンロードし、LZHファイルを解凍してできたsece101.exeをActiveSyncのインストールされたPCで、Jornadaを接続してから実行するとインストールされます。

2. TascalRegEdit
コントロールパネルからは変更できないカスタマイズを行うためにはレジストリを操作する必要がありますす。しかし、デスクトップPC用のWindowsにはレジストリエディタが標準で搭載されていますが、Windows CEにはありません。そこで、フリーのレジストリエディタを使用することになりますが、その中では最も有名なもののひとつがこれだと思います。
Vectorから"TascalRegEdit(Handheld PC版)0.82"をダウンロードし、ZIPファイルを解凍してできたファイルの中で、TRE.SH3.CABがJornada対応版になりますので、このファイルをActiveSyncまたはCF経由でJornaraにコピーし、ダブルタップして開くとインストールされます。

3. EBPocket
Jornadaには辞書ソフトがプリインストールされていません。せっかく小型のマシンなので、持ち歩くなら電子辞書としても使用したくなりますね。そんなときに利用できるEPWING/電子ブック(EB)対応の検索ソフトです。このソフトは幅広い機種に対応しており、Windows CEの2.11~5.2、Windows、Android、iOSなどにも対応しているのが特徴です。
作者様のサイトからダウンロードし、ZIPアーカイブ内のcabs\EBPocket.HPCPro_SH3.CABがJornada対応版となりますので、このファイルをActiveSyncまたはCF経由でJornaraにコピーし、ダブルタップして開くとインストールされます。辞書ファイルは容量が大きいためCFを使用することになります。Jornadaで動作可能なCFの最大容量は不明(Webでは1GBまでは報告をみかけました)ですが、手持ちの4GBのCFに辞書ファイルをコピーしたところ、問題なく動作しました。(手持ちの電子ブック「辞書パック10」と、EPWING規格の「広辞苑第5版」で動作を確認しました。)

H/PC Pro 3.0 (Windows CE 2.11)は古いOSではありますが、探せば実用的なアプリケーションソフトはまだまだ見つかります。Jornadaはコンパクトでキーボードも打ちやすく、バッテリもそこそこ持つ(互換バッテリも入手可能)ので、ポメラ代わり&電子辞書代わりに便利に使えそうですね。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
左側のCFで動作確認しました。右側は互換バッテリーです。使用していますが結構持ちますね。
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