SHARP ポケコン用カセットテープ CE-153とCE-156の内容

ご無沙汰しております。プライベートがいろいろ忙しく、更新が滞ってしまっておりました。今日は久しぶりにポケコンネタです。

ブログじゃないほうのKyoro's Roomをご覧の方から、SHARPポケコン用かなテープ、CE-156のデータを探しているのですが、というご質問をいただきました。著作権的には問題があるとは思いますが、すでに販売されておらず入手困難であること、探しておられる方がほかにおられるかもしれないことを考慮し、今回はCE-156と、ソフトウェアボード CE-153のプログラムカセットの内容をアップロードすることにいたしました。
内容は、テープ内容をPCで録音したWAVEファイル、Pocket Toolsで変換したバイナリファイル(BASICの場合はイメージファイルとASCIIテキストファイル)、マニュアル(PDFファイル)となっています。各ファイル形式の利用方法などについてはPocket Toolsのマニュアルをご覧ください。

I've uploaded the contents of "Kana Tape" CE-156 and "Software Board" CE-153 cassette tapes below. Wave format sound files, converted binary (or BASIC binary image and source text) files using Pocket Tools, and PDF manuals (in Japanese) are included. Please read the instruction manual of Pocket Tools to use these files.

1. かなテープ (Kana Tape) CE-156
CE-156

 WAVEファイル (Wave File) → Download
 バイナリファイル (Binary File) → Download
 取扱説明書 (Instruction Manual, PDF) → Download

2. ソフトウェアボード (Software Board) CE-153
CE-153

 WAVEファイル (Wave Files) → Download
 バイナリファイル (Binary Files) → Download
 BASICテキストファイル (BASIC source files) → Download
 取扱説明書 (Instruction Manual, PDF) → Download

PC-1500シリーズのポケコンをお持ちの方で、探しておられた方々のお役に立てればと思い公開させていただきましたが、著作権者の方々からの申し入れがあれば速やかに削除いたします。よろしくお願いいたします。
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テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

tag : SHARP ポケットコンピュータ プログラム関数電卓 PC-1500 CE-153 CE-156

SEIKOの腕コン UC-2000

またまた間が空いてしまって申し訳ありません。今日はちょっと古いスマートウォッチを紹介したいと思います。スマートウォッチといえば今はAndroid WearやApple Watchだと思いますが、日本の時計メーカーははるか昔からこの分野に取り組んできた歴史があります。特にSEIKOやCASIOなどは簡単なPDA機能や電卓機能を備えた腕時計を30年以上前から販売してきました。そんな国産スマートウォッチのなかから、今日は1984年に発売された、SEIKOUC-2000を紹介したいと思います。本体はこんな感じで、10桁×4行のドットマトリクスLCDを備えています。
UC-2000 

本体にはメモ機能などが内蔵されていますが、入力するにはキーボードを接続する必要があります。UC-2100というのがそれ専用の小型キーボードになりますが、今回手に入れたのは大型のUC-2200というもの。キーボードと時計本体は今でいうNFCのように、キーボードの上に本体を載せることによって通信するようになっています。とはいえ、おそらくは単に本体、キーボードの両方にコイルが内蔵されているような構造なのではないかと思います。
コントローラにセット

このUC-2200には実は本体とは独立した8bit CPUが内蔵されており(本体側のCPUは4bitとのことです)、BASICのプログラムを入力・実行することが可能です。ただし、この場合はあくまでも本体側は単なるディスプレイとして動作しているだけであり、ここで入力したプログラムが時計本体のみでも実行できるというわけではありません。
BASIC起動

実際に本体とUC-2200を接続してBASICを起動したところ。

動作したので喜んでいたのですが、なぜか電源をOFFにしても本体裏側の一部が熱くなるという現象が発生したため、内部を点検することにしました。左上のチップがZ80互換CPUであるTMPZ84C01です。そのほかにはRAM、ロジックIC、プリンタ駆動用のトランジスタアレイなどが見えます。
内部

熱くなっていたのはこの2つの電解コンデンサのうちの一つでした。どうやらショートしてしまっていたようです。
故障したコンデンサ

新品のコンデンサに交換。ところが、このときにトラブル発生…。半田ごての先をプリンタモジュールのプラスチック製のギアに触れてしまい、融けて動作しなくなってしまいました。
コンデンサ交換済み

使用されているプリンタモジュールはSEIKOの関連会社である第二精工舎のMTP-201というもの。なんかどっかで見たような形ですね…。
プリンタユニットMTP-201

実はSHARPのポケコン用プリンタCE-125に採用されているものと同型でした。ジャンクのCE-125から補修用部品として取り外して保管してあったものを引っ張り出して交換を試みました。
プリンタ交換

交換は無事成功。印刷動作も問題ありませんでした。プリンタが同じ型だということは当然用紙も同じということになりますね。SHARPのEA-1250Pで問題ないと思われます。なんとEA-1250Pは現行製品であり、SHARPの公式通販サイトで現在も購入可能です。
印刷したところ

このUC-2000/2200ですが、海外の方が自力で解析して作成したマニュアルがあるようです。メモ機能の使い方、BASIC言語のリファレンスなどもあり、とりあえずこれを参照すればある程度活用することができるのではないでしょうか。(こちらでダウンロードできます) UC-2200は比較的レアな製品と思われますが、注意して見ているとオークションにたまに出品があります。興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。

テーマ : スマートウォッチ
ジャンル : 携帯電話・PHS

tag : ポケットコンピュータ SEIKO UC-2000 UC-2200 腕コン スマートウォッチ

SHARP PC-1246

本日もポケコンを紹介します。SHARPPC-1246は、ベストセラーとなった入門機PC-1245の後継機種として1984年に発売されました。CPUはそれまでの8bit CPU SC61860に代えて4 bitのSC61720を採用し、処理速度が向上している一方で機械語が利用できない(PEEK, POKEはあるがCALLが使用できない)などの短所もあり、賛否両論のある機種であったようです。メモリはPC-1245とほぼ同じ2KBのRAMを内蔵していますが、互換性のある実行専用機のPC-1270と異なり増設はできません。
PC-1246

今回入手したものは元箱とマニュアルも付属していました。
PC-1246 セット内容

実行専用機のPC-1270(上)と並べてみました。当然のことながらデザインは似ていますね。
PC-1246 & PC-1270

裏側。PC-1270(上)にはRAMカードスロットがついていますが、PC-1246にはありません。
PC-1246 & PC-1270 (裏)

裏ぶたを外したところ。内部構造はかなり違っていそうですね。PC-1270の筐体はPA-500と共用しているのか、下のほうにシートキーのケーブルを通す穴と固定するネジがついています。
PC-1246 & PC-1270 (内部)

以前掲載したPA-500の写真。PC-1270と似ていますね。
裏ぶたを外したところ

内部も確認してみました。大きな部品はCPUのSC61720と2KB RAMの6116しかなく、非常にすっきりした印象です。セラミック発振子には"1024K"と書かれていますが、クロックは1MHzということでしょうかPC-1246もPC-1245と同様、低コストモデルのためかメモリ基板が独立していません。
PC-1246 基板

比較のため、こちらはPC-1270の内部です。メモリがRAMカードとして独立しているため、CPU以外にはほとんど部品が載っていません。セラミック発振子は同じく1MHzのようです。
PC-1270 基板

PC-1246は機械語も使えませんしあまり改造の余地もなさそうで、そういう意味ではあまり面白みのない機種かもしれません。ですが、コンパクトで演算速度も速く、デザインも昔のSHARPのポケコンらしい端正なデザインなのでけっこう気に入っています。ちょっとした計算などの目的に実用的に使用するのがよいかもしれませんね。

テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

tag : SHARP ポケットコンピュータ プログラム関数電卓 PC-1246 PC-1270 PA-500

TOSHIBA PASOPIA mini IHC-8000

本日もポケコン紹介です。本日紹介するのは東芝から発売されていたポケコン(東芝では「ハンドヘルドコンピュータ」と呼んでいましたが、サイズ的にはポケコンですね)、IHC-8000です。IHC-8000は「パソピアミニ」とも呼ばれていましたが、同社のデスクトップパソコンであるパソピアシリーズと連携して利用することを想定していたようです(連携とはいってもモニタの共用、シリアルポートでの接続程度ですが…)。CPUは東芝オリジナルのT6808というものが搭載されており、本体内蔵のRAMは4KBとなっています。
IHC-8000

今回入手したものは、プリンタ・インターフェイスユニットのIHP-500とセットになっていました。
IHC-8000 & IHC-500

IHP-500のケース。SHARP CE-150のものと雰囲気が似ていますね。
キャリングケース

IHC-8000の本体側面には増設RAM用と思われるスロットがついています。こちらに12KBまでのRAMを増設し、最大16KBまで利用できたようです。
増設メモリスロット

サイズ的にはSHARPPC-1500に近い大きさとなっています。性能・機能的にもPC-1500シリーズに近い印象で、参考にしたのでしょうか。
IHC-8000 & PC-1500

プリンタ・インターフェイスユニットのIHP-500です。専用ケーブルを用いることで、データレコーダ、シリアルポート(RS-232C)、CRTと接続することが可能となります。
IPH-500

プリンタは感熱式となっています。
プリンタ部

IHP-500の後面にデータレコーダ、ドットプリンタ、RS-232C、CRTの接続端子が並んでいます。残念ながら端子接続がわかりませんので利用のしようがありませんが…。マイナーな機種なので、webで検索してもサービスマニュアルなどはヒットしませんでした。
IHP-500後面のコネクタ

この機種はPC-1500発売の翌年に発売されたようで、RS-232C接続が可能なこと、当時としては大容量な最大16KBもRAM容量など、PC-1500のスペックを意識しているのではないかと思われる点もいくつかあります。拡張性の高いハイエンドモデルと思われますが、定価が54,800円とポケコンとしては比較的高価(ちなみにPC-1500は59,800円でした)なこともあり、さほど売れなかったのではないでしょうか。

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CASIOの実行専用ポケコンPD-700Bを手に入れてみましたが…。

本日は久しぶりにポケコンのネタにしようと思います。CASIOの実行専用ポケコンとしては、以前紹介したPD-200PB-240の実行専用バージョンということが判明していますが、それ以降に発売されたPD-700/1000/2000については全く情報がありません。そこで、オークションで比較的安価に出品されていたPD-700Bというものを落札してみました。
PD-700B

まずは外観から…。本体上部にはPB-1000FX-870Pなどと似た形状の30pinコネクタが付いています。残念ながらピン接続不明なので、PB-1000, FX-870Pのどちらかと互換性があるのかどうか、あるいはまったく互換性がないのか、もまったくわかりません。
上面

本体裏側にはROMカードスロットがついています。こちらに専用のアプリケーションROMカードを入れることで、電池が切れてもプログラムが消えないようになっていたのでしょうか。
裏側

残念ながら今回入手したものは電池を入れ替えても動作しませんでした。そこで、分解して内部を調べてみることにしました。裏ぶたを外すとメイン基板が見えます。こちら側にはHD44352というチップがひとつだけ載っていました。
メイン基板裏側

キーボード、液晶表示部。液晶の下のプログラム名などを入れる部分はSHARPの電子手帳と同じようなタッチパネルになっているようです。
表示部

メイン基板の表側。上方にHD44353というチップがあります。HD44532とペアでLCDコントローラとして使用されているものでしょうか。(ドイツ語ですが、こちらに関連する記事がありました。グラフ関数電卓fx-8000Gにも同じものが使用されているようですね。)
真ん中にあるHD62034というのが型番からするとCPUの可能性が高いと思います。FX-870PPB-1000のHD61700、FX-860PvcFX-603PのHD62002のいずれとも異なる型番であり、CASIOの他のポケコンとのアーキテクチャ上の共通点は全くなさそうです。
下方にはメモリチップが3つ載っています。TC531000というものはFX-870Pに用いられているものと同じマスクROMであり、容量は1Mbit(=128KB)です。その下の2つは62256相当品のRAMと思われるので、内蔵RAM容量は64KBということになるます。
メイン基板表側

というわけで、アーキテクチャは他のポケコンとは全く異なっているようですので、開発にはPD-1000/2000などと同様に専用のツールが必要となりそうですね。30pinコネクタも他のポケコンのものと互換性があるかどうか不明ですし、個人でプログラム開発を行うのは困難と思われました。このあたり、SHARPと比べるとCASIO実行専用機はハードルが高そうです。

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tag : ポケットコンピュータ プログラム関数電卓 CASIO 実行専用機 PD-700B

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