SHARP 電子システム手帳 PA-L1

今日からは久しぶりにSHARPの古い電子手帳を紹介していきます。本日の機種は少しマイナーな機種と思われるPA-L1です。この機種はwebで検索してもあまりヒットするサイトがなく、不明な点が多いです。機能的にはPA-X3に近いと思われ、時計内蔵、漢字辞書搭載、5行表示可能となっていますが、カードスロットは搭載していません。他の機種と同様に手帳型をしていますが、右側(カバー側)にはキーがなく、小型のキーがびっしりと本体に並んでいるデザインとなっています。プラスチック製の筐体は雰囲気としては比較的最近の関数電卓や実行専用ポケコン(PC-V510, PC-V220など)に似た印象です。内蔵メモリはマニュアルによると32KBとのことです。分解が難しそうだったのでCPUは確認できていませんが、おそらくSC61860(ESR-H)でしょう。SC61720という可能性も完全には捨てきれませんが…。
PA-L1

カバーを閉じたところ。
カバー外側

側面には他の電子手帳と同様、4ピンコネクタがついており、オプションのプリンタ・カセットインターフェースCE-50PやPCと接続したり、他の電子手帳とのデータのやり取りができるようになっています。
4ピンコネクタ

液晶画面。PA-X1などに比べるとコントラストが低いものになっています。
液晶画面

電池は、動作用電池、バックアップ電池ともにCR2025を使用するようになっています。
電池室

この機種の特徴(LCDのコントラストが低い、カバー側にキーがない、カードの非対応)の多くがコストダウン目的なのではないかと考えると、おそらくPA-X3の廉価版(=PA-6500の後継?)として発売されたのではないかと思われますが、電子手帳の歴史に比較的詳しい「シャープ電子手帳の歴史」さんにも記載がなく、詳細は不明です。本体やマニュアルをみても製造や発売の年月を示すものがなく、発売年も不明です。ICカードは使用できませんので機能は限られてきますが、時計・カレンダー・漢字辞書つきの電卓と考えれば、用途を限れば充分使用できるのではないでしょうか。
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Lumia 820でのネットワークサービスの使い勝手は?

スマートフォンを日常的に利用するためには、キャリアの提供するネットワークサービスや、いろいろなWebサービスを快適に利用できるかどうかが重要となってくると思います。そこで、今日は、Nokia Lumia 820でいろいろなサービスを利用してみた感想を書いてみたいと思います。

1. docomoの留守番電話サービス
電話アプリを起動すると、左下にカセットテープのマークのボタンがあります。このボタンは留守番電話のメッセージを再生するためのものですが、初回起動時には留守番電話サービスセンターに接続するための番号の入力を求められます。docomoであれば"1417"を入力します。
留守電サービス電話番号の設定

試しにメッセージを録音してみました。ロック画面の上方には新規メッセージを通知するためのSMSが、下方には不在着信の件数と、メッセージが録音されていることを示すアイコンが表示されます。
ロック画面の留守電表示

スタート画面の電話アプリのライブタイルにも同様に表示されます。
スタート画面の留守電表示

メッセージアプリでSMSを確認したところ。当然ですがXperiaなどとまったく同じです。日付が5/26なのがよくわかりませんが…。
SMS表示

再生操作は先ほど設定した電話アプリのボタンから行えますが、呼出時間などのその他の設定は"1419"などそれぞれの番号に発信する必要があります。よく利用する番号は電話帳に登録しておけばさほど不便ではないでしょう。

2. 迷惑電話ストップサービス
日本のキャリアから販売されている携帯やスマホには、着信拒否の機能がついていますが、海外モデルではiPhoneも含めそのような機能がついていないものがほとんどです。海外では迷惑電話は少ないのでしょうか…?
幸い、docomoは「迷惑電話ストップサービス」を無料で提供してくれていますので、これで代用することになります。使い方は簡単で、"144"に発信してメッセージに従うだけです。最大登録件数は30件で、最後に着信した番号を登録することも簡単にできます。ちなみに下の画像の一番下のあえてモザイクをかけていない番号は迷惑電話(不動産のセールス)です。もちろん真っ先に登録したのはいうまでもありません。しかし、こういう業者はいったいどこで番号を入手するのでしょうかねえ。
迷惑電話ストップサービス

3. dメニュー
dメニュー自体はWi-Fi専用のdtabなどでも利用できるようになっており、アクセス制限はかかっていません。認証はdocomo IDとパスワードで行うようになっているため、Lumia 820のInternet Explorerからでも利用が可能です。もちろん中には利用できないサービスもあるでしょうが…。
dメニュー

ログインしたらSPモードメールの設定などもできました。LumiaからでもiモードメールとSPモードメールの入れ替えなどが可能なので便利ですね。
SPモードメール設定画面

4. ノキアアカウントとノキアメール
ここからはdocomo以外の提供するサービスとなります。設定アプリの「Nokiaアカウント」というものを選ぶと、日本からでもアカウントを作成することができます。アカウント管理のためのサイトは初期状態では当然英語なのですが、言語で日本語が選べるようになっています。ノキアは日本市場への再参入も考えているということなのでしょうか…(だといいなという願望でもありますが…)。
ノキアアカウントを作成し、ユーザーネームを設定すると、"ユーザーネーム"@nokiamail.com というメールアドレスを作成することができます。これがノキアメールです。ノキアアカウントの設定完了後にノキアメールのサイトにアクセスすると作成されます。このノキアメールはアメリカのYahoo!メールのインフラを利用しているようであり、通常のIMAPでのアクセスが可能です。
Nokiaメールのサイト

5. EPARK
携帯でレストランなどの順番予約が取れる便利なサービスです。登録にはキャリアメールのアドレスが必要なのでキャリアから販売されている機種で登録するのが無難ですが、登録してしまえばLumiaでも利用できました。ただ、なぜか画面中央付近の「マイショップ」「お店を探す」のタブをタップしても効きません。
EPARK マイページ

この問題を回避するには、いったん店名をタップして開き、画面左上の「すべてのジャンル」をタップすると検索結果一覧が開くので、一番下の「再検索」をタップすれば無事に検索画面にたどり着けます。このページをブックマークしておくとよいかもしれませんね。
EPARK 検索画面

いろいろなサービスを利用してみて、Lumia 820でもそれなりに便利に利用できそうだという感触を得ました。ただ、何度も書いているようにLumiaは技適を通していませんので、日常的に使用するのは電波法違反になってしまう可能性があります。はやく国内で技適を通したSIMロックフリーのWindows Phoneが発売されるといいなと思いました。
これでLumia導入シリーズはいったん終了としますが、今後はアプリの紹介などを適宜行っていきたいと思います。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。
※また、Lumia 820には技適マークがついていません。このブログの目的はあくまでも研究であり、技適マークのない端末の利用をお勧めするものではありません。

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Lumia 820用のアクセサリを買ってみました

現在、Nokia Lumia 820をテストのため持ち歩いていますが、いざ持ち歩くとなると保護のためのケースや液晶フィルムなどが欲しくなります。しかし、国内販売されていないモデルなので、手に入るものも限られてきます。で、まず最初に買ってみたのがこちらのノーブランドの「スモークシリコンケース&液晶保護フィルムSet」です。Amazonで1,780円で購入しました。
スモークシリコンケース&液晶保護フィルムSet

中には簡単な説明書とオマケのステッカーやストラップ、手書きのメッセージが入っていました。お店の方の人柄が感じられますね。
説明書など

ケース自体はこんな感じで、少し暗めのスモークになっています。シリコンなので適度にやわらかく、落としたときの衝撃を和らげてくれそうな感じです。右側はセットの液晶保護フィルム。
ケーズ本体と液晶保護フィルム

装着したところ。スモークなので暗い感じになってしまいました。せっかくのビビッドなシアンが目立たなくなってしまったのが残念ですね。本体へのフィット感はよいので、ものとしては悪くないと思うのですが、これを使用するならブラック、グレー、ホワイトなどのモノトーン系のカラーのモデルにすべきでしょう。ちなみにこのケースを装着した状態でもQiによる充電(docomoの充電器使用)は問題なくできました。
装着したところ

液晶保護フィルムを貼ったところ。このフィルムは厚さに微妙にムラがあるのか、光を反射させてみるとニュートンリングのような虹色の模様が見えてしまいます。液晶保護フィルムは実は他にも入手してあるので、また機会があれば貼りなおしてみようと思いますが、日常の使用には支障がないので当分はこのまま使用することにします。
フィルムを貼ったところ

次に試したケースがこちらです。"Case-Mate Nokia Lumia 820 Barely There Case, Clear"というもので、がうがうで1,980円で購入しました。
クリアケースCase-Mate Nokia Lumia 820 Barely There Case, Clear

装着したところ。こちらはハードタイプのケースになるため落下時の衝撃を和らげる効果は低いかもしれませんが、本体の色合いがよく映えていい感じですね。
装着したところ

裏側。Qi対応リアカバーは光沢がなくちょっと安っぽい感じがしてしまうのですが、このカバーをつけると光沢感が出てよいですね。
裏面

上下の側面はカバーされていないので、このあたりは少し傷がつきやすいかもしれません。
側面

ちなみにこちらでもQiの充電は問題ありませんでした。総合的に見てこちらのケースのほうが気に入ったので、しばらくこのまま利用してみようと思います。

Amazonで購入可能なケースです。



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モバセクを利用してみました

DocotenからOutlook.comメールへの転送がうまくいかなかったため今度は「モバセク」を利用してみました。モバセクではiモード.netからのメール転送はベータ版扱いで、現在のところは無料で利用できます。
モバセク

会員登録したら、まずはiモード.netの設定をします。モバセクではこのように、返信・送信用に専用のアドレスを用意することで、任意のアドレス・任意のメーラーからの送信でもiモードからの送信に見せる(実際にiモード.net経由での送信なので、偽装しているわけではありません)ことが可能です。
iモード.netの設定

次に、送信先アドレスを設定します。今回もLumia 820での利用を試すため、Outlook.comのアドレスを設定しました。
転送先の設定

これで基本的には利用可能となりますが、さらにいろいろな設定が可能です。これは転送日時やiモードメールチェック間隔の設定。このほかに、件名、送信元アドレス、宛先アドレスなどの条件でのフィルタリングが可能です。
転送日時設定

受信メールの形式の設定。
受信メール形式の設定

送信メールの形式の設定。無料版のため転送される受信メールには必ず広告が入りますが、iモードから送信するメールの広告(内容はモバセクの勧誘)は入れない設定が可能です。
メール形式の設定

設定完了後、試しに送信してみましたが、当初はOutlook.comメールの迷惑メールフォルダに配信されてしまいました。これはOutlook.comの「差出人セーフリスト」に"@mobaseku.net"を登録することで回避できます。
セーフリスト設定

ちなみに転送されたメールは下記のような感じになります。本文に挿入されるヘッダ内容については上記のように設定で変更が可能です。

------------------以下がメールの内容です------------------
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http://px.moba8.net/svt/~
=====
Sb: モバセクです
-----
Dt: 6/20 12:36
Fm: xxxx.yyyy@nifty.com
To: wwww.zzzz@docomo.ne.jp
=====

モバセクを利用したメール転送のテストです。
------------------メールの内容終わり------------------

実際に使用してみると、転送間隔を「随時」に設定してあっても最大15分程度のタイムラグがあることがありました。また、絵文字は"?"に化けてしまいます。絵文字を使用したい場合には直接Internet Explorerでiモード.netにアクセスして利用するしか方法がないと思われます(モバイルモードでもきちんと表示されることを確認しました)。

いろいろと制限はありますが、現状ではLumia 820でドコモのキャリアメールを利用する方法はこれぐらいしかないと思われますので、しばらくこれで運用してみたいと思います。(あとはimotenを利用して自分でサーバーを運用するしかなさそうです…)

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。
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Docotenを利用してみましたが…

キャリアメールが利用できないLumia 820ですが、iモード.netからメールを転送してくれるサービスがないものか検索してみたところ、"Docoten"というのをみつけました。今月いっぱいはサービス無料とのことで、試しに登録してみました。
Docoten

転送先のメールとしてはやはりpushメールにするのが望ましいのですが、Lumiaでpush通知されるメールはExchange Activesync(EAS)対応のメールのみです。これまで何度も愚痴ってきたようにGmailはEAS対応をやめてしまったため、現状ではOutlook.comのメール(以前の名称だとWindows LiveまたはHotmail)しか選択肢がありません。(infoseekメールなど、Outlook.comのインフラを利用しているものも含む)

さっそくDocotenの設定をし、iモードメールがOutlook.comに転送されるように設定してみましたが、まったく転送される気配がありません(迷惑メールフォルダにも配信されません)。試しに転送先をGmailに変えると転送されます。Outlook.com側ではじかれているのかとも思い、迷惑メールの設定も見直してみました。とはいってもOutlook.comではあまり設定するところがなく、迷惑メール設定を完全を切ることができないため、問題の切り分けも困難でした。宛先が"xxxx@docomo.ne.jp"となっているのが悪いのかと思い、「受信許可メーリングリスト」の設定でiモードメールのアドレスを登録してみましたが、効果がありませんでした。どうやらDocotenとOutlook.comの相性があまりよくないようですね。
Outlook.comメール メーリングリスト設定

というわけで今回の実験は失敗です。次はモバセクを試してみようと思います。

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Nokia Lumia 820でOCNモバイル エントリーd LTE

Nokia Lumia 820で3G通信ができるようになりましたが、キャリアメールが受信できないので不便です。この点についてはいろいろ試行錯誤中なので、いい方法が見つかるまでの間はやはりdocomoのSIMはXperia SXに差して使用したいところです。そこで、とりあえずLumia用にはデータ通信専用のSIMを利用してみることにしました。Lumiaで不要になればSony Tablet Sなどでも利用できそうですしね。

docomoのMVNO(私の場合はSony Tablet Sなどでの利用も考えているため、docomoのSIMであることが条件です)で安価なデータ通信プランを提供しているプロバイダはいくつかありますが、今回選んでみたのはOCNの「モバイル エントリーd LTE」というものです。月額980円で定額データ通信が可能で、1日当たり30MBまではHSDPA/LTEが速度制限なしで利用でき、30MBを超えた場合は、日付が変わるまでは200Kbpsに制限されるというもので、最近多くなってきた980円の定額サービスの中では比較的条件がよいと思います。

利用手順は下記の通りです。
1. SIMを購入する。(AmazonNTT-X Store楽天市場で購入可能です)
 Lumiaで使用するためにはマイクロSIMを選択する必要があります。
2. 申し込みサイトにアクセスして申し込む。
 有料のオプションサービスはすべて「利用しない」でOK。OCNのメールアドレスは自動的に1つもらえる。
 ちなみに申し込みにはクレジットカードが必須です。
3. 発行されたIDとパスワードを電話機のAPN設定で入力する。
以上の手順で比較的すぐに利用できるようになります。

届いたSIMのパッケージ。
SIMのパッケージ

このように台紙から切り離して使用します。通話はできないのですが、いちおう080-xxxxxxxxという電話番号が割り当てられているようです。
開けたところ

APNの設定は「設定」アプリの「access point」で行います。ファームウェアのバージョンによっては認証方式を選択できる場合があり、その場合は"CHAP"を選ぶとよいようですが、私のLumiaにはその設定はありませんでした。

原理的には以上の設定で動作するはずなのですが、どうもLumiaの場合はデータ通信専用SIMだと接続が不安定になりやすいようで、特に最初はなかなか電波を掴んでくれないことも多いようです。電波を掴まない場合は、これから書くことをいろいろ試してみるとよいようです。

ダイヤル発信画面で、「##3282」とダイヤルし、「発信」をタップします。
##3282

"field test"というテスト用の画面が起動します。
field test画面(1)

利用したい通信方式を選択(3G/LTEで使用する場合は"LTE-WCDMA Neighbors")します。おそらくこの画面は通信状態を診断・表示しているのではないかと思われます。
field test画面(2)

"settings"をタップして設定画面を表示します。ここで"Toggle ENS"をONにします。"Network type"のメニューでLTEのON/OFFを切り替えることができるようです。
field test設定画面

再起動後、無事にLTEでつながりました。アンテナマークの横の"L"がLTE接続であることを示しています。ファームウェアのバージョンによっては"4G"表示となる場合もあるようです。ちなみにLTE対応のデータ通信専用SIMを利用している場合は、3G接続となった場合は圏外表示になってしまいます。これはLumiaの仕様のようでどうにもなりませんが、圏外表示であっても3Gの電波を掴んでおればデータ通信自体は可能なことが多いです。
ロック画面

大体は以上の手順で使えると思いますが、どうしてもうまくいかない場合はいったん地域設定を「米国」に変更してから「日本」に設定しなおすといいとの報告もあります。いずれにせよやはり通話可能なSIMよりは不安定な印象はぬぐえません。何とか利用はできているのでよしとしようとは思いますが…。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。
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ジャンル : 携帯電話・PHS

tag : スマートフォンWindowsPhoneNokiaLumia820OCN

Nokia Lumia 820でdocomoのSIMを利用する

Wi-Fi運用してきたLumia 820ですが、やはりどうせなら3G(あるいはLTE)回線で使用してみたいですね。ことあるごとに「SIMがない!」と警告されるのもうっとうしいですし…。ということで、今回はXperia SXで使用しているLTE(Xi)のSIMを差してみることにしました。

リアカバーをあけ、電池を外すとSIMスロットとmicroSDスロットがあります。
SIMスロットとmicroSDスロット

カードをセットして電池とリアカバーをもとに戻します。ついでにカバーをQi充電対応のものに交換してみました。ちなみにLumia 820のリアカバーはXperia SXなどのものより開閉しにくく、日常的に電池やSIMを交換しながら使用するのは大変そうです。もともとLumiaシリーズは電池が交換できないものも多いので、普段は開閉しないというスタンスなのでしょうね。
Qi充電カバーをセットしたところ

手持ちのQi対応充電器(SH-02Dの付属品)に乗せてみましたが、ちゃんと充電されました。ただ、充電中は本体がかなり熱くなりますが、これは仕様なのでしょうか…!?
Qiで充電中

携帯を起動したら、まずはワイヤレスネットワークの選択です。私の場合は当然"NTT DOCOMO"を使用します(通常は自動認識されると思いますが、電波の掴みが悪い場合は手動で再検索するとよいです)。
モバイルワークの設定

ここまでで通話はできるはずですが、データ通信のためにはAPNの設定が必要です。私はmopera Uは契約していないので、N-04Bのところでも用いた@niftyのアクセスポイントで設定してみました。これだとLTEでの通信はできませんが、パケホーダイフラットと@niftyの常時接続を契約していると追加料金が不要なのが魅力です。
@nifty 設定

これで無事に3Gデータ通信ができるようになりました。アンテナマークの横の"H"はHSDPAでの接続を示していると思われます。自宅はXiエリアですが、アクセスポイントがXiに対応していないためHSDPAでの接続になっています。
設定完了後のロック画面

この状態でソフトウェアのアップデートが来ていましたので、アップデートも実行しました。3回ぐらいダウンロード→再起動を繰り返すと最新版になりましたが、途中のバージョンでは通信が不安定になる(アンテナマークの表示が圏外⇔圏内の変化を繰り返す)ことがありました。最新版にしてからは安定したので実際に問題となることはないと思いますが、いちおう参考まで…。

これで日常の使用はほぼ問題なくなりました。あとはキャリアメール(****@docomo.ne.jp)が受信できないこと、Gmailがプッシュ受信できないこと(GoogleがExchange Activesync対応をやめてしまい、IMAPでの運用となるため)ぐらいでしょうか。GmailはOutlook.comメールで代用できるのでさほど問題はありませんが、キャリアメールだけは何とかしたいところです。このあたりは今後の研究課題ですね。

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Nokia Lumia 820の初期設定

購入したばかりのNokia Lumia 820の初期設定をしてみましたので、経過を記しておきます。

充電が終わって電源を入れると、「SIMが入っていない」とエラーが表示されますが、セットアップ自体は可能ですので"close"をタップして閉じます。もちろん予めSIMを入れておいてもいいと思います。
SIMエラー

セットアップ開始画面。まだ英語です。
セットアップ開始

言語選択画面。「日本語」もあります。まだフォントは中華フォントですね。
言語選択

無事に日本語になりました。この時点では中華フォントではなくなっています。
日本語になりました

画面のメッセージに従って進めていくと終了します。
セットアップ中

再起動してWi-Fiの設定を行うととりあえず動作するようにはなります。日本語の表示も問題ありませんが、設定画面など一部のアプリは日本語化が不完全であったり、日本語化されていてもなぜか中華フォントだったりします。Windows Phone 8自体が日本語に対応しているとはいえ、日本ではまだ発売されていないことを考えると仕方がないことだと思います。むしろここまで日本語化されているのが驚きですね。
このSSでも一部中華フォントが使用されているのがおわかりでしょうか。ちなみにWindows Phone 8では電源ボタン(Lumia 820では右側中央のボタン)をWindowsキーを同時押しすることでSSが保存されるようになっています。これは機種依存の機能ではなくOS標準の機能なので、機種を問わず利用できるかと思います。
ネットワークプラス設定

ちなみにまだこのままでは日本語の入力ができません。日本語入力用キーボード(IME)が入っていないため、これをダウンロードする必要があります。設定の「キーボード」を開き、「キーボードを追加」からダウンロードできます。ちなみに私が入手したものはサウジアラビア版?なのか、アラビア語のキーボードがプリインストールされていましたが、これは不要なので削除しました。(そういえば、アラビアの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」のアプリなども入っていました。) 先ほどのSSと比較するとわかると思いますが、こちらは中華フォントではないですね。
キーボード(IME)の設定

ここまでの設定で、Wi-Fi経由でのメール(Hotmail/Outlook.comメール)やWebサイトの閲覧、アプリのダウンロードなどはできるようになります。また、Outlook.comカレンダーとLumiaのカレンダーも同期されるようになります。次回はdocomoのSIMを挿入して3G通信を試してみたいと思います。

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ZiiO破損…

最近はもっぱらAngry Birds専用機になりかけていた、CreativeAndroidタブレットZiiOですが、ついに壊してしまいました。どうやら家族が落っことしたらしい…orz
破損したZiiO

このようにLCDの右端にしっかりとひびが入ってしまいました。
LCDのひび

タッチパネルはいちおう反応していますし使えなくはないのですが、破片が保護フィルムを突き破ったりしても危ないので、泣く泣く処分することにしました。思えばこのブログを書き始めるきっかけとなったガジェットでもあるので、ちょっと寂しいですね。Sony Tablet Sを自宅に持って帰って職場用にSurface RTでも買うか…といいたいところではありますが、予算の問題もあるので(Nokia Lumia 820を買ったばかりなので…)、コストパフォーマンスの良いdtabも選択枝にあがるかも…?

激安7インチモデルはまだ売っています。

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ジャンル : コンピュータ

tag : CreativeAndroidタブレットZiiO

Windows Phone 8を衝動買いしてしまいました - Nokia Lumia 820

ここのところ忙しくてブログをさぼりがちなKyoroです(汗)。最近は電卓ネタが多かったのですが、今日は久しぶりにスマートフォンネタです。以前から 気になっていたWindows Phone 8搭載のNokia Lumiaシリーズですが、最近の円安傾向で海外製のスマートフォンやタブレットが値上げされそうな予感(実際にiPadが値上げされましたね)もあり、 思わず衝動買いしてしまいました。買ったのは上から2つ目のモデルであるLumia 820です。スペックはメーカーサイトに記されていますが、いかに簡単にNokia製のWindows Phone 8のスペック比較表を載せておきます(転記ミスがあるかもしれませんが、その場合の責はご容赦ください)。

Lumia 520Lumia 620Lumia 720Lumia 820Lumia 920
大きさ
(mm)
119.9x64.0x9.9115.4x61.1x11.0127.9x67.5x9.0123.8x68.5x9.9130.3x70.8x10.7
重量124g127g128g160g185g
画面4" 800x480
IPS-LCD
3.8" 800x480
LCD
4.3" 800x480
IPS-LCD
4.3" 800x480
AMOLED
4.5" 1280x768
AMOLED
Super-
sensitive
touch
×
Bluetooth3.03.03.03.03.0
Wi-Fi802.1b/g/n802.11a/b/g/n802.11b/g/n802.11a/b/g/n802.11a/b/g/n
NFC×
LTE×××
CPU*Dual Core
1.0GHz
Dual Core
1.0GHz
Dual Core
1.0GHz
Dual Core
1.5GHz
Dual Core
1.5GHz
メモリRAM 512MB
Storage 8GB
RAM 512MB
Storage 8GB
RAM 512MB
Storage 8GB
RAM 1GB
Storage 8GB
RAM 1GB
Storage 32GB
microSDmax 64GBmax 64GBmax 64GBmax 64GB×
メインカメラ500万画素500万画素670万画素870万画素870万画素
PureView××××
LEDフラッシュ×
サブカメラ×30万画素120万画素30万画素120万画素
バッテリ1430mAh
着脱可能
1300mAh
着脱可能
2000mAh
着脱不可
1650mAh
着脱可能
2000mAh
着脱不可
Qi対応××オプションオプション
連続通話時間(3G)9.6h9.9h13.4h8.1h8.1h
連続待ち受け時間360h330h520h360h360h
最安値**17,545円18,799円27,578円28,832円40,746円
*:CPUはすべてSnapdragon S4
**:2013年6月9日時点で、eXpansysでの最安値

Lumiaシリーズを比較するときに迷う理由は、発売開始時期の違いからか、単純に上位モデルだからといって下位モデルよりすべての点で優れているとは限らないところです。私も結局悩んだ末に、お買い得感が高そうなLumia 820を選んでみました。本当はデザイン的にはLumia 920がいいと思ったのですが、かなり価格が違ったので…。Lumia 820はmicroSDが使用できるなどの点でLumia 920に勝っているとこともありますしね。

私が購入したのはLumia 820のホワイトモデルです。本当はシアンが欲しかったのですが、まだ発売されていなかったのでホワイトにしました。Lumia 820はP-01Dと同じくバッテリカバーの交換で色を変えることができるため、後から何とでもなります。そして、Qiによる充電にも興味があったので、Qi充電用のバッテリカバーも一緒に購入しましたが、こちらはシアンにしてみました。価格はeXpansysで延長保証・送料込みで合計4万円弱でした。

注文後ちょうど1週間で届きました。本体の箱、バッテリカバーの箱と、USB充電用のACアダプタが入っています。
箱

箱は手前に引き出すような形で開けます。
開けたところ

本体を取り出すと、下にはACアダプタ(海外仕様の三つ又です)、USBケーブル、イヤフォンが入っていました。真ん中の"i"と書かれた箱には説明書が入っています。
付属品

標準のバッテリカバーは光沢があり、なかなかの質感でした。
Lumia 820裏側

Qi充電用のカバー(右側)と並べてみました。大きさはほとんど同じですが、少しQi充電用カバーのほうが深いようです。Qi充電用カバーはプラスチック感丸出しで少し安っぽいような印象でした。
カバー比較

とりあえず充電しなければどうにもならないため、手持ちの適当なUSB充電器に接続しました。
充電中

今日はとりあえずここまでにして、続きはまた次回以降にでも書きたいと思います。

こちらでも購入可能です。


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fx-140の修理 後編

この間から乾燥させていたfx-140のキーボードの導電性シートですが、一晩乾燥させれば十分ということで、早速組み立ててみました。
組み立て中

全く効かなかった「6」のキーを含め、効きの悪かったキーはすべて普通に押せるようになりました。今回の修理は大成功です。この導電性塗料はいろいろな接触不良の修理に使えそうですね。価格も手ごろなのでお勧めです。
修理完了

さっそく電卓ベンチマークの一環として行っているtan(355/226)を計算してみると…。残念ながら、これまでで最も悪い結果でした。しかも小数点以下がありませんし…。
tan(355/226)

この電卓は残念ながらプログラム電卓ではないので、これまでやってきたような演算速度測定のためのベンチマークは困難です。そこで、69!を計算する時間で比較してみました。これも演算速度の速いものでは計測困難なので、比較的演算速度の遅いEL-512/5002/5103と比較してみることにしました。比較のため、以前計測したsin(1)を10回計算する時間を右側に載せておきます。
機種69!sin(1)×10回
fx-1403.3秒
EL-5121.9秒7.8秒
EL-50022.2秒9.5秒
EL-51032.0秒7.6秒

この結果をもとに直線回帰分析を行ってみると…
ベンチマーク分析グラフ

これから推定されるsin(1)×10回を計算する時間は17.8秒程度と予測され、さらに以前の検討から1~1000までの和を求める時間は611秒程度になるであろうと推定されます(ほんまかいなっ!?)。up-cさんのサイトでこれと同等の演算速度となる機種としてはTI-59などがあるようですが、TI-59は1977年発売、fx-140は1978年発売と、時代的にもほぼ同じで興味深いですね。こんな見方をしてみるのもなかなか面白いのではないかと思います。

さて、今回無事に復活してくれたfx-140ですが、以前両親に買ってもらったときにいろいろ活用していたことが懐かしく思い出されます。これからも時々電源を入れて遊んでみようと思います。

昔はこんな本を読みながら電卓で遊んだものです。

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tag : CASIO関数電卓fx-140銀銅導電塗料タッチアップペンPolycalmPTP-1202G

fx-140の修理 前編

前回紹介したfx-140ですが、「銀銅導電塗料タッチアップペン Polycalm PTP-1202G」が届いたので早速修理を試みることにしました。容器自体は小さく、中に入っている導電性塗料をふたについている細い筆で塗るようになっています。
Polycalm PTP-1202G

これが今回補修するfx-140のキーボードの導電性シートです。このように導電性塗料が剥げています。
補修前の導電性シート

とりあえず全面に塗布してみました。どうしてもムラになってしまいますね。塗った直後は有機溶剤の影響か、シートが丸まってしまいました。
タッチアップペンを塗布したところ

大体乾いたところで、キーボード絶縁用のプレートに合わせてみました。
絶縁プレートに合わせたところ

Webサイトによると硬化乾燥時間は6時間とのことでしたので、このまま重しをのせてしばらく乾燥させることにしました。続きはまた次回にでも。

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CASIOの古い関数電卓、fx-140を手に入れましたが…

以前、私が初めて手にした関数電卓がCASIOのfx-140であるということを書いたことがあると思いますが、先日オークションに出ているのを見つけて懐かしくなってしまい、落札してしまいした。箱、緩衝材、説明書、ソフトケースなど一通りそろっており、外観も比較的よいものだったのですが…。
fx-140

操作してみると効かないキー、効きが悪いキーがいくつかありました。仕方がないので分解して調べてみることにしました。分解するには電池ボックスの中にあるねじを外し、本体両側面に3か所ずつある爪を押して開ける必要があります。すでに以前の所有者が修理を試みたようで、爪をこじ開けたような跡がありました。写真は内部の基板です。HD38111Aというチップが使われています。大きなDIPのICで、その他の部品も表面実装部品ではなく、部品さえあれば個人でも組み立てられそうな程度の集積度ですね。
内部基板

ふと思ったのですが、CASIOの電卓に採用されているHD型番の日立のLSIと、SHARPの電卓に採用されているSC型番のSHARPのLSIですが、同時期に使用されているものは型番が近いように思いますが、偶然でしょうか…? たとえば以下のような感じです。
 HD38111 (fx-140, 1978) vs SC38666 (EL-5002, 1978)
 HD43190 (FX-601P, 1981) vs SC43173 (EL-5103, 1980)
 HD61913 (PB-100, 1982) vs SC61860 (PC-1251, 1982)
 HD62002 (FX-860Pvc, 1987) vs SC62015 (PC-1480U, 1988)
発売年度は不正確かもしれませんが、発売年度が±1年程度の範囲で使用されているLSIの型番の上2~3ケタが大体同じになっているという状況です。メーカーが異なるので単なる偶然という可能性もありますが…。

…とすっかり脱線してしまいましたが、本題に戻ります。キーボード部分は大体こんな構造です。導電性塗料の塗ってあるシートをキーで押さえるようになっています。
キーボード部分

効かないキーの部分のシートを見ると、導電性塗料が剥がれていました。
キーボードの導電性シート

何とか修理するには導電性の塗料を入手すればよさそうです。本格的なものは高価なので、手軽なものはないかと探してみると、GigaWaveの「銀銅導電塗料タッチアップペン Polycalm PTP-1202G」というものを見つけました。安価なのでどうかとも思いましたが、ビンテージもののシンセサイザ、Prophet 600(まったくの余談ですが、CPUにはNECのZ-80相当品を採用しているようです)の修理に使用してうまくいったとのブログ記事を見つけました。早速通販で注文してみましたので、届き次第試してみたいと思います。

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