東芝のFlashAirを買ってみました
ここ最近ブログ記事用の写真をLumia 820で撮ることが多くなってきました。というのもLumia 820などのWindows Phoneでは、既定の設定で写真を撮影するとすぐにSkyDriveにアップロードされるようになっているので、写真をPCに取り込むのが楽だというのが最大の理由です。対照的に出番が減ってきているのが、コンデジのCanon IXY 30Sです。ちょっとした写真ならLumiaで充分きれいにとれますし、もう少しきれいな写真が撮りたければE-PL3を使ってしまうため、使用頻度がぐっと減ってしまいました。世間一般でも同様の傾向となっているようで、スマホのカメラの性能向上(皮肉なことにデジカメにも力を入れているSONYのイメージセンサのおかげだったりするのですが…)やSNSとの連携のしやすさという観点から、コンデジの売り上げは低迷しつつあり、デジカメメーカー各社もミラーレス一眼などに軸足を移しつつあります。また、デジカメにWi-Fiを内蔵したりAndroidを搭載したりしてSNSとの連携をやりやすくするような努力も行われています。
話がちょっとそれてしまいましたが、我が家のIXYも、光学ズームやキセノンフラッシュなど一般的なスマホには備わっていない機能・性能を備えているので、遠くの景色がとりたいときや暗い場所で撮りたいときにはまだまだLumiaより役に立ちます。そこで、ネットワークに接続できないというIXYの弱点を補うために、最近各社から発売されている、Wi-Fi機能内蔵のSDカードを試してみることにしました。今回購入してみたのは、東芝から発売されているFlashAirです。FlashAirには8GB/Class6のモデルと、16GB/Class10のモデルがありますが、今回はお試しということで安価な8GBモデルを選択しました。

試しにPCのSDカードリーダに挿入して中身を確認してみました。ルートフォルダには画像格納用のDCIMフォルダと、カードの設定を行うユーティリティであるFlashAirToolのインストーラが保存されています。

DCIMフォルダにはさらに"100__TSB"というフォルダがあり、ここには画像ファイルが1枚保存されています。この画像は、対応機種において手動でWi-FiをON/OFFする際に用いられます(詳しくは後出)。このファイルはSDカードを初期化すると当然消えてしまいますが、FlashAirToolを用いて初期化することで元に戻すことが可能です。

FlashAirToolは、SDカード内のものを用いてもいいのですができれば東芝のサポートサイトから最新のインストーラをダウンロードして使用するほうがよいと思います。

FlashAirToolをPCにインストールして最初に起動するとネットワーク設定画面になります。ここでSSIDとパスワードを設定します。スマホやタブレットを用いて設定することもできますが、ここでは省略します(マニュアルに書いてあります)。多機能なEye-Fiなどと異なり、FlashAirの動作はアクセスポイントモードでの動作のみとなります。スマホ、ダブレット、PCなどからFlashAirのアクセスポイントにHTTPで接続し、画像の閲覧やダウンロードを行うというシンプルな方式です(FlashAir内部にwebサーバーを持っているというイメージです)。家庭内の無線LANに接続して同一LAN内のPCから画像を閲覧したりすることはできませんので注意が必要です。

Wi-Fiの起動方法を設定することも可能です。「自動起動」にしておくとデジカメの電源を入れると自動的にWi-FiがONになります。この場合、設定時間内に外部機器からの接続がないと自動的にOFFになります。「手動起動」にしておくと、対応機種では手動でON/OFFを切り替えることができるようになります。

さっそくIXY 30Sで試してみることにしました。このデジカメは東芝のサイトでも正式に対応機種として記載があります。

サムネイル表示画面。左上にある画像が手動起動時にWi-FiのON/OFFを切り替えるのに使用されるものです。

手動起動に設定すると、対応している機種ではこの画像の保護のON/OFFでWi-FiのOFF/ON(保護OFFで無線ON)を切り替えることが可能となります。ただし、手動起動の場合はカメラの電源ONで自動起動はされないので、この画像の保護を一旦ONにしてから再度OFFにしなければいけません。また、非対応の機種ではこの機能は利用できず、手動起動ではWi-Fiが一切利用できなくなるため注意が必要です。

iOSやAndroidでは専用のアプリが用意されていますが、ここはあえて対応アプリのないLumia 820で試してみることにしました。Wi-Fi設定を開き、FlashAirに設定したSSIDを探して接続します。

IEを開き、アドレスバーに "http://flashair/" と入力します。

このようにFlashAirのルートフォルダの内容が表示されます。

画像が格納されているフォルダをタップして開くと、サムネイル一覧が表示されます。

サムネイルをタップすると拡大表示されます。この状態で画像を長押しするとダウンロードなどが可能となります。機能としてはシンプルですが、動作も軽く使いやすいと思いました。ちなみにLumiaではこうやってダウンロードされたファイルも自動的にSkyDriveにアップロードされます。

FlashAirのWi-Fiのセキュリティ設定は、カタログスペック上はWEP, WPA, WPA2対応となっているので、PSP(WPA2に非対応)からでも接続可能かどうか試してみましたが、「非対応」と表示されて接続できませんした。私が調べた範囲では、どうやらハードウェア的にはWEP, WPAに対応しているものの、現状ではWPA2から切り替える方法がないようです。

参考までに他のカメラでも試してみました。
OLYMPUS PEN Lite E-PL3:手動起動は動作せず、自動起動はOK。
やや電波強度が弱い印象あり。東芝のサイトでは非対応機種とされています。
iVIS HF M52:手動起動は動作せず、自動起動はOK
もともとWi-Fi内蔵なのであまり意味はなさそうな…。
次回は、Android用のアプリを試してみたいと思います。
話がちょっとそれてしまいましたが、我が家のIXYも、光学ズームやキセノンフラッシュなど一般的なスマホには備わっていない機能・性能を備えているので、遠くの景色がとりたいときや暗い場所で撮りたいときにはまだまだLumiaより役に立ちます。そこで、ネットワークに接続できないというIXYの弱点を補うために、最近各社から発売されている、Wi-Fi機能内蔵のSDカードを試してみることにしました。今回購入してみたのは、東芝から発売されているFlashAirです。FlashAirには8GB/Class6のモデルと、16GB/Class10のモデルがありますが、今回はお試しということで安価な8GBモデルを選択しました。

試しにPCのSDカードリーダに挿入して中身を確認してみました。ルートフォルダには画像格納用のDCIMフォルダと、カードの設定を行うユーティリティであるFlashAirToolのインストーラが保存されています。

DCIMフォルダにはさらに"100__TSB"というフォルダがあり、ここには画像ファイルが1枚保存されています。この画像は、対応機種において手動でWi-FiをON/OFFする際に用いられます(詳しくは後出)。このファイルはSDカードを初期化すると当然消えてしまいますが、FlashAirToolを用いて初期化することで元に戻すことが可能です。

FlashAirToolは、SDカード内のものを用いてもいいのですができれば東芝のサポートサイトから最新のインストーラをダウンロードして使用するほうがよいと思います。

FlashAirToolをPCにインストールして最初に起動するとネットワーク設定画面になります。ここでSSIDとパスワードを設定します。スマホやタブレットを用いて設定することもできますが、ここでは省略します(マニュアルに書いてあります)。多機能なEye-Fiなどと異なり、FlashAirの動作はアクセスポイントモードでの動作のみとなります。スマホ、ダブレット、PCなどからFlashAirのアクセスポイントにHTTPで接続し、画像の閲覧やダウンロードを行うというシンプルな方式です(FlashAir内部にwebサーバーを持っているというイメージです)。家庭内の無線LANに接続して同一LAN内のPCから画像を閲覧したりすることはできませんので注意が必要です。

Wi-Fiの起動方法を設定することも可能です。「自動起動」にしておくとデジカメの電源を入れると自動的にWi-FiがONになります。この場合、設定時間内に外部機器からの接続がないと自動的にOFFになります。「手動起動」にしておくと、対応機種では手動でON/OFFを切り替えることができるようになります。

さっそくIXY 30Sで試してみることにしました。このデジカメは東芝のサイトでも正式に対応機種として記載があります。

サムネイル表示画面。左上にある画像が手動起動時にWi-FiのON/OFFを切り替えるのに使用されるものです。

手動起動に設定すると、対応している機種ではこの画像の保護のON/OFFでWi-FiのOFF/ON(保護OFFで無線ON)を切り替えることが可能となります。ただし、手動起動の場合はカメラの電源ONで自動起動はされないので、この画像の保護を一旦ONにしてから再度OFFにしなければいけません。また、非対応の機種ではこの機能は利用できず、手動起動ではWi-Fiが一切利用できなくなるため注意が必要です。

iOSやAndroidでは専用のアプリが用意されていますが、ここはあえて対応アプリのないLumia 820で試してみることにしました。Wi-Fi設定を開き、FlashAirに設定したSSIDを探して接続します。

IEを開き、アドレスバーに "http://flashair/" と入力します。

このようにFlashAirのルートフォルダの内容が表示されます。

画像が格納されているフォルダをタップして開くと、サムネイル一覧が表示されます。

サムネイルをタップすると拡大表示されます。この状態で画像を長押しするとダウンロードなどが可能となります。機能としてはシンプルですが、動作も軽く使いやすいと思いました。ちなみにLumiaではこうやってダウンロードされたファイルも自動的にSkyDriveにアップロードされます。

FlashAirのWi-Fiのセキュリティ設定は、カタログスペック上はWEP, WPA, WPA2対応となっているので、PSP(WPA2に非対応)からでも接続可能かどうか試してみましたが、「非対応」と表示されて接続できませんした。私が調べた範囲では、どうやらハードウェア的にはWEP, WPAに対応しているものの、現状ではWPA2から切り替える方法がないようです。

参考までに他のカメラでも試してみました。
OLYMPUS PEN Lite E-PL3:手動起動は動作せず、自動起動はOK。
やや電波強度が弱い印象あり。東芝のサイトでは非対応機種とされています。
iVIS HF M52:手動起動は動作せず、自動起動はOK
もともとWi-Fi内蔵なのであまり意味はなさそうな…。
次回は、Android用のアプリを試してみたいと思います。
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