InterLink MP-C304のバックアップ電池の交換

せっかく実用的に利用可能なメインバッテリが付属しているにもかかわらずバックアップ電池が死んでいるInterLink MP-C304ですが、いろいろ検索した情報をもとにバックアップ電池の交換に成功しましたので、簡単に手順を記しておきます。

バックアップ電池を交換するためには、まずは筐体を開ける必要があります。本体の裏面にあるねじをすべて外し(メモリスロットも開けて、中のメモリモジュールも外しておきます)ます。一部のねじはゴム足の下に隠れていますが、これもゴム足をはがして外します。次に、キーボード側を覆っている黒いカバーを外します。このカバーは筐体の下側といくつかの突起や爪でかみ合っているので外すのに少し苦労します。写真は本体左側面にあるくぼみですが、ここにカバー側の突起がはまり込むようになっています。右側にも同様のくぼみがあります。爪のようにしっかりかみ合っているわけではないので、比較的簡単に外れると思います。
シャーシの側面

最も苦労するのはここです。左側のヒンジ部分ですが、しっかり爪でかみ合っています。モジュラージャックがあるためこじ開けにくく、カバー側の引っ掛かり部分を破損してしまいました。
左側の爪(シャーシ側)

こちらが破損してしまったカバー側。結局どのようにしたら壊さずにうまく外せるのかは謎です…。
左側の爪(カバー側)

右側のヒンジにも同じような爪がありますが、こちらは周囲に部品がないため簡単に外れます。
右側の爪(シャーシ側)

こちらがカバー側。
右側の爪(カバー側)

カバーを外すとキーボードとメイン基板が露出します。基板左右にスピーカーケーブルのコネクタがあるのでこれを外し、キーボードと基板を接続しているフラットケーブルのコネクタも外します。
キーボードを外したところ

ようやくバックアップ電池が見えてきました。
電池が見えます

ついでにメイン基板の裏側を覗いてみました。NEC製のLSIが2つ見えますが、右側がCPUのVR4122です。
基板の裏側

これがバックアップ電池ML2430というコイン型リチウム2次電池ですが、液漏れしています。
古いML2430

ML2430先日のタブつきCR2032と同じく稲電機で購入しました。
新しいML2430

ケーブルとコネクタを付け替えます。
接続したところ

絶縁のため自己融着テープで巻いて元の位置に収納します。後は元通り組み立てるだけです。
自己融着テープで絶縁

これで無事にバックアップ電池が回復しました。試しにメインバッテリを抜いてみましたが初期化されることもなくなりました。MP-C304はPocket Officeを搭載していますので、WordやExcelのデータ入力などに活用したいと思います。少なくともLifeTouch NOTEよりは使いやすいと思いますので…。ActiveSyncの環境を再構築したことですし、これからアプリケーションのインストールなどを行っていこうと思います。
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テーマ : 電子工作
ジャンル : コンピュータ

tag : WindowsCEH/PCVictorInterLinkMP-C303MP-C304バックアップ電池ML2430

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