Nokia Lumia 1020を買ってしまいました

冬のボーナスが出たらハイエンドクラスのLumiaを買おうと決めていました。もともとはスマートかつ高性能なLumia 928を狙っていましたが、Verizon専売モデルのためか扱っている業者が少なく、価格が高止まりしている状態です。それに対してより上位機種であるLumia 1020がこのところ安くなってきており、Lumia 928よりも安価に購入できるようになってきたのでポチってしまいました。購入したのは1shopmobileで、$579(+ 送料$30)でした。この店では初期不良2週間以外の補償は一切なく、その補償もアプリをインストールしたが最後、受けられなくなってしまうという罠がありますが、カメラグリップ付のモデルが送られてくるという情報があったので選びました。発送はDHLで思いのほか早く届きました。
届いた荷物

FedExと異なり、関税は受け取り時に支払うようになっています。
伝票

中にはLumia 1020の外箱と、ACアダプタ用の変換プラグが入っていました。
外箱

箱を開けたところ。本体とカメラグリップが入っています。カメラグリップは単体で購入しても結構な価格がすることが多く、しかも最近取扱業者が減ってきているように思うので、これが付属しているだけでかなりお得感がありますね。(HPにはカメラグリップについての記載はないので、現在でも付属しているのかどうかは不明です。)
箱をあけたところ

本体前面のデザインは、Lumia 920などと似た感じです。画面にはゴリラガラスを採用しており、端のほうは少し曲面になっています。
前面

裏面。やはりカメラ部分の存在感がすごいですね。Lumia 1020のホワイトはLumia 820の光沢のあるホワイトと異なり、マットな仕上げになっています。
裏面

側面。カメラ部分が大きいので、このように斜めになってしまいます。
側面

Lumia 1020は裏蓋が開かない(電池交換不可)ので、iPhoneなどと同じようなSIMカードトレイを採用しています。
SIMカードトレイ

Lumia 820
(左) と並べてみました。一回り大きいのがわかります。私も以前は携帯は小型に限ると思っていた時期があり、Xperia SXなどを愛用していましたが、Lumia 820Xperia A(ミクぺリア)を持ち歩くようになってからは大きいのも画面が見やすくていいと思うようになってきました。さすがにファブレットはちょっと辛いかな…。
Lumia 820 & Lumia 1020

カメラグリップ。こちらはバッテリを内蔵しているため、とりあえずは充電ですね。
カメラグリップ

とりあえずXiのSIM(@niftyのアクセスポイント使用なので通信は3Gのみ)で通話・通信が可能であることは確認しました。これから少しずつ試していこうと思います。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。
※また、Lumia 1020には技適マークがついていません。このブログの目的はあくまでも研究であり、技適マークのない端末の利用をお勧めするものではありません。

価格は高めですが、Amazonでも取り扱いがあります。
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SHARP PC-1261

SHARPポケコンシリーズ最終回の今日は、PC-1261です。これは以前紹介したPC-1262とまったく同じスペック(CPUはSC61860 768kHz, RAM 10KB)です。PC-1260/1261がPC-125xの後継機として1984年に発売され、少し後にPC-1261を価格改定して売り出されたものがPC-1262であるとされています。
PC-1261

PC-1260(左)、PC-1261(中央)、PC-1262(右)を並べてみました。当然ながらデザインは似ていますが、PC-1262はモードスイッチ周りの配色が異なっています。1262のみ外観が若干くたびれ気味ですが…。
PC-1260/1261/1262

PC-1261のメモリ基板に興味があったので外してみました。参考までにPC-1260(左)のものとPC-1262(右)のものと並べてみました。他の機種と違い、PC-1261では小型のメモリチップ5個がモールドされて載っています。2KB×5で10KBなのでしょうね。これに対してPC-1260のメモリ基板は6116(2KB)が2個載っていますが、うち一つは6264(8KB)に換装可能な構造をしていますので、ひょっとするとPC-1261でも後期のモデルでは6116(2KB)+6264(8KB)で10KBというものもあったのかもしれません。ちなみにこのPC-1260のメモリ基板はもともと載っていた6116(2KB)を外して62256(32KB)に換装し、うち16KBを利用できるようにしてあります。ただ、BASICで利用できるのは10KBまでなので、ここにある3機種ともBASICのフリーエリアは同じ(9342B)です。
メモリ基板

これでポケコンシリーズはいったん終了です。とはいえ実行専用機やCASIOのモデルなど未紹介のポケコンはまだ何台かありますので、また機会をみて紹介していきたいと思います。

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tag : SHARP ポケットコンピュータ PC-1260 PC-1261 PC-1262

SHARP PC-1212

PC-1280のついでといってはなんですが、最近入手したSHARPのポケコンを少し紹介していきます。本日紹介するのはかなり初期のポケコンであるPC-1212です。この機種は名前からわかる通り、SHARP初のBASICポケコンであるPC-1210/1211の後継機であり、1983年に発売されたようです。PC-1500/1501(1981年)やPC-1250/1251(1982年)よりも後の発売なので、これらの3シリーズの機種が併売されていた時期があったことになります。このPC-1212ですが、メモリ容量などのスペックはPC-1211と全く同じであり、LCDの色のみが変わっています(PC-1210/1211は黄色、PC-1212は灰色)。この変更に伴い液晶漏れの頻度が下がっているのか比較的状態のよい機体が多いようですが、その反面日本国内では発売されたなかったこともあり、オークションなどでの出品もさほど多くはないようです。
PC-1212

海外モデルとはいえ、全く機能的には変更はありません。「¥」記号などもそのまま入力可能です。
¥記号

電池は本来水銀電池MR44(1.35V)を4個使用するのですが、現在では入手困難です。入手可能な電池の中では空気亜鉛電池PR44(1.4V)が形状・電圧の点で似ているので、これを利用するケースが多いようです。ちなみにアルカリ電池のLR44は電圧が高すぎる(1.5V)ので、避けたほうが無難です。
電池はPR44を使用

今回入手したものにはプリンタ/カセットインターフェースのCE-122が付属していました。内蔵電池は死んでいるので交換が必要と思われますが、ACアダプタがないため動作そのものも試せていません。ちなみにwebで検索すると、インクリボンカートリッジはまだ入手可能なようです。
PC-1212 & CE-122

この機種はメモリ容量も少なく、BASICも貧弱で演算速度も激遅です。実用的に使用するならもっと後期のポケコンのほうがよいのでしょうが、デザインに気品が感じられて好きな機種のひとつです。PC-1212を触っていると、中学生のころに家電店でPC-1211を触って憧れていたころのことを思い出してしまいました。せっかく入手できたことですし、大切にしていきたいと思います。

左のカートリッジがCE-122対応とのことです。
まだ試していませんので保証はできませんが…。

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SHARP PC-1280

今回から久しぶりに古いガジェットを紹介しますが、本日は大量ジャンク紹介シリーズのラストとなります。SHARPのポケコンPC-1280は、人気機種であったPC-1260/1261/1262の後継機種として1987年に発売されました。PC-1470U/1475とほぼ同じ仕様のBASICを採用しており、LCDは24桁×2行表示となっています。また、筐体はSHARPのポケコンにしては珍しいクラムシェル型となっています。クラムシェルとはいってもLCD側が微妙に重たいためLCDを立てた状態では安定せず、このように180度開ききって使用することになると思います。
PC-1280

閉じたところ。
閉じたところ

PC-12xxシリーズ(実行専用機を除く)にしては珍しく電卓モードを備えています。ただし、関数は使えないようです。
電卓モード

この機種は、以前紹介した実行専用機PC-1285の汎用バージョンとなります。色は違いますが外観は似ています。
PC-1280とPC-1285

PC-1280とPC-1285 (閉じたところ)

PC-1260とも並べてみました。PC-1280のキーボード部分の大きさ、厚さがちょうどPC-1260と同じぐらいです。
PC-1260とPC-1280

PC-1285は本体内にRAMを内蔵していないのに対し、PC-1280は8KBのRAMを内蔵しています。その関係上、PC-1285では省略されているバックアップ電池が必要となります。RAMカードはどちらも同様に利用できます。
裏ぶたを外したところ

この機種はPC-12xxシリーズの最終モデルとなりますが、現在でも非常に人気が高く、オークションでも常に高値がつきます。私が入手したものは外観は悪い(セロハンテープの跡が消えない… なんであんなところに貼ったんだろう…?)ですが、動作は全く問題なく、ジャンクとして安価に手に入ったので満足していますし、大切に使用していきたいと思います。

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Lumiaでドコモメールを使ってみました

先日、いよいよドコモメールIMAP対応となりました。つまりはパソコンや海外携帯などでも普通にキャリアメールの送受信ができる(絵文字やプッシュ通知への対応は困難ですが…)ということになります。早速Lumiaでうまくいくかどうか試してみることにしました。私の場合は現在のキャリアメールはドコモメールではなくspモードメールなので、まずはこれをドコモメールに切り替える必要があります。この操作にはドコモメール対応機種が必要ですので、私はSO-04E(ミクぺリア)を利用することにしました。SO-04Eにプリインストールされているキャリアメールアプリはspモードメールアプリなので、まずはこれをドコモメールアプリにアップデートする必要があります。アップデート操作は少しわかりにくかったので、以下にその手順を示します。

「設定」アプリの「ドコモサービス」-「アプリケーション管理」を開きます。
アプリケーション管理


「アップデート一覧」を開くとその中に「ドコモメール」というのが見つかるはずです。これをインストールして実行すると自動的にspモードメールからdocomoメールに切り替わります。
アップデート一覧


次に、PCなどのデバイスからのIMAPアクセスを可能にするために、docomo IDでのメールサーバへのログインを許可する必要があります。ドコモメールアプリの「メール設定」から「ドコモメール設定サイト」を開きます。
ドコモメール設定

「docomo ID利用設定確認」を開き、docomo IDの利用を許可します。
ドコモメール設定サイト

docomo ID利用設定(1)

docomo ID利用設定(2)

これでサーバー側の設定は完了です。あとはクライアント(今回はLumia)の設定を行います。メールアプリを開き、アカウントを追加しますが、ここで「その他のアカウント」を選んでしまうと失敗してしまいます。必ず「詳細構成」を選んでください。アカウントの種類には「インターネットメール」を選びます。ちなみにこの「その他のアカウント」はクセがあるようで、通常のPOP3でも設定に失敗することがあります。私はメインのプロバイダに@niftyを利用していますが、@niftyのメールも「その他のアカウント」では設定できず、「詳細構成」でやるとうまくいきました。一見設定できる項目は同じように見えるのですが、なぜこのような状況になってしまうのかは謎です…。
メールアカウントの追加(1)

メールアドレスとdocomo IDパスワードを入力。
メールアカウントの追加(2)

同期設定の、サーバーの設定は下記のように入力します。
 アカウントの種類:IMAP4
 受信サーバー:imap.spmode.ne.jp:993
 ユーザー名:(docomo ID)
 パスワード:(docomo IDのパスワード)
 送信サーバー:smtp.spmode.ne.jp:465
同期設定(1)

認証設定の4つのチェックボックスはすべてチェックを入れ、ダウンロードは必ず「すべての期間」にします。デフォルトの「7日間」を選んでしまうとdocomoのサーバーが対応していないようで、受信メールが全くダウンロードできなくなってしまうようです。
同期設定(2)

ここまでの設定で、無事にLumiaでもドコモメールの送受信が可能であることを確認しました。こでれGmail経由の受信モバセクに頼る必要がなくなりますね。プッシュ通知に対応しておらず15分ごとの受信となってしまうのがネックですが、リアルタイム性が要求される場合にはSMSやLINEを利用すればよいので、さほど不自由はしていません。Windows Phoneなどの海外携帯をdocomo回線で利用されている方はぜひ設定されることをお勧めします。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。
※また、Nokia Lumiaには技適マークがついていません。このブログの目的はあくまでも研究であり、技適マークのない端末の利用をお勧めするものではありません。

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tag : docomo ドコモメール Xperia Miku SO-04E Nokia Lumia Windows Phone IMAP

小型ファイルサーバの製作 (3)

無事にNASとして使えるようになった自作ファイルサーバですが、今回はさらにFTPサーバーおよびDLNAサーバーとしての機能を設定していきます。「なぜFTP?」と思われるかもしれませんが、我が家にあるFAX複合機、SHARP UX-MF70CWは着信したFAXをPDFにしてFTPサーバーにアップロードする機能を持っており、この機能をこれまで使用していたHD-H120LANで便利に利用していたので、その代わりとするために設定しました。

ご存知でない方もおられるかもしれませんが、実はWindows 7にはHTTPサーバーFTPサーバーなどの機能が標準で搭載されています。これらの機能は「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」と呼ばれるソフトウェアにまとめられていますが、Windowsを標準的なオプションでインストールしただけではIISは有効になりません。そこで、コントロールパネルから、「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を選び、「インターネットインフォメーションサービス」→「FTPサーバー」→「FTPサービス」にチェックを入れます。また、「インターネットインフォメーションサービス」→「Web管理ツール」→「IIS管理コンソール」にも必ずチェックを入れる必要があります。
Windowsの機能の有効化

[OK]をクリックしてしばらく待ちます(再起動が必要となる場合があります)。FTPサービスのインストールが完了したら、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「IISマネージャー」を開きます。
管理ツール

IISマネージャが起動したところ。
IISマネージャ

左側ペインのサーバーアイコンを右クリックして、「FTP サイトの追加」を選択します。
FTPサイトの追加

FTPサイト名と、FTPで公開するフォルダ名を入力します。
サイト情報

「FTPサイトを自動的に開始する」にチェックを入れます。今回は家庭内LANのみなので、SSLは無しにしました。
バインドとSSLの設定

Anonymousでのアクセスを基本にしようと思うので、「匿名」にチェックを入れます。また、アクセス許可については「すべてのユーザー」で読み書きとも許可にしました。
認証及び承認の情報

以上でFTPサーバーの設定は完了です。LAN経由でFFFTPおよびWindowsのftpコマンドでAnonymous接続ができることを確認しました。次にDLNAサーバーの設定を行いますが、これにはWindows Media Player(WMP)のメディアストリーミング機能を使用します。前回の記事でも触れましたが、「ネットワークと共有センター」でストリーミングを有効にし、「ストリーミングの詳細設定」で既定ですべてのメディアを共有する設定にしておきます。
メディアストリーミングの設定

WMPのオプションでトランスコードの設定ができるようになっていますが、あまり触る必要はないように思いました。
トランスコード設定

以上の設定で、DLNAクライアントからアクセスできることを確認しました。トランスコードも動作しているようで、我が家のメディアファイルはすべてWMAなのですが、WMA非対応であるXperiaのWalkmanアプリでも再生が可能でした。最後に、仕上げとしてやっておけば便利な設定を挙げておきます。

1. USBドライブへのバックアップと「以前のバージョン」
RAID1を利用してはいますが、やはりユーザーの誤操作からデータを保護するためにはバックアップは必要でしょう。Windowsのrobocopyコマンドを利用して以下のようなバッチを作っておくと便利かと思います。
 robocopy f:\share\(フォルダ名1) g:\backup\(フォルダ名1) /MIR /LOG:(ログファイル名)
 robocopy f:\share\(フォルダ名2) g:\backup\(フォルダ名2) /MIR /LOG+:(ログファイル名)
    …
私はこのバッチをタスクスケジューラで週1回実行するように設定しました。また、「以前のバージョン」機能も併用するとよいでしょう。この機能を利用するには、「システムのプロパティ」→「システムの保護」で、対象ドライブを選択して「構成」をクリックし、「ファイルの以前のバージョンのみを復元する」を選択して使用ディスク容量を設定し、「OK」をクリックすれば設定できます。
システムの保護

2. シャットダウン用ショートカット
リモートデスクトップ接続ではスタートメニューからシャットダウンや再起動の操作ができませんので、shutdownコマンドのショートカットを作ってデスクトップに置いておくと便利です。
シャットダウンは shutdown /s /t 0 で、再起動は shutdown /r /t 0 でOKです。
shutdownコマンド

3. セキュリティソフトをインストール
サーバーという性格上、いろいろなファイルが持ち込まれてきますので、セキュリティソフトも忘れずにインストールしておきましょう。

以上でファイルサーバの設定はいったん完了です。あとはデジタル放送サーバー機能の設定が残っています(録画予約やネットワーク経由の視聴ができるようにする予定)が、これはまた機会を改めてやってみたいと思います。

WHSはなくなりましたが、小規模なサーバーならこれで充分ですね。

テーマ : 自作・改造
ジャンル : コンピュータ

tag : Windows 7 IIS FTP DLNA サーバー

小型ファイルサーバの製作 (2)

前回制作したファイルサーバですが、今回はこれにWindows 7 Professionalをインストールし、NASとして利用できるように設定を行います。設定にはUSB接続のDVDドライブ、マウス、キーボード、モニタが必要ですので予め接続しておきます。設定が完了すればあとはリモートデスクトップでメンテナンスが可能なので、本体のみで運用が可能です。(リモートデスクトップはWindows 7 Home Premiumでは利用できませんので、Professional以上が必要となります)
Windows 7をセットアップ

まずは起動後[DEL]キーを押してBIOSセットアップに入ります。日付・時刻をセットし、メモリ容量、SSD、HDDが全て正しく認識されていること、またOSのインストールのため接続したDVDドライブも認識されていることを確認し、DVDドライブの起動順位を上げておきます。また、今回はICHのRAID機能を利用するので、SATAのモード設定は必ず最初にRAIDにしておく必要があります。そうしないとWindowsインストール時にRAIDドライバが有効にならず、後でRAIDに変更できなくなってしまいます。私はうっかりAHCIモードでインストールしてしまい、あわててRAIDに変更したらWindowsが起動しなくなってしまって焦りましたが、そのような場合はAHCIモードで起動後、下記のようにレジストリを変更してから再起動しRAIDモードに変更することで対処可能です。

 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\iaStorV\ を開く
 Startを右クリックして「修正(M)…」を選ぶ
 値のデータを「0」に変更して、[OK]

RAIDモードを有効にして再起動するとRAID BIOSが有効になり、起動中に「"CTRL+I"を押してください…」というメッセージが表示されるようになるので、ここで[CTRL]+[I]を押すとRAIDアレイの設定を行うためのメニューが表示されます。
RAID設定画面(1)

今回は、3TBのドライブ2台を選択してRAID 1を構成しました。
RAID設定画面(2)

Windows 7のDVD-ROMをドライブにセットしてブートし、インストーラを起動します。私は手持ちライセンスの関係でアップグレード版のHome PremiumとProfessionalアップグレードキーを利用しましたが、通常は最初からProfessional版を利用するのがよいと思います。私の場合は旧メディアサーバから抜いたHDDにWindows XPが残っていたので特にアップグレードチェックに引っかかることもなかったのですが、旧OSが全くない場合にはまずSATAをIDE互換モードにしてXPをインストールし、RAIDに切り替えてからWindows 7のDVDからブートするとよいかと思います。(手間をかければWindows 7のアップグレード版のみでクリーンインストールする方法もありますが、XPを利用するほうが速いと思われるためここでは触れません。) 今回はインストール先にSSDを指定しました。
インストール先の選択

Winddows 7のインストールが完了したら、最新版ドライバのインストールを行います。まずはIntel関連から…。
Intelのサポートページから、以下のものをダウンロード、インストールします。

1. INFアップデートユーティリティー
これは不要かもしれませんが、チップセットに最適なドライバを当ててくれます。インストール終了後は再起動した方がよいでしょう。

2. VGA(GMA3150)ドライバ

3. LAN(82574L)ドライバ

4. ラピッド・ストレージ・テクノロジー・ドライバー
ここがまた引っかかりやすいところです。Intelのサイトで"ICH9R"で検索すると、より古いバージョンの「マトリクス・ストレージ・マネージャ」が出てくると思います。こちらは2TB超のドライブには対応していませんので、使用しないほうがよいと思います。(実際私もこちらを使ってしまい、3TBのはずのHDDが750GBと認識されて焦りました…。)

これらのドライバはもうそれほどアップデートされることもないでしょうから、私は他のPCでダウンロードしてCD-ROMに焼いてからファイルサーバにインストールしました。最後にPT3のサポートサイトから、最新ドライバ、最新SDK、FPGA回路更新ツールをダウンロード、インストールします(もちろんPT3を使用しないなら不要です)。これらの作業が終了したら一旦再起動しておきます。

次に、HDDの初期化を行います。ここでは便宜上、TV録画用のWD BLUEをHDD1, 旧メディア&録画サーバのHDDをHDD2, RAID1構成用のWD REDをHDD3, HDD4と呼ぶことにします。私の場合はHDD2にデータ(メディアファイルやデジタル放送のTSファイル)が多数残っていましたので、まずHDD1に領域を確保してフォーマット後、HDD2のファイルをコピーしました。その後HDD2は一旦すべての領域を削除して全体を一つの領域として確保しなおしてフォーマット後、HDD1からファイルを書き戻しました。これらのファイルはまた少しずつ整理していなければならないですね…(汗)。

RAIDについてはBIOSでセットアップをしてあれば、特にRAIDアレイ構築のための操作をする必要はありません。ラピッド・ストレージ・テクノロジ・ドライバーの画面を開くと、きちんとHDD3+HDD4がRAID1として認識されています。あとはコントロールパネルから領域を確保(通常の「シンプルボリューム」でよい)し、フォーマットすれば使えるようになります。
IRST

ドライブレターはSSDを"C:", HDD1を"D:", HDD2を"E:", RAIDを"F:"と割り当てました。
ディスクの管理

ネットワーク接続を確認します。DHCPが有効になっているのを確認して家庭内LANに接続します。これでインターネットにはつながりますので、SP1はじめすべてのアップデートパッチを当てていきます。かなりの数があることと、Atomなので処理が遅いこともあり、非常に時間がかかるうえ、再起動も何度が必要になります。私の場合はアップデートが完了後にAnytime UpgradeでProfessionalのキーを入力してProfssional版にアップグレードしました(もともとProfessionalでインストールしてあれば当然不要です)。ここまでの作業が完了したら「システムのプロパティ」からリモートアクセスを許可しておきます。

ここまできたら完成間近です。共有フォルダを作成します。私は以下のフォルダを用意しました。

 D:\Recorded TV : TV録画ファイル(TS)格納用
 E:\TS : TSファイルの一時保存用
 F:\media : DLNAサーバとして使用する際のメディアライブラリのフォルダ
 F:\share : 通常のNASとして利用する際の共有フォルダ

共有はすべて"Everyone"に対してフルコントロール許可にします。共有センターを開き、ファイル共有を有効にします。これでNASとしては使用できますが、パスワード入力をしなくても他のPCから接続可能とするためにはパスワード保護共有を無効にしておく必要があります。また、DLNAサーバーとして用いる場合はメディアストリーミングも有効にしておきます。
共有の設定

仕上げとして次の2点の設定をしておくとよいでしょう。

1. 自動ログインを有効化(こちらからの引用)
これを行わないと、本体の電源を入れたり再起動した際に、リモートデスクトップを使用してログイン操作を実行しないといけなくなります。
[スタート] ボタンをクリックし、「netplwiz」と入力して、Enter キーを押します。
[ユーザー アカウント] ダイアログ ボックスで、自動的にログオンするときに使うアカウントをクリックし、[ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] チェック ボックスをオフにします。
[OK] をクリックします。
[自動ログオン] ダイアログ ボックスでユーザーのパスワードを 2 回入力し、[OK] をクリックします。
自動ログイン設定

2. 電源管理の設定
常時稼働なのでスリープはOffにしておきます。HDDは非使用時はスピンダウンしてもよいでしょう。

3. Windows Updateの設定
「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」を選んでおきます。そうしないと、勝手に更新プログラムをインストールして勝手に再起動してしまうことがあり、ファイルの転送が中断したりしてしまいます。

以上で最低限の設定は完了し、NASとして問題なく利用できるようになりました。あとはリモートデスクトップ接続でメンテナンスが可能なので、キーボードやマウスなどを外して設置場所に収容しました。次回はftpやDLNAに関連した追加設定を行っていきたいと思います。

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tag : Atom D510 ファイルサーバ Windows 7 Professional ICH9R RAID

小型ファイルサーバの製作 (1)

自宅でこれまで使用していたBuffaloのNAS、LS-WX4.0TL/R1が故障しました。RAID1の2TBで使用していたのですが、片方のHDDが故障してしまったようで交換を促されました。これだけならよいのですが、さらに悪いことにLANのインターフェース部分も調子が悪いようで、しばらく連続使用しているとネットにつながらなくなってしまいます。実はこの機械、購入数カ月で一旦HDDが故障して無償交換してもらったこともあり、これで故障は2回目です…。まだ使用し始めて2年程度なのですが…。とりあえず最低限使用するデータを他のNAS(後出のHD-H120LAN)に移し、バックアップ用のUSB-HDDにすべてのデータをバックアップしました。

このNASは実は3代目で、初代はHD-H120LAN、2代目はHS-DH1.0TGL/R5とこれまでもBuffaloの製品を使用してきました。HD-H120LANは、これと連携して使用できる(MediaWizのプロトコルを使用します)ネットワークメディアプレーヤーPC-MP2000/DVDとセット販売されていたものを購入しました。一度内蔵HDDが故障し、500GBのものに換装して現在は主にメディアファイルを格納して使用しています。電源ファンがへたってきて異音がするようになってきており、そろそろ引退かファン交換かの選択を迫られているところです…。
LS-WX4.0TL/R1 & HD-H120LAN

HD-H120LANが故障したときは、USB-HDDに定期的(週に一度)にバックアップを取ってあったため、ほとんどのデータは無事でしたが、最新のデータの一部は失われてしまいました。そこで、次に導入したのがRAID 5対応のHS-DH1.0TGL/R5でした。こちらはMediaWizに加えDLNAサーバー(DTCP-IPは非対応)の機能も備えていましたが、メディアサーバーとして使用することは結局ありませんでした。このNASも2年ほど前にHDDのうち1台が故障してしまったのですが、故障したHDDを交換してRAIDアレイを再構成することでデータの損失はありませんでした。しかし、いろいろ調べているうちにRAID5はHDD以外の部分が故障するとデータの復旧がかなり困難であるということがわかり、より容量の大きいLS-WX4.0TL/R1で置き換える形で一旦引退させました。HDD以外の部分は今のところ元気なので、HDDをより大きい容量のものと置き換えてRAID 1で復活させるのも一つの手ですが、現在のところクローゼットの奥で眠っている状態です。
TeraStation

とこんな経緯ですが、やはり既製品はブラックボックス化されているため、トラブル発生時に対処しにくいという問題点は常々感じていました。また、LS-WX4.0TL/R1がトラブル続きのためBuffalo製品に対する信頼度もぐっと下がってしまっています。このため、他のメーカー(I-O DATAなど)のNASやTurbo NASなどのNASキットの購入も考えましたが、今回はWindows PCのアーキテクチャでファイルサーバー自作にトライしてみることにしました。OSとしてはLinuxも検討しましたが、急いでいたこともあり使い慣れているWindowsを利用する方針としました。クライアント向けWindowsであっても、Windows 7ならエディションを問わず最大20クライアントまで接続可能とのことであり、自宅の小規模サーバーなら全く問題なさそうです。リテール版Windows 7で使用していた自作PCを1台処分しており、ライセンスが1つ分余っているのでこれを利用することにしました。
Windows 7 DVD

スペックですが、やはり常時稼働するもののため、消費電力重視でAtom D510搭載のminiITXマザー、Supermicro X7SPA-Hを選びました。この製品はやや高価ですが、もともとサーバー向けの設計ですので、ICH-9Rを搭載しており6Gbps対応S-ATAポートを6ポート搭載しています。
マザーボード

メインのデータ保存用のHDDには、WESTERN DIGITALのNAS向けHDD, WD REDの3TBモデルを2台使用し、RAID 1で使用することにしました。また、NASの故障と前後してメディア(DLNA)サーバー兼録画サーバー(PT2搭載)として使用していたAtomマシンも故障してしまったので、今回はこれの役割も統合してみることにしました。録画用には、TSデータの取りこぼしを避けるために独立したHDDを搭載することにし、パフォーマンス重視でWESTERN DIGITALのWD BLUEの1TBモデルを選びました。DLNAサーバーとしてはWindows Media Playerのメディアストリーミング機能をそのまま利用する方針とします。
HDDたち

チューナーとしては今回はPCI-E対応のPT3を使用しました。今回使用したケースはロープロファイルのみの対応なので、ブラケットを交換する必要があります。
PT3

起動用のドライブには今回は東芝製の64GB SSD、THNSNS060GBSPを使用してみました。
SSD

ケースにはコンパクトなサーバー向けケース、CHENBRO SR30169を購入しました。
ケース

MiniITX対応のケースですが、拡張スロットを1スロット、2.5インチベイを2つ、外部からアクセス可能な3.5インチHDDベイを4つ備えています。側面のパネルが外れる構造となっており、メンテナンスもしやすそうです。
ケース内部

側面パネル開放を検知するマイクロスイッチもついています。
マイクロスイッチ

このケースには電源が付属していませんので、別途購入する必要があります。あまり大きな容量はいらないと思いますので、SILVERSTONEの400Wのものを選択しました。
電源ユニット

メモリはノート用と同じSO-DIMM, DDR2-PC5300のものを2枚使用します。今回は比較的安価であったI-O DATAの (2GB)を2枚購入しました。このマザーはメモリの相性があるというレビューを見かけましたが、メーカー推奨のメモリなど入手できるわけでもないので、ある程度大手メーカー製のものが安心でしょうか…。
メモリ

実際に組み上げているところ。PT3のブラケットが入りにくくて少し苦労しました。ペンチなどで微妙に角度を調整してやる必要があるようです。
組み立て中

HDDは専用のトレイにセットし、ケース前面から挿入するようになっています。
HDDトレイ

すべてのHDDをセットしたところ。今回は旧メディアサーバのHDD(左端、HGSTの1TB)も組み込むことにしました。
HDD準備完了

完成したところ。とりあえずBIOSが起動することは確認できました。次回は設定やWindowsのインストールを行いたいと思います。
セットアップ中

使用パーツの一部です。


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tag : Atom D510 ファイルサーバ WD RED BLUE PT3

SHARP 電訳機 PA-6110

前回紹介した、電子電話帳PA-6000には、ほぼ同じ筐体(おそらくアーキテクチャも同じ)をもつ兄弟機種があります。その一覧を下記に示します。

 PA-6000:「電子電話帳」 電話帳、メモ、計算
 PA-6100:「電訳機」 5ヵ国語(中、韓、英、仏、西)辞書、計算、通貨換算
 PA-6110:「電訳機」 6ヵ国語(英、仏、独、伊、西、露)辞書、計算、通貨換算
 PA-6200:「電訳機」 韓国語・英語辞書、韓国旅行ガイド、計算、通貨換算

PA-6000との異同を見てみたかったので入手したのですが、今回はヨーロッパ中心に使えそうなPA-6110を選んでみました。
PA-6110

このように、6ヵ国語の辞書や会話文が収録されています。
言語選択

ここからがPA-6000(右側)との比較です。並べてみると、デザイン上は一部のキー配列を除いてほぼ同じように見えます。手帳型ケースもおそらくほとんど同じです。
PA-6110 & PA-6000

裏面。PA-6110(左側)はその性質上バックアップ電池と4pinコネクタがありません。その点を除くとほぼ同じ形状をしています。
裏面の比較

側面のアップ。PA-6110(下側)では、本来4pinコネクタやバックアップ電池が入るであろう場所をあとからプラスチックで埋めたような構造に見えます。このことから、筐体も基本設計としては同じものを流用していることがわかりますね。
側面の比較

PA-6000~6200のこれらのシリーズでできることは、基本的にはPA-7000以降の上位機種にICカードをセットしてもできると思います。1台でICカードを差し替えながら使うか、薄型軽量な機器を用途に応じて選ぶか、どちらのほうがよいかは人それぞれだと思いますので、いろいろなニーズにこたえる目的で発売されたのでしょうね。特にPA-6000をwebで検索する限りけっこう愛用者がおられたようで、一定の需要はあったのだと思われます。

今となってはこんな機種のほうが使い勝手はよいですね。

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SHARP 電子電話帳 PA-6000

このことろSHARPのレトロなPDA系の紹介が続いていますが、本日は最近手に入れた電子手帳、PA-6000を紹介します。この機種はPA-7000に近く、2行表示、RAM 16KB、内蔵時計なしというスペックになっています。この機種の特徴はなんといってもその薄さですが、その代わりICカードは使用できません。また、スケジュール機能も搭載しておらず、「電話帳」「メモ」「計算」のみとなっています。そのため、名称も「電子手帳」ではなく「電子電話帳」となっています。
PA-6000

手帳型ケースから出したところ。シートキーはないのでこのように本体は薄型の電卓のような形です。
カバーを外したところ

裏返したところ。薄いとはいってもこのとおり4pinコネクタを搭載しており、他の機種やPC、プリンタなどと接続することが可能です。
裏側

他のPA-6000シリーズの電子手帳と並べてみました。左から順に、PA-6000, PA-6500, PA-6300。多機能なPA-6300/6500はPA-6000より大型になっています。この時期にこの薄さの筐体(PA-6000)に収めるには、この程度の機能が精いっぱいだっだのでしょうね。
PA-6000 & PA-6500 & PA-6300

PA-7000(右側)と並べてみました。スマートなイメージのPA-7000も、PA-6000と並べるとごつく見えますね。ICカードスロットを搭載しているため仕方がないところですが…。
PA-6000 & PA-7000

PA-7000(右側)との厚さ比較。PA-6000の薄さにびっくりです。さすがにこれだけ薄いと分解して中を覗いてみようという気にもなりません。元に戻せなくなりそうなので…。
PA-6000とPA-7000の厚さ比較

この機種には、兄弟機種ともいえる電子辞書(「電訳機」)がいくつか存在します。次回はその中のひとつ、PA-6110を紹介したいと思います。

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ダイコク電機 ポケロボ VR-50MII

少し前に、SHARPの漢字辞書搭載PDA, ポケットブレーン PA-BD1を紹介しました。ポケットブレーンシリーズにはほかにPA-B1というモデルがあります。PA-B1は画面を見る限り、漢字辞書の機能がない代わりにアクションリストの機能がついており、電子辞書機能を前面に出して販売されていたPA-BD1とは異なり純粋にPDAとして売られていたのではないかと思います。これらの機種はおそらく内部のアーキテクチャは似通っており、ROMに内蔵されているソフトを少しずつカスタマイズしてあるものと思われますが、webで検索できた限りではPA-B2, PA-M1というモデルも同じシリーズに含まれると思われます。

SHARPPDAとしてはマイナーなシリーズと思われるそんなポケットブレーンですが、実はパチンコ関連機器メーカーであるダイコク電機から、ポケットブレーンをベースにカスタマイズされたものと思われる情報端末「ポケロボ」というものが発売されていました。この機器はパチンコ屋にある「データロボ」という端末と赤外線接続することで、台ごとのデータなどをダウンロードできるようになっていたようです(私はパチンコをやらないのであまり正確に説明できなくてすみません…)。ポケロボには初期型のVR-50Mと後期型のVR-50MIIの2種類があるようですが、今回後期型のVR-50MIIを入手してみました。VR-50MとVR-50MIIの細かい違いはよくわかりませんが、最大の違いはICカードスロットの有無だと思います。VR-50MIIには電子手帳のICカードとほぼ同サイズのICカードが挿入できるスロットがあり、実際に「データ分析ロボ」などの専用ICカードが売られていたようです。
VR-50MII

今回はこのICカードスロットのついての研究目的で安価に出品されていたものを入手しましたが、新品デッドストックで説明書や電池もついていました。
VR-50MIIのセット

起動時にはダイコク電機のイメージキャラクター?が表示されます。
起動画面

「モード」をタップすると表示されるメニュー画面。液晶やタッチパネルの解像度はPA-BD1と同じと思われます。
メニュー

「台情報」画面。どうやって使うのかはよくわかりませんが…。
台情報

「パチンコ手帳」画面。収支をつけたりメモを入力したりできるようです。
パチンコ手帳

その他の機能はPA-BD1と全く同じです。これは「電卓」ですが、左側がVR-50MII, 右側がPA-PD1となります(以下同じ)。
電卓

「時計」。世界時計とアラーム機能がついています。
時計表示

「メニュー」をタップして表示されるサブメニュー。表示濃度調整などはここから呼び出します。
サブメニュー

「電話帳」。
電話帳

本体上面には赤外線ポートがついていますが、これは「データロボ」と通信するためのもののようで、電話帳データなどを送受信する機能はなさそうです。プロトコルはASKを使用している可能性が高いとは思うのですが…。
赤外線ポート

さて、ここからが本題のICカードです。VR-50MIIにはPIザウルスのものと同じような構造のICカードスロットがついており、購入時にはダミーカードが入っています。試しにダミーカードを電子手帳用のカードと並べてみました。ほぼ同じサイズですね。
ダミーカードとPA-9C91

試しに挿入しようとしてみましたが、途中で引っかかって入りませんでした。表裏を変えても同じです。ハイパー電子システム手帳専用カード、SC電子システム手帳用カード、PIザウルス専用カードを試してみましたが、どれも同じ結果でした。
カードを挿入不可

VR-50MIIと電子手帳のダミーカードを並べてみました。上側がVR-50MIIのものになりますが、このように側面の構造が異なるため入らないようになっています。ひょっとすると逆にVR-50MIIのカードは電子手帳に入るのかもしれませんが…。
電子手帳のダミーカードとの比較

というわけでVR-50MIIと電子手帳のICカードの互換性を確認することはできませんでした。また機会があれば専用のICカードを入手しして調べてみたいと思います。

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Eye-Fi Pro X2のダイレクトモード

前回設定を行ったEye-Fi Pro X2ですが、今回はダイレクトモードをミクぺリア(SO-04E)で試してみることにしました。操作がいろいろと複雑なので、私が勘違いしている部分もあるかと思いますが、その場合の責はご容赦ください。

まず準備として、Google Playから専用アプリをインストールしておきます。次に、スマートフォン側で無線LANの設定を行います。ダイレクトモードはEye-Fiカードがアクセスポイントとして動作するもので、Eye-Fi Centerで有効にしておくと、認識できる無線LANの電波が全く拾えなくなると自動的に起動します。SSIDとセキュリティキーは個体別に固定されており変更できないようですが、Eye-Fi Centerで確認することができます。予めEye-FiカードをPCに接続した状態でネットワーク設定から「ダイレクトネットワークを起動する」をクリックして設定しておくと楽でしょう。
ダイレクトモードの設定

準備ができたらアプリを起動します。
アプリ起動画面

アプリケーションメニューから「設定」-「Eye-Fiカード設定」を選択すると、Eye-Fiカードやモバイル端末などの一覧とMACアドレスが表示れます。
Eye-Fiカード設定画面

「Eye-Fiカード」をタップします。
Eye-Fiカード設定画面

再度「Eye-Fiカード」をタップすると、Eye-FiからPCへの転送を中止しモバイル端末に切り替えるかどうかの確認画面が表示されます。
送信先選択画面

こちらは「設定」-「アップロード設定」の画面です。ここでスマホのカメラで撮影した画像をEye-Fi Viewに転送するかどうかの設定も可能です。また「パソコンへのアップロード」という設定もありますが、転送先をモバイル端末に切り替えてしまうとアップロードはEye-Fi View止まりで自動的にはPCには転送されません。
アップロードの設定

設定が完了した状態でカメラとスマホを自宅の無線LAN圏外へ持ち出し、スマホをダイレクトモードのアクセスポイントに接続すると準備完了です。実際に撮影すると、このようにスマホへのダウンロードやEye-Fi Viewのアップロード(もちろんダイレクトモードの接続を解除しないとアップロードはされません)の通知が表示されます。
アップロード完了通知

PCでEye-Fi Centerを開いてみると、先ほど撮影した写真が見つかると思います。ただし、こちらは自動的にはPCにダウンロードされないので、Eye-Fi Viewにログインしてダウンロードすることになります。
アップロードされた写真

写真のアップロード先をモバイル端末からPCに戻すには、Eye-Fi Centerの設定画面で「写真」タブ→「パソコン」タブで、「このPCに写真をアップロードする」を有効にすればOKです。
PC側での送信先選択

いろいろと切り替え操作が面倒ではありますが、ダイレクトモードを使用すればFlashAirと同様にスマホに画像を取り込め、メールやSNSに送信することが可能となります。PCへの転送は不要でスマホやタブレットとの連携のみでよければ、廉価版の「Eye-Fi Mobi」というものもあります。興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。

廉価版のEye-Fi Mobiです。

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ジャンル : 携帯電話・PHS

tag : Eye-Fi Pro X2 OLYMPUS E-PL3 SONY Android XPERIA MIKU SO-04E

Eye-Fi Pro X2を買ってみました

以前、Wi-Fi機能付きのSDカードである東芝のFlashAirを試しましたが、今度はE-PL3用に多機能なEye-Fi Pro X2を購入してみました。で、これが届いたパッケージです。外から見える一見Eye-Fiカード本体のように見えるものは実はニセモノです。
パッケージ外観

パッケージを開けると本物のEye-Fiカードは付属のUSBカードリーダに挿入されているのでそのままPCに接続します。そして、\START HERE\Windows にあるsetup.exeを実行してEye-Fi Centerアプリケーションをインストールします。インストールの際には常にネットから最新のバージョンが自動的にダウンロードされるようになっています。
セット内容

Eye-Fi Centerを起動すると、ウイザード形式で初期設定が始まります。まず最初に画像の転送先をモバイル端末(AndroidまたはiOS)にするか、PCにするかを選択します。「ダイレクトモード」を用いてEye-Fiカードからモバイルデバイスに画像を送信したい場合はモバイル端末を、モバイルデバイスを利用せずパソコンに転送したい場合は「マイ コンピュータ」を選びます。今回は、「マイ コンピュータ」を選んでみました。ちなみにこの設定は後からでも切り替えられます。
アップロード設定

家庭内の無線LANのアクセスポイントを設定します。これにより、カメラが無線LANの圏内に入ると、自動的に画像を転送してくれるようになります。
Wi-Fi設定

Eye-Fi Centerを起動し、設定画面を開きます。ダイレクトモードも利用したい場合は、「ネットワーク」タブ → 「ダイレクトモード」タブでダイレクトモードを有効にしておきます。また、ダイレクトモードを積極的に利用したい場合は、公衆無線LANの電波を拾ってしまうとダイレクトモードが動作しなくなるので、「ネットワーク」タブ → 「公衆無線LAN」タブで公衆無線LANは無効のままにしておきます。逆に、ダイレクトモードを利用しない場合は、公衆無線LANを有効にすることにより、公衆無線LAN経由でも画像を転送してくれるようになります。
ダイレクトモードの設定

次にEye-Fi Viewの設定をしておくと便利です。これはクラウドストレージで、無料プランでも7日間画像を保存でき(容量は無制限)、有料プランにすると保存日数の制限もなくなるというものです。無料プランであっても週に一度PCを起動してダウンロードしておけば問題ないので、通常は無料プランで充分でしょう。
「写真」タブ → 「パソコン」タブでPCへのアップロードを有効にし、「Eye-Fi View」タブでEye-Fi Viewを有効にしておくと、新たに撮った写真はカメラが無線LAN圏内に入った時に自動的に(PCを介さずに直接インターネットにアクセスして)Eye-Fi Viewにアップロードされ、Eye-Fi CenterをインストールしたPCを起動すると自動的にEye-Fi Viewから画像がダウンロードされるようになります。
Eye-Fi Viewの設定

設定が終わったらカードリーダからカードを取り出します。
Eye-Fi Pro X2 カード本体

E-PL3はEye-Fiに正式対応しているので、試してみることにしました。
E-PL3にセット

E-PL3のEye-Fi設定はすこしわかりにくいところにあります。設定の「その他」を開きます。
E-PL3 その他設定

「Eye-Fi設定」でON/OFFを切り替えられます。
E-PL3 Eye-Fi設定

ところが、実際に使おうとするとE-PL3の動作がおかしくなってしまいました。なぜかAFのフォーカスロック音が鳴らず、緑色の枠も表示されなくなってしまいました。よくよくOLYMPUSのサイトを見てみると、ファームウェアのバージョンアップで解決するようです。私のE-PL3はもっとも初期のVer 1.0でした。
ファームウェア1.0

早速Ver 1.4のファームウェアをダウンロード(こちらで可能です)し、バージョンアップしてみました。
ファームウェア1.4

これでAFの動作も問題なくなりました。実際に写真を撮影していくと、無線LAN圏内でカメラの電源がONになったときに自動的にEye-Fi Viewに接続しアップロードを始めます。左上に緑色のアイコンが表示されますが、接続→ログインまではアイコンが点滅し、アップロード中はアニメーションに変化します。
Eye-Fiの通信状態表示アイコン

Eye-Fi Viewに未ダウンロードの画像があるときにPCを起動すると(あるいは、PC起動中に新しい画像がアップロードされると)、このように右下にサムネイルが表示され自動的にダウンロードされます。
ポップアップ

ダウンロードされた画像は自動的に指定フォルダに保存され、Eye-Fi Centerでも閲覧できるようになります。
Eye-Fi Center

実際にE-PL3で何枚か撮影してみて気づいたことを挙げておきます。
1. アップロード中に撮影などの操作したりすると中断され、操作をやめてしばらくすると再開されます。
2. 画面がスリープ状態となっても転送は続行されているようです。
3. 無線LANアンテナの感度はかなり悪い。
この 3. ですが、他のWi-Fiデバイスは2階でも接続が安定していますが(私の自宅では無線ルーターは1階にあります)、E-PL3+Eye-Fiではルーターの近くでないと接続が安定しませんでした。接続が安定しているとそれなりの速度でアップロードしてくれるので、アップロードしたいときはルーターの近くに置いておくのがよいようです。E-PL3はおそらく構造的に感度が悪いのでしょうが、そのあたりがFlashAirが対応機種と認定しなかった理由なのかもしれませんね。
PCにダウンロードされたファイル

これで、SDカードを取り出さなくても画像の保存ができるようになったのでかなり便利になりました。次回はダイレクトモードも試してみたいと思います。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。



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SHARP 液晶パッド Wiz PA-Z800

ジャンク紹介シリーズも残すところあと2機種となりました。本日は「液晶パッドWizPA-Z800を紹介します。Wizシリーズは内部アーキテクチャとしてはPIザウルスに近いと考えられているようですが、15pinシリアルポートコネクタやICカードスロットがなく、アドインも使えません。逆に、ICカードやアドインに縛られないことにより、シリーズ内でもいろいろと仕様の異なった機種があったようです。このPA-Z800は1996年発売となっていますが、時期的にはPIザウルスの後期モデルと重なっています。
PA-Z800

Wizシリーズの最大の特徴は「クイックメモ」でしょう。Wizが販売されていたときは、これがあるから他の機種には乗り換えられない、という意見や、ザウルスより使いやすいという意見も多かったようです。基本的には手書きのメモを入力し、カレンダーのところに付箋のように貼っておけるというものです。画像は入力中の画面。
クイックメモ入力中

カレンダーで日付を選択すると、クイックメモが入力してある場合はこのような付箋のアイコンが表示されます。残念ながらカレンダーを見ただけではどの日にクイックメモが入力してあるのかはわかりません。何か自分で決めたスタンプを押しておくとよいかもしれませんね。
クイックメモの付箋表示

その他の機能については、多少のUIの変更はあるものの、基本的にはPIザウルスのものと似ています。以下の画像は、比較のため同等の機能をPI-3000(左)で実行して並べてみた様子です。まずはカレンダー表示から。
カレンダー表示

1日のスケジュール。
スケジュール表示

約束リスト。いわゆるToDoというやつですね。
約束リスト表示

アドレス帳。
アドレス帳表示

メモ帳のインデックス画面。
メモ帳-インデックス画面

フォーム選択画面。
メモ帳-フォーム選択画面

白紙のフォームを選択したところ。手書き文字認識機能もちゃんとついています。
メモ帳-入力画面

手書きメモ。こちらは文字認識はなく画像として保存されるようです。
メモ帳-手書きメモ画面

電卓。
電卓表示

世界時計。
世界時計表示

辞書。
辞書表示

Wizシリーズは外部機器とのデータのやり取り用に電子システム手帳と共通の4pinコネクタと、ASK対応の赤外線ポートを備えています。赤外線ポートを利用すればPCともデータのやり取りができるようなのですが、PC用のASK対応赤外線レシーバ(CE-IR5/CE-IR2)と対応ソフトが必要なようです。また材料がそろえば研究してみたいとは思いますが、現時点ではちょっとハードルが高そうです。いくら使いやすいPDAでもPCとリンクができないのであれば常用は難しそうですね。いつか使いこなせる日が来るのを願って、それまで保管しておこうと思います。
4ピン端子と赤外線ポート

ジャンク紹介シリーズもこれでほぼ終了となり、未紹介のジャンクはあと1機種、ポケコンのPC-1280のみとなりました。一旦このシリーズはお休みして、またの機会に他のSHARPのポケコンたちと一緒に紹介していきたいと思います。
動作品たち

テーマ : コレクション
ジャンル : 趣味・実用

tag : SHARP ザウルス 液晶パッド Wiz PA-Z800 クイックメモ

SHARP ポケットブレーン PA-BD1

再び大量ジャンク辞書の紹介に戻りますが、本日のお題はSHARPの「ポケットブレーン 液晶タッチメモ」PA-BD1です。この機種はwebを検索をしてもあまり情報がないのですが、発売年は1996年と思われます。なぜかAmazonにも商品ページが残っており、それによると86,000語の漢字辞書を内蔵しているとのことです。「シャープ電子手帳名称分類辞典」では「SC電子手帳系の仕様を持った電子手帳」と紹介されており、CPUにはSC61860(ESR-H)系のものが使用されている可能性がありますが、内部をあけてみても主要なチップはモールドされておりはっきりしたことはわかりませんでした。明らかに一目見てSC61860とわかるチップは使われていませんでしたが、PC-V510のようにゲートアレイを用いてCPUを構成している可能性もあるとは思います。
PA-BD1

漢字辞書の検索画面。LCDは抵抗膜式タッチパネルを採用していますが、その分解能は低く、どちらかというと電子システム手帳のICカード部のタッチスイッチを小さくしたような感じです。よく目を凝らして見ると、子ども向けのタッチパネル搭載PDA風玩具のように、数mm角のセンサーが並んでいるように見えます。画像は辞書検索画面ですが、そのような構造のため手書き入力は一切できず、文字一覧からタッチで選択する方式となっています。ひらがなが半角となっている点などは確かに電子手帳に通じるものがありますね。
漢字辞書

カレンダー表示。電子手帳のものに似ています。
スケジュール

電話帳もついています。
電話帳

メモ。上記のとおり、手書きメモなどや利用できません。
メモ帳

電卓。
電卓

世界時計。ザウルスのものを簡略化したような表示ですね。PA-F500のものとも似ています。
世界時計

とまあこんな感じで、確かにSC電子システム手帳のキーボードをなくして代わりにタッチパネルをつけたような雰囲気ですね。他の機種やPCとデータをやり取りする方法もありませんし、実用性はあまりなさそうです。それこそ小学生ぐらいの子どものオモチャにはなるかも??

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