鳥羽旅行記 (1)
またまた更新が滞ってしまって申し訳ありません。先週末は1泊2日で三重県の鳥羽へ旅行してきたので、その時のことを少し紹介したいと思います。鳥羽へ行く方法としては、高速道路(伊勢自動車道)、近鉄、フェリー利用の3通りの方法がありますが、往路は渥美半島の伊良湖岬から伊勢湾フェリーを利用してみました。途中、田原市内を走っているとこのような菜の花畑をあちこちで目にしました。「菜の花まつり」というイベントもあるようで、この辺りの名物のようです。

フェリーのチケット売り場がある旅客ターミナル。中にはお土産屋さんや食堂もあります。

ここで昼食をとりました。写真は渥美半島名物の「焼き大あさり」です。サイズ比較のためにガラケーF-09Cを並べてみました。アサリどころか普通のハマグリよりも大きいですよね。

フェリーの乗船待ちです。

フェリーに1時間弱乗ると鳥羽に到着です。フェリー乗り場のすぐ近くに鳥羽水族館はあります。近鉄で行くなら中之郷駅を降りてすぐです。

個人的には鳥羽水族館といえばこの水槽「コーラルリーフ・ダイビング」が印象的ですね。色とりどりの魚たちが泳いでいるのを下から見上げることができます。

こちらはイセエビ。ものすごい数がいますね。「おいしそう」と思ってしまうのは私だけでしょうか…?

こちらはアナゴ。穴の中にぎっしり詰まっていますが、なかなかかわいい顔をしていますね。

チンアナゴです。ここのチンアナゴはなかなか元気で、泳ぎ回っているやつもいました。砂に入るときは尻尾のほうから入っていくんですね。

アシカ。

オウムガイ。

こちらが鳥羽水族館の顔、「ジュゴン」ですね。穏やかな表示でゆっくりと泳ぎ回っていました。

ここからの写真は、オープンしたばかりの新しい展示室「奇跡の森」です。

このように音質のようなガラス張りの部屋の中にいろいろな生き物が展示してあります。

ここの目玉「スナドリネコ」です。みずかきがついているとか…。このネコの写真を撮るのがなかなか苦労してしまいました。近くで撮ると光が反射してしまいますし、遠くから撮ると小さくなりすぎますし…。偏光フィルターを持っていけばよかったのですが、今回はLumia 1020の最高解像度(40MP)で撮ったものをピクセル等倍でトリミングしたものを掲載しています。ここまで高解像度だとけっこうズームの代わりに使えるものですね。

ドクターフィッシュの体験もできるようになっています。

こちらのコーナーにはカエルやイモリなどの両生類が展示されています。

アホロートル(ウーパールーパー)です。甲状腺機能低下により成体型に変態できなくなったサンショウウオですね。

とまあこんな感じでなかなかボリュームのある水族館でした。イルカやアシカのショーもありますし、まだまだここでは紹介しきれないほどの生き物を見ることができました。驚くべきことにこの水族館、海遊館のような第3セクターでもなく完全に民間の会社がやってるんですね。よくここまで大きくしたものだと感心してしまいます。鳥羽観光の定番のひとつだと思いますので、機会があればぜひいってみてください。

フェリーのチケット売り場がある旅客ターミナル。中にはお土産屋さんや食堂もあります。

ここで昼食をとりました。写真は渥美半島名物の「焼き大あさり」です。サイズ比較のためにガラケーF-09Cを並べてみました。アサリどころか普通のハマグリよりも大きいですよね。

フェリーの乗船待ちです。

フェリーに1時間弱乗ると鳥羽に到着です。フェリー乗り場のすぐ近くに鳥羽水族館はあります。近鉄で行くなら中之郷駅を降りてすぐです。

個人的には鳥羽水族館といえばこの水槽「コーラルリーフ・ダイビング」が印象的ですね。色とりどりの魚たちが泳いでいるのを下から見上げることができます。

こちらはイセエビ。ものすごい数がいますね。「おいしそう」と思ってしまうのは私だけでしょうか…?

こちらはアナゴ。穴の中にぎっしり詰まっていますが、なかなかかわいい顔をしていますね。

チンアナゴです。ここのチンアナゴはなかなか元気で、泳ぎ回っているやつもいました。砂に入るときは尻尾のほうから入っていくんですね。

アシカ。

オウムガイ。

こちらが鳥羽水族館の顔、「ジュゴン」ですね。穏やかな表示でゆっくりと泳ぎ回っていました。

ここからの写真は、オープンしたばかりの新しい展示室「奇跡の森」です。

このように音質のようなガラス張りの部屋の中にいろいろな生き物が展示してあります。

ここの目玉「スナドリネコ」です。みずかきがついているとか…。このネコの写真を撮るのがなかなか苦労してしまいました。近くで撮ると光が反射してしまいますし、遠くから撮ると小さくなりすぎますし…。偏光フィルターを持っていけばよかったのですが、今回はLumia 1020の最高解像度(40MP)で撮ったものをピクセル等倍でトリミングしたものを掲載しています。ここまで高解像度だとけっこうズームの代わりに使えるものですね。

ドクターフィッシュの体験もできるようになっています。

こちらのコーナーにはカエルやイモリなどの両生類が展示されています。

アホロートル(ウーパールーパー)です。甲状腺機能低下により成体型に変態できなくなったサンショウウオですね。

とまあこんな感じでなかなかボリュームのある水族館でした。イルカやアシカのショーもありますし、まだまだここでは紹介しきれないほどの生き物を見ることができました。驚くべきことにこの水族館、海遊館のような第3セクターでもなく完全に民間の会社がやってるんですね。よくここまで大きくしたものだと感心してしまいます。鳥羽観光の定番のひとつだと思いますので、機会があればぜひいってみてください。
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P-01Dのroot化に挑戦してみました (3)
これまでの記事で、P-01Dをroot化してみました。root化したらやはり試したいのはプリインストールアプリの削除ですね。P-01Dは内部ストレージが少ないうえにプリインストールアプリがたくさん入っているのでこれを整理してみます。Wikiによれば、下記のアプリはアンインストールしても問題ないようです。(アンインストールを試みる前に、必ず前回の手順どおりCWM based recoveryを用いてバックアップをとっておいてください。そうしないともとに戻せなくなってしまいます。)
これらのアプリはTitanium Backupを用いて削除してもよいですし、adbコマンドで操作することも可能です。adbコマンドを用いたバッチで一括削除してくれるツールがごりぽんソフトウェアさんのページで公開されています。こちらはバッチファイルとなっており、どのセクションでどのアプリを削除しているのかがコメントで書かれているので、必要に応じてカスタマイズも可能です。今回は、こちらのバッチをそのまま使用してみました。
で、アンインストールが終わった直後のホーム画面はこちらです。

アプリドロワーはこちら。ずいぶんすっきりしましたね。ちなみにエリアメールはdocomoのMVNOであればそのまま利用できるとのことなので残してあります。また、フィットキーもこの小さな画面で使用するのに適していると思ったため残してあります。

これで内部ストレージの空きは300MB弱にまで増えました。ようやくSH-03Cに近づいた感じですね。あとはGoogle Playあるいはapkファイル(ESファイルエクスプローラなどを用いるか、adb installコマンドを用いる)から必要なアプリを選んでインストールすればOKです。Android 2.3なので、SDカードへもアプリのインストールが可能となっているので、あまり欲張りすぎなければけっこういろいろとインストールできるのではないかと思います。

今回は小さな画面でも操作がしやすく動作も軽いLauncher 7をホーム画面に設定して、なんちゃってWindows Phone化してみました。低スペック機の割にはなかなか快適になりました。

P-01Dは価格が安いうえにコンパクトなので、目的別にカスタマイズしたものを複数持っていても役に立ちそうですね。機能を制限したキッズスマホもどきなども作れてしまいそうです。またいろいろと試してみたいと思います。
- フィットホーム 1.0.3
- BeeTV 1.0
- BOOKストア 2Dfacto 0.9.2
- Catalyst Mobile Reader 1.1.0
- docomo 1.2.0
- docomo Palette UI 1.66
- docomo 災害用伝言板 1.4
- Evernote Launcher 1.1
- Facebook 1.6.3
- Future Plus 1.0
- Future Plus Provider 1.0
- Google+ 2.1.1.219805
- GREE for P 1.0.0
- Gガイド番組表1.0
- iチャネル1.6
- mixi 1.0
- Mobage 1.0
- My docomo アプリ0.1
- NAVITIME 4.0.3
- Psmart 1.1
- spモードメール1.3
- Twitter 2.1.2
- Webページ(ウィジェット)1.33
- あんしんモードアプリ0.0.1
- ぐるなび2.3.0 (PaletteUIにアイコンゴミが残る場合は、アプリの管理でPaletteUIのデータを消去する)
- エリアメール1.2.17 (ドコモMVNOならデータ専用SIMでも動作するので、入れたままでもよい)
- クイック手書き1.0.1
- ソフトウエア更新1.0
- ソフトウエア更新1.0
- トルカ1.0.0
- ドコモあんしんスキャン1.0.0.000
- ドコモマーケットウィジェット1.33
- ドコモ海外利用1.0
- ニュースと天気1.3.04
- フォトフレーム1.30
- ホーム切替1.1
- ホーム画面のヒント1.0
- ボイスダイヤル(package:com.android.voicedialer)
- マクドナルドLauncher0.0.9
- マジックスモーク壁紙2.3.4
- メロディコール1.0.1
- メール2.3
- 取扱説明書Downloader1.0
- 地図アプリ1.0.0
- 声の宅配便1.0.0
- 書籍・コミック☆Eエブリスタ1.01
- 楽天gateway 1.0
- 楽天オークション0.1
- 毎日新聞2.0.7
- 発着信履歴(ウィジェット)1.30
- 電話帳コピーツール1.1.0
- 電話帳バックアップ
- 壁紙デコプロバイダー
- ウェザーニュースタッチ1.0
- ドコモマーケット1.0.4
これらのアプリはTitanium Backupを用いて削除してもよいですし、adbコマンドで操作することも可能です。adbコマンドを用いたバッチで一括削除してくれるツールがごりぽんソフトウェアさんのページで公開されています。こちらはバッチファイルとなっており、どのセクションでどのアプリを削除しているのかがコメントで書かれているので、必要に応じてカスタマイズも可能です。今回は、こちらのバッチをそのまま使用してみました。
で、アンインストールが終わった直後のホーム画面はこちらです。

アプリドロワーはこちら。ずいぶんすっきりしましたね。ちなみにエリアメールはdocomoのMVNOであればそのまま利用できるとのことなので残してあります。また、フィットキーもこの小さな画面で使用するのに適していると思ったため残してあります。

これで内部ストレージの空きは300MB弱にまで増えました。ようやくSH-03Cに近づいた感じですね。あとはGoogle Playあるいはapkファイル(ESファイルエクスプローラなどを用いるか、adb installコマンドを用いる)から必要なアプリを選んでインストールすればOKです。Android 2.3なので、SDカードへもアプリのインストールが可能となっているので、あまり欲張りすぎなければけっこういろいろとインストールできるのではないかと思います。

今回は小さな画面でも操作がしやすく動作も軽いLauncher 7をホーム画面に設定して、なんちゃってWindows Phone化してみました。低スペック機の割にはなかなか快適になりました。

P-01Dは価格が安いうえにコンパクトなので、目的別にカスタマイズしたものを複数持っていても役に立ちそうですね。機能を制限したキッズスマホもどきなども作れてしまいそうです。またいろいろと試してみたいと思います。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 ※特にroot化を試みることにより文鎮化(起動しなくなる)のリスクがあり、メーカー保証も全くきかなくなりますのでご注意ください。 |
P-01Dのroot化に挑戦してみました (2)
前回の記事で、P-01Dのroot化を行うのに必要な準備を行いました。今回は、実際にroot化を行っていきたいと思いますが、その前にシステムのバックアップなどを適宜行っておいた方がよいので、まずはそちらから始めていくことにします。これらの作業もすべてToolkitを用いれば簡単に行えるようになっています。
1. システムのバックアップをとる
この操作により、P-01DオリジナルのROMイメージ(起動パーティションの mtd0, リカバリ用パーティションの mtd6 がroot化に至る操作で書き換えられますので、これらのバックアップが重要です)と、/system フォルダ、/data フォルダの内容がバックアップされます。USBデバッグをONにしたP-01DをPCに接続し、以下の手順で実行可能です。なお、P-01Dのmicro SDスロットには2GB以上の空き容量のあるmicro SDを挿入しておく必要があります。
Toolkitのメニュー”2” 「システムのバックアップ」を選択すると下記メニューが表示されます。

”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する」を選択。
この操作によりP-01Dが自動的に再起動するので、起動し終わりSDがマウントされたら何かキーを押します。
(実際にはP-01Dがfastbootモードで再起動し、転送された専用イメージで起動していると思われます)
キーを押すと以下のメニューが表示されます。

システムのバックアップ(1/2) で ”1” 「mtdの全コピーと…」を選択。
システムのバックアップ(2/2) で ”1” 「 選択した作業を実行します (既定)」を選択。
バックアップにはかなり時間がかかります。まずは必要なファイルがSDにバックアップされ、その後PCに転送され、C:\P-01D\outputフォルダに出力されますので、これらのファイルは必ずバックアップをとっておきましょう。
(system.tgz が /system の内容、data.tgz が/data の内容、raw_dump.7z が各パーティションのイメージと思われます)
2. CWM-based recoveryの導入
バックアップが終了したら、mtd6(リカバリーパーティション)にCWM-based recoveryを導入します。このソフトウェアはリカバリモード起動(電源をONにし、バイブが振動したらすぐに音量下ボタンを押し続けることでリカバリモードになります)することによって呼び出され、現在のシステムのバックアップやリストアを行うことができるというものです。以下の手順で実行可能です。
Toolkitのメニュー”3” 「CWM-based recovery」を選択すると以下のメニューが表示されます。

”2” 「fastboot から書きこむ (既定)」を選択。
”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する」を選択。
この操作によりP-01Dが自動的に再起動してCWM-based recoveryが書きこまれます。

書き込みが終了するとP-01Dが自動的に再起動して完了です。
3. root の取得
ここまでの準備が完了したら、いよいよ本番です。いよいよroot権限の取得を行います。以下の手順で実行可能です。
Toolkitのメニュー”5” 「root の取得 (rootkit)」を選択します。
”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する (既定)」を選択。
P-01Dが自動的に再起動するのでSDのマウントを確認して何かキーを押すと、以下のメニューが表示されます。

”2” 継続(busyboxとsuのsymlinkを作成)」を選択します。
この操作によりroot権限が取得され、SuperUserアプリ(Super User権限を管理するアプリ)とBusyBox(Linuxのコマンドラインプログラムの代わりになるもの)がインストールされ、root化自体は完了しています。試しにコマンドプロンプトから以下のように操作してみると、プロンプトがroot権限を示す”#”に変わります。
abd shell [ENTER]
su [ENTER]

ただし、root権限を必要とするアプリをP-01D上で実行するためには「USBデバッグ」を必ずONにしておく必要があるようです。これを怠ると、「SuperUserが応答しません」というエラーが発生してしまいます。どうやらこれはP-01DとSuperUserの相性の問題のようですが…。
4. root化後のシステムのバックアップ
これまでの操作により、リカバリ用のデータが書き換えられ、「設定」アプリから初期化を行った場合にでもroot化されSuperUser, BusyBoxがインストールされた状態は維持されます。しかし、念には念を押してCWM-based recoveryでシステムのバックアップを取っておきましょう。CWM-based recoveryは上記のようにリカバリモードで起動(電源をONにし、バイブが振動したらすぐに音量下ボタンを押し続ける)ことで起動することができます。

カーソルは音量ボタン、決定はホームボタンで操作します。"backup and restore" - "backup"でバックアップが可能です。こうしてバックアップしておけば、プリインストールアプリなどを削除したりしても手軽に元に戻せるため安心です。

ここまででroot化の作業は完了です。次回以降は不要なプリインストールアプリの削除などを行いながら実際にカスタマイズに挑戦してみたいと思います。
1. システムのバックアップをとる
この操作により、P-01DオリジナルのROMイメージ(起動パーティションの mtd0, リカバリ用パーティションの mtd6 がroot化に至る操作で書き換えられますので、これらのバックアップが重要です)と、/system フォルダ、/data フォルダの内容がバックアップされます。USBデバッグをONにしたP-01DをPCに接続し、以下の手順で実行可能です。なお、P-01Dのmicro SDスロットには2GB以上の空き容量のあるmicro SDを挿入しておく必要があります。
Toolkitのメニュー”2” 「システムのバックアップ」を選択すると下記メニューが表示されます。

”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する」を選択。
この操作によりP-01Dが自動的に再起動するので、起動し終わりSDがマウントされたら何かキーを押します。
(実際にはP-01Dがfastbootモードで再起動し、転送された専用イメージで起動していると思われます)
キーを押すと以下のメニューが表示されます。

システムのバックアップ(1/2) で ”1” 「mtdの全コピーと…」を選択。
システムのバックアップ(2/2) で ”1” 「 選択した作業を実行します (既定)」を選択。
バックアップにはかなり時間がかかります。まずは必要なファイルがSDにバックアップされ、その後PCに転送され、C:\P-01D\outputフォルダに出力されますので、これらのファイルは必ずバックアップをとっておきましょう。
(system.tgz が /system の内容、data.tgz が/data の内容、raw_dump.7z が各パーティションのイメージと思われます)
2. CWM-based recoveryの導入
バックアップが終了したら、mtd6(リカバリーパーティション)にCWM-based recoveryを導入します。このソフトウェアはリカバリモード起動(電源をONにし、バイブが振動したらすぐに音量下ボタンを押し続けることでリカバリモードになります)することによって呼び出され、現在のシステムのバックアップやリストアを行うことができるというものです。以下の手順で実行可能です。
Toolkitのメニュー”3” 「CWM-based recovery」を選択すると以下のメニューが表示されます。

”2” 「fastboot から書きこむ (既定)」を選択。
”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する」を選択。
この操作によりP-01Dが自動的に再起動してCWM-based recoveryが書きこまれます。

書き込みが終了するとP-01Dが自動的に再起動して完了です。
3. root の取得
ここまでの準備が完了したら、いよいよ本番です。いよいよroot権限の取得を行います。以下の手順で実行可能です。
Toolkitのメニュー”5” 「root の取得 (rootkit)」を選択します。
”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する (既定)」を選択。
P-01Dが自動的に再起動するのでSDのマウントを確認して何かキーを押すと、以下のメニューが表示されます。

”2” 継続(busyboxとsuのsymlinkを作成)」を選択します。
この操作によりroot権限が取得され、SuperUserアプリ(Super User権限を管理するアプリ)とBusyBox(Linuxのコマンドラインプログラムの代わりになるもの)がインストールされ、root化自体は完了しています。試しにコマンドプロンプトから以下のように操作してみると、プロンプトがroot権限を示す”#”に変わります。
abd shell [ENTER]
su [ENTER]

ただし、root権限を必要とするアプリをP-01D上で実行するためには「USBデバッグ」を必ずONにしておく必要があるようです。これを怠ると、「SuperUserが応答しません」というエラーが発生してしまいます。どうやらこれはP-01DとSuperUserの相性の問題のようですが…。
4. root化後のシステムのバックアップ
これまでの操作により、リカバリ用のデータが書き換えられ、「設定」アプリから初期化を行った場合にでもroot化されSuperUser, BusyBoxがインストールされた状態は維持されます。しかし、念には念を押してCWM-based recoveryでシステムのバックアップを取っておきましょう。CWM-based recoveryは上記のようにリカバリモードで起動(電源をONにし、バイブが振動したらすぐに音量下ボタンを押し続ける)ことで起動することができます。

カーソルは音量ボタン、決定はホームボタンで操作します。"backup and restore" - "backup"でバックアップが可能です。こうしてバックアップしておけば、プリインストールアプリなどを削除したりしても手軽に元に戻せるため安心です。

ここまででroot化の作業は完了です。次回以降は不要なプリインストールアプリの削除などを行いながら実際にカスタマイズに挑戦してみたいと思います。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 ※特にroot化を試みることにより文鎮化(起動しなくなる)のリスクがあり、メーカー保証も全くきかなくなりますのでご注意ください。 |