実行専用ポケコン PC-1285
最近Angry Birdsにハマった家族にZiiOを取られてしまい、ZiiOの活用研究をしたくてもできないキョロです。というわけで、今日も新たなポケコン紹介です。今日のお題は、実行専用ポケコンのSHARP PC-1285です。これは、同じSHARPのPC-1280の実行専用バージョンに当たります。PC-1280はPC-12xxシリーズでは最も後期の製品で、PC-1260を踏襲した24桁×2行のLCDを持ち、今でいうクラムシェル型となっています。
本体を開いたところ。プログラムを実行していないときは普通の(=関数電卓ではない)電卓として利用できますが、12桁までの計算に対応しているようです。形態はPC-1280に似ていますが、色は1280の黒に対して1285は白っぽい色をしています。

私が入手したのは「住宅資金計算機」として売られていたもののようで、結構しっかりしたケースもついていました。RAMカードは16KBのものが内蔵されていましたが、残念ながらプログラムは消えてしまっていました。

一般的に実行専用ポケコンを使うには、開発機として同等機能の汎用ポケコンが必要です。PC-1285の場合はPC-1280, PC-1252の場合はPC-1251といった具合です。私はPC-1280は所有していなかったのですが、このPC-1285は、RAMカードを購入するようなものだと思って割り切って入札していたところ、意外と不人気だったようで1000円程度で落札できてしまいました。一方のPC-1280のほうは1万円前後で取引されているようで、1285にプログラムを流し込むためだけに1280を入手するのもなんだかばからしい気がします。そこで目を付けたのが手元にあるPC-1470Uです。BASICの比較表をみると、PC-1280とPC-1475(1470Uとほぼ同じ)はほぼ同じ仕様のBASICを搭載しているようです。また、LCDのスペックも24桁×2行と、まったく同じです。そこで、PC-1470UからPC-1285にプログラムを転送できないか、試してみることにしました。テストに利用したのは、FOR, TO, NEXT, WAIT, CURSOR, PRINT, CHR$ を利用した簡単なキャラクタ表示プログラムです。
10:"A" WAIT 0:FOR I=0 TO 47
20:CURSOR I
30:PRINT CHR$(65+I)
40:NEXT I
50:WAIT:PRINT:END
PC-1470Uでの実行画面。

これを自作のカセットI/Fを通じていったんPCに CSAVE します。その後カセットI/FをPC-1285につなぎ替え、PC-1285の"IN"ボタンをおしてPCからロードします。ラベル"A"をつけておいたので、"A"キーを押すと実行され、下記の画面が表示されました。

これである程度はPC-1470Uで開発ができそうな感触がつかめました。もちろんすべての命令を試したわけではないので、不具合が出る可能性もありますが…。PC-1285はそのままでも電卓として利用でき、クラムシェル型であることもあって安心してポケットに入れられそうです。よく使う計算式やプログラムなどを入れておけば持ち歩いて活用できそうですね。PC-1470UとPC-1285を直結するクロスケーブルも簡単に製作できそうなので、また時間があればやってみたいと思います。
本体を開いたところ。プログラムを実行していないときは普通の(=関数電卓ではない)電卓として利用できますが、12桁までの計算に対応しているようです。形態はPC-1280に似ていますが、色は1280の黒に対して1285は白っぽい色をしています。

私が入手したのは「住宅資金計算機」として売られていたもののようで、結構しっかりしたケースもついていました。RAMカードは16KBのものが内蔵されていましたが、残念ながらプログラムは消えてしまっていました。

一般的に実行専用ポケコンを使うには、開発機として同等機能の汎用ポケコンが必要です。PC-1285の場合はPC-1280, PC-1252の場合はPC-1251といった具合です。私はPC-1280は所有していなかったのですが、このPC-1285は、RAMカードを購入するようなものだと思って割り切って入札していたところ、意外と不人気だったようで1000円程度で落札できてしまいました。一方のPC-1280のほうは1万円前後で取引されているようで、1285にプログラムを流し込むためだけに1280を入手するのもなんだかばからしい気がします。そこで目を付けたのが手元にあるPC-1470Uです。BASICの比較表をみると、PC-1280とPC-1475(1470Uとほぼ同じ)はほぼ同じ仕様のBASICを搭載しているようです。また、LCDのスペックも24桁×2行と、まったく同じです。そこで、PC-1470UからPC-1285にプログラムを転送できないか、試してみることにしました。テストに利用したのは、FOR, TO, NEXT, WAIT, CURSOR, PRINT, CHR$ を利用した簡単なキャラクタ表示プログラムです。
10:"A" WAIT 0:FOR I=0 TO 47
20:CURSOR I
30:PRINT CHR$(65+I)
40:NEXT I
50:WAIT:PRINT:END
PC-1470Uでの実行画面。

これを自作のカセットI/Fを通じていったんPCに CSAVE します。その後カセットI/FをPC-1285につなぎ替え、PC-1285の"IN"ボタンをおしてPCからロードします。ラベル"A"をつけておいたので、"A"キーを押すと実行され、下記の画面が表示されました。

これである程度はPC-1470Uで開発ができそうな感触がつかめました。もちろんすべての命令を試したわけではないので、不具合が出る可能性もありますが…。PC-1285はそのままでも電卓として利用でき、クラムシェル型であることもあって安心してポケットに入れられそうです。よく使う計算式やプログラムなどを入れておけば持ち歩いて活用できそうですね。PC-1470UとPC-1285を直結するクロスケーブルも簡単に製作できそうなので、また時間があればやってみたいと思います。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
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まとめtyaiました【実行専用ポケコン PC-1285】
最近Angry Birdsにハマった家族にZiiOを取られてしまい、ZiiOの活用研究をしたくてもできないキョロです。というわけで、今日も新たなポケコン紹介です。今日のお題は、実行専用ポケコン