電子手帳用プログラムBASICカード
今日は久しぶりに電子手帳ネタです。SHARPの電子手帳では、自作のプログラムを実行する手段としてプログラムBASICカードが提供されていました。SC電子システム手帳用としてはPA-7C18(RAM 32KB)/PA-7C19(RAM 64KB)が、ハイパー電子システム手帳(DB-Z)用としてはPA-9C95(RAM 64KB)/9C96(RAM 128KB)などとハイパー関数プログラムカードPA-9C3(RAM 32KB)が用意されていましたが、PA-9C3以外は単体でのプログラム開発はできず一般市販もされませんでした。実行専用ポケコンと同様に、企業などがオリジナルのプログラムを書き込んで提供していたようです。
私はこの中ではPA-7C18/7C19/9C3/9C95を所有していますが、今日はSC電子システム用のプログラムBASICカード、PA-7C18/7C19について紹介します。PA-7C18/7C19は、仕様としてはPC-1360Kとほぼ同様のBASICを搭載しています。機械語関係の命令(POKE, PEEK, CALL)も使用でき、データのソートなどの機械語サブルーチンの一部が公開されています。開発には専用のカードライターとソフトウェアが必要になりますが、Webで検索したところ、カードライターとしてはSHARP純正のCE-W100と、PRECISION製のMD-PA1Fが使用可能なようです。CE-W100のほうはRS-232C接続であり、開発ソフトとしては同じく純正のCE-W100Dかワンダーソフト製の「電子手帳BASICカードエミュレータ」が利用できますが、動作環境としてはPC-9801シリーズのMS-DOSが必要になります。MD-PA1FのほうはSCSI接続でWindowsでも動作可能なようですが、メーカーサイトによると「対応BASICカードはPI-3C95-1/2/6/X、PI-3C9F-2/4(XD-FMR/XD-PS55/XD-MACを除く)、PA-9C95/96/97A/97B/97C/97D, PV-1C95-2/6です。PA-7C18/19対応をご希望の場合は別途ご相談ください。」とのことであり、どちらかというとDB-Zやザウルスを主なターゲットとしていたようです。
私が手に入れたのはCE-W100とBASICカードエミュレータです。PC-9801は所有していないのでエミュレータを利用することになりますが、Windows用のNP2ではシリアルポートがうまく動作しなかったため、以前紹介したOlivettiのノートパソコンECHOS 20cにインストールされているEPSON製の98/Vを利用することにしました。写真はECHOS 20cとCE-W100を接続したところです。

自作のBASICのプログラムは開発ツールを使用して中間コードに変換します。CE-W100はRS-232C接続のためか中間コードに変換されたファイルをIntel Hex形式で送るようになっています。とりあえずBASICカードエミュレータ付属のサンプルを書き込んでみました。

書き込み中はCE-W100のアクセスランプが点灯します。点灯中はカードは抜いてはいけません。書き込み終了後にPA-7500に挿入したところ、きちんと動作してくれました。

家にはPA-7C18が3枚と7C19が2枚あります。7C18はCE-W100のおまけとして付いていたものでとてもきれいでした。7C19はPA-7500のおまけとしてついていたものですが、企業で使用されていたもののようでカード全面にボタン割り当てを示すシールが貼ってありました。現在出回っているBASICカードは同様なものがほとんどかと思いますが、このシールをはがすのがなかなか大変でした。普通にはがすと右側のように固い糊が残ってしまい、これを除去するのに苦労しました。何とかきれいになったのが左側です。

↓ラベルをはがすのにこういうのもあるのですが、塗装が剥げそうで二の足を踏んでしまいます。レビューをみる限りでは大丈夫そうなのですが…。
私はこの中ではPA-7C18/7C19/9C3/9C95を所有していますが、今日はSC電子システム用のプログラムBASICカード、PA-7C18/7C19について紹介します。PA-7C18/7C19は、仕様としてはPC-1360Kとほぼ同様のBASICを搭載しています。機械語関係の命令(POKE, PEEK, CALL)も使用でき、データのソートなどの機械語サブルーチンの一部が公開されています。開発には専用のカードライターとソフトウェアが必要になりますが、Webで検索したところ、カードライターとしてはSHARP純正のCE-W100と、PRECISION製のMD-PA1Fが使用可能なようです。CE-W100のほうはRS-232C接続であり、開発ソフトとしては同じく純正のCE-W100Dかワンダーソフト製の「電子手帳BASICカードエミュレータ」が利用できますが、動作環境としてはPC-9801シリーズのMS-DOSが必要になります。MD-PA1FのほうはSCSI接続でWindowsでも動作可能なようですが、メーカーサイトによると「対応BASICカードはPI-3C95-1/2/6/X、PI-3C9F-2/4(XD-FMR/XD-PS55/XD-MACを除く)、PA-9C95/96/97A/97B/97C/97D, PV-1C95-2/6です。PA-7C18/19対応をご希望の場合は別途ご相談ください。」とのことであり、どちらかというとDB-Zやザウルスを主なターゲットとしていたようです。
私が手に入れたのはCE-W100とBASICカードエミュレータです。PC-9801は所有していないのでエミュレータを利用することになりますが、Windows用のNP2ではシリアルポートがうまく動作しなかったため、以前紹介したOlivettiのノートパソコンECHOS 20cにインストールされているEPSON製の98/Vを利用することにしました。写真はECHOS 20cとCE-W100を接続したところです。

自作のBASICのプログラムは開発ツールを使用して中間コードに変換します。CE-W100はRS-232C接続のためか中間コードに変換されたファイルをIntel Hex形式で送るようになっています。とりあえずBASICカードエミュレータ付属のサンプルを書き込んでみました。

書き込み中はCE-W100のアクセスランプが点灯します。点灯中はカードは抜いてはいけません。書き込み終了後にPA-7500に挿入したところ、きちんと動作してくれました。

家にはPA-7C18が3枚と7C19が2枚あります。7C18はCE-W100のおまけとして付いていたものでとてもきれいでした。7C19はPA-7500のおまけとしてついていたものですが、企業で使用されていたもののようでカード全面にボタン割り当てを示すシールが貼ってありました。現在出回っているBASICカードは同様なものがほとんどかと思いますが、このシールをはがすのがなかなか大変でした。普通にはがすと右側のように固い糊が残ってしまい、これを除去するのに苦労しました。何とかきれいになったのが左側です。

↓ラベルをはがすのにこういうのもあるのですが、塗装が剥げそうで二の足を踏んでしまいます。レビューをみる限りでは大丈夫そうなのですが…。
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