VX-4をFX-870Pに改造!?
家にはCASIOの教育用ポケコンであるVX-3とVX-4があります。この2機種は一般販売用のFX-870Pと似たアーキテクチャとなっていますが、特にVX-4のほうはRAM容量(VX-4が8KB, FX-870Pが32KB)以外は全く機能的・性能的には違いがありません。一方、VX-3のほうは少し設計が古いためか、LCD、キー配列、メモリマップなどが異なっています。私の所有しているVX-4はRAMを128KBに増設してあり、BASICからも32KB+32KBの64KBと認識されています。これはFX-870Pに32KBのRAMを増設したのと同じ状態ですので、FX-870Pとの違いは本当にガワだけと言っていい状態ですが、やはりFX-870Pのほうがデザイン的にかっこよく見えるためFX-870Pも欲しいなあ…と思ってしまいます。同じことを思う人は多いようで、オークションなどでもVX-4は数多く出回っており価格も安いのですが、FX-870Pは出品数が少ないこともあり比較的価格が高めになっています。
そんなことを考えていると、先日FX-870Pの不動品が安価で出品されているのを見つけました。しかも外装は比較的きれいそうな印象です。VX-4は改造のため内部をいじったことがあり、だいたいの構造はわかっているため、このFX-870Pを入手して修理するか、最悪修理不能でもVX-4の中身と入れ替えることで「なんちゃってFX-870P」を作ることができないかと考えたわけです。さすがに不動品に入札する人はだれもおらず、あっさり落札できてしまいました。
2台並べたところ。もちろん形は全く同じなのですが、色合いやキートップの字体が異なり、FX-870Pのほうが何となく高級感があるように感じます。

さっそくFX-870Pを分解してみました(ケースの開け方などはVX-4の改造記事を参照してください)。裏蓋に盛大に液漏れの跡が残っています。

メイン基板にも液漏れで腐食した跡が多数あります。

前の所有者の方が修理を試みたのか、はんだ付けをやり直したような跡もあちこちにあります。

腐食して断線したパターンをつなぎなおした跡もありました。

どうやら前の所有者の方も修理を試みたようですが、うまくいかなかったようです。さすがにここまでやって動かないということは、修理するのはあきらめたほうがよさそうです。おとなしくVX-4の中身と交換することにしました。
キーボード基板は腐食はしていないようでしたが、少し電解液が付着したのか汚れていたため、VX-4のものを移植することにしました。

LCDモジュールは全くダメージを受けていなさそうでしたので、そのまま使用することにしました。

メモリバックアップスイッチの接点も錆びていたため、VX-4のものを移植しました。色が違ってしまうのが難点ですが、カバーをすると隠れるためよしとしました。電池ボックスの(-)側の金具も交換した形跡がありました。

メイン基板はみたところVX-4とFX-870Pのものは全く同じでした。電源と圧電ブザーの配線を外してそのまま交換しました。後は元通り組み立てて終わりです。これで「なんちゃってFX-870P」の誕生です。VX-4のほうは補修用の部品取り用として残しておこうと思います。

そんなことを考えていると、先日FX-870Pの不動品が安価で出品されているのを見つけました。しかも外装は比較的きれいそうな印象です。VX-4は改造のため内部をいじったことがあり、だいたいの構造はわかっているため、このFX-870Pを入手して修理するか、最悪修理不能でもVX-4の中身と入れ替えることで「なんちゃってFX-870P」を作ることができないかと考えたわけです。さすがに不動品に入札する人はだれもおらず、あっさり落札できてしまいました。
2台並べたところ。もちろん形は全く同じなのですが、色合いやキートップの字体が異なり、FX-870Pのほうが何となく高級感があるように感じます。

さっそくFX-870Pを分解してみました(ケースの開け方などはVX-4の改造記事を参照してください)。裏蓋に盛大に液漏れの跡が残っています。

メイン基板にも液漏れで腐食した跡が多数あります。

前の所有者の方が修理を試みたのか、はんだ付けをやり直したような跡もあちこちにあります。

腐食して断線したパターンをつなぎなおした跡もありました。

どうやら前の所有者の方も修理を試みたようですが、うまくいかなかったようです。さすがにここまでやって動かないということは、修理するのはあきらめたほうがよさそうです。おとなしくVX-4の中身と交換することにしました。
キーボード基板は腐食はしていないようでしたが、少し電解液が付着したのか汚れていたため、VX-4のものを移植することにしました。

LCDモジュールは全くダメージを受けていなさそうでしたので、そのまま使用することにしました。

メモリバックアップスイッチの接点も錆びていたため、VX-4のものを移植しました。色が違ってしまうのが難点ですが、カバーをすると隠れるためよしとしました。電池ボックスの(-)側の金具も交換した形跡がありました。

メイン基板はみたところVX-4とFX-870Pのものは全く同じでした。電源と圧電ブザーの配線を外してそのまま交換しました。後は元通り組み立てて終わりです。これで「なんちゃってFX-870P」の誕生です。VX-4のほうは補修用の部品取り用として残しておこうと思います。

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