CASIO PB-240
前回に引き続き、今回もCASIOのPB-100系のポケコンです。本日紹介するPB-240は、スペック的にはPB-120と同等(CPU HD61747, RAM 8KB)ですが、縦型の関数電卓のような形をしているのが特徴です。ちなみにRAMは最大16KBまで増設可能で、PB-100系のポケコンとしてはかなりの大容量です。このモデルは国内では販売されず、RAMが2KBのPB-220のみが販売されていました。

外側は手帳型ケース状になっています。シート型キーボードが一体化していますので、外すことはできません。

以前紹介した実行専用機のPD-200ですが、スペックが同等(RAMが8KBでデータバンク機能を搭載)であることからして、このPB-240がベースになっていると考えてよさそうです。

確かに並べると似ています。ただし、PD-200のほうは手帳型ケースから外すことができます。

PD-200用のプログラムを開発するにはこのPB-240が最適そうです。RAM容量が同じなので、SRAM/LRAMコマンドが使えそうですしね(まだ試してはいません)。ただし、このキーボードは入力がしにくそうなので、PB-120かPB-410で開発を進め、最終的にPB-240でデバッグしてからPD-200に転送するというのがよいかもしれません。
最後に、これまで紹介したPB-100系のポケコンすべてのスペック一覧を載せておきます。
(PB-110のCPUはHD61747でしたが、RAMは同期SRAMのHD61914でした。PB-120の記事で、HD61747はSRAMのインターフェースが違うのかも、と書きましたが、どうやらそういうわけではなさそうです。非同期SRAMを採用している機種は、富士通のメモリコントローラ(PB-120だとMB64H440)を挟むことで対応しているようです。)

外側は手帳型ケース状になっています。シート型キーボードが一体化していますので、外すことはできません。

以前紹介した実行専用機のPD-200ですが、スペックが同等(RAMが8KBでデータバンク機能を搭載)であることからして、このPB-240がベースになっていると考えてよさそうです。

確かに並べると似ています。ただし、PD-200のほうは手帳型ケースから外すことができます。

PD-200用のプログラムを開発するにはこのPB-240が最適そうです。RAM容量が同じなので、SRAM/LRAMコマンドが使えそうですしね(まだ試してはいません)。ただし、このキーボードは入力がしにくそうなので、PB-120かPB-410で開発を進め、最終的にPB-240でデバッグしてからPD-200に転送するというのがよいかもしれません。
最後に、これまで紹介したPB-100系のポケコンすべてのスペック一覧を載せておきます。
(PB-110のCPUはHD61747でしたが、RAMは同期SRAMのHD61914でした。PB-120の記事で、HD61747はSRAMのインターフェースが違うのかも、と書きましたが、どうやらそういうわけではなさそうです。非同期SRAMを採用している機種は、富士通のメモリコントローラ(PB-120だとMB64H440)を挟むことで対応しているようです。)
データバンク | BEEP | BASIC | CPU | RAM(~最大) | 備考 | |
PB-100 | × | × | 旧 | 61913 | 1KB(~2KB) | |
PB-110 | ○ | ○ | 新 | 61747 | 1KB(~2KB) | |
PB-120 | ○ | ○ | 新 | 61747 | 8KB | |
FX-700P | × | × | 旧 | 61913 | 2KB | "F"キー |
PB-410 | ○ | ○ | 新 | 61747 | 2KB(~4KB) | RAMカード |
PB-240 | ○ | ○ | 新 | 61747 | 8KB(~16KB) | 縦型 |
PD-200 | ○ | ○ | 新 | 61747 | 8KB(~16KB) | 実行専用 |
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