LISPポケコン CASIO AI-1000

人工知能言語のひとつとして、LISPというものがあります。LISPとは"LISt Processor"の略であると言われることが多いのでもわかるとおり、関数、データ、式などをすべてリスト形式で入力してプログラムするようになっています。LISPではリストを(式 式 式 …)という形で表現し、関数は(関数名 引数 引数 引数 …)というふうに表します。たとえば、5+3 の値を求めるには次のようにします(これぐらいの計算ならCALモードを使えばいいのですが…)。

 (+ 5 3)

そのほかには自分で関数を定義するためにdefunという関数がありますし、リストから要素を取り出したり、リストの一部を切り出したり、逆にリストとリストを結合したりするような関数があり、これらの組み合わせでプログラムを作っていくわけです。

このようなLISP言語を搭載した、ポケコン界の異端児ともいえる存在がこのCASIO AI-1000です。これは海外で発売されていたPB-2000Cとほぼ同等のハードウェアにLISP言語を搭載したもので、ROMカードを差すことによってBASIC, C, Prologなども使用可能となっていました。CPUにはFX-870PPB-1000と同様HD61700を採用し、RAMは32KB内蔵しています(64KBまで増設可能)。この機種もPC-1600K, PC-E650などとならび人気機種で、オークションでも2万円近い価格がつくこともあります。
AI-1000外側

黒色の筐体と銀色のファンクションキーが高級感を醸し出していますね。
AI-1000

PB-1000と同様ファイルメニューを搭載しています。内部的にはPB-1000に近いものと思われますが、画面はタッチパネルではありません。
メニュー

カバーは着脱可能となっていますが、インターフェースボックスFA-7にセットする場合はカバーをつけなければいけないようです。
カバー

先ほどの例題、5+3を計算してみたところ。
LISP実行画面

私が入手したものはオプションのROMカードはなく、説明書もついていませんでした。その代わりといってはなんですが、相場よりはかなり安く(5000円程度で)入手できました(オークションでなんとなく不動品ぽいニュアンスで紹介されいたせいもあるかと思いますが…)。LISPは私もあまりよくわかっていないので、これから少しずつ勉強していきたいと思っています。スマホやタブレットでLISPを体験してみたい方は、AndroSchemeという処理系が移植されているので、ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。Google Playからダウンロード可能です。
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tag : CASIO ポケットコンピュータ AI-1000 PB-2000C LISP

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