SHARP EL-5103
本日からちょっとJornadaの記事はお休みして、また電卓をいくつか紹介します。最近入手したSHARPの初期のプログラム関数電卓、EL-5103です。この機種はSHARPの初期のポケコンであるPC-1210/1211と似ているプログラム関数電卓である、EL-5100を縦型にしたような感じの電卓です。EL-5100はこの当時としては珍しいドットマトリクス液晶を搭載し、入力方法は現在でも通用する完全数式通りであり、簡単なプログラム機能も使用可能でした。このEL-5103はEL-5100と似てはいるのですが、一部機能が省略されており、特にプログラム機能についてはかなり簡略化(プログラムは1組のみ、条件判断やジャンプなどの制御構造は使用不可)されています。

手帳型ケースの外側。最近のものと違い、両面テープ固定式ではありません。

LCDは13文字まで表示可能です。フォントはPC-1210/1211のものと似ています。数字の"0"の表示が最近のドットマトリクス方式の電卓とは異なっていますね。(これもPC-1210/1211と同じです)

プログラムは、EL-566Eと同じく"f(変数…)=計算式"という入力方式ですが、条件判断やジャンプなどは使えません。計算式以外で使用できる命令は","(結果を表示して一時停止)のみです。プログラムのステップ数は48ステップまでとなっています。プログラムの機能的にはEL-5020とあまり変わらない感じですね。
電池交換用のねじを外し、裏蓋をあけたところです。SC43125というICが2つと、SC43173というICが一つ使用されています。SC43125はPC-1211などにも搭載されており、どうやらこれはCPUではないようなので、SC43173がCPUであろうと推測されます(PC-1211のCPUはSC43177とSC43178だそうです)。

この機種はSHARPが一時期多く採用していた黄色LCDを搭載していますが、灰色LCD搭載のEL-5103Sというのが後継機として出ています。これらのEL-5103/SもPC-1210/1211やEL-5100と同様、LCDの耐久性が悪いようで、液晶漏れを起こしている機体が多いようです。私が入手したものは幸い液晶は全くきれいでしたが、液晶漏れはいつ始まるかわかりませんので心配です。PC-1245などでもある程度使用していたほうが長持ちしたという話もありますし、お蔵入りにはせず大切に使っていきたいと思います。

手帳型ケースの外側。最近のものと違い、両面テープ固定式ではありません。

LCDは13文字まで表示可能です。フォントはPC-1210/1211のものと似ています。数字の"0"の表示が最近のドットマトリクス方式の電卓とは異なっていますね。(これもPC-1210/1211と同じです)

プログラムは、EL-566Eと同じく"f(変数…)=計算式"という入力方式ですが、条件判断やジャンプなどは使えません。計算式以外で使用できる命令は","(結果を表示して一時停止)のみです。プログラムのステップ数は48ステップまでとなっています。プログラムの機能的にはEL-5020とあまり変わらない感じですね。
電池交換用のねじを外し、裏蓋をあけたところです。SC43125というICが2つと、SC43173というICが一つ使用されています。SC43125はPC-1211などにも搭載されており、どうやらこれはCPUではないようなので、SC43173がCPUであろうと推測されます(PC-1211のCPUはSC43177とSC43178だそうです)。

この機種はSHARPが一時期多く採用していた黄色LCDを搭載していますが、灰色LCD搭載のEL-5103Sというのが後継機として出ています。これらのEL-5103/SもPC-1210/1211やEL-5100と同様、LCDの耐久性が悪いようで、液晶漏れを起こしている機体が多いようです。私が入手したものは幸い液晶は全くきれいでしたが、液晶漏れはいつ始まるかわかりませんので心配です。PC-1245などでもある程度使用していたほうが長持ちしたという話もありますし、お蔵入りにはせず大切に使っていきたいと思います。
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