VMware PlayerにWindows XPをインストール

これまでWindows CE機とのデータのやり取りにはWindows 2000を利用してきました。しかし、Windows 2000ではOutlook Connectorが動作しないなど、いろいろと制限もありますので、今度はWindows XPをインストールしてみることにしました。Windows XPのライセンスで余っているものはないかと探すと、だいぶ前に使用していたMedia Center Edition(以下、Windows XP MCE)が出てきたのでこれを利用することにしました。Windows XP MCEはいわゆるDSP版になりますが(DSP版しか存在しない)、同時購入した光学ドライブを現在も使用しているのでライセンス的には問題ないと思われます。

通常通りVMWare Playerを起動して仮想マシンを作成しますが、ここで注意点がひとつあります。それは、仮想マシン作成ウィザードでインストールディスクを指定せずに、「後でOSをインストール」を選ぶ必要があるということです。ここでインストールディスクを指定してしまうと、「簡易インストール」という全自動インストールが実行されるのですが、Windows XP MCEには対応していないため、Media Center機能などが正しくインストールされず、Windows XP Professionalの出来損ないのようになってしまいます。

インストールが終了したら、アップデータなどを当てる必要がありますが、やはり古いOSだけあって順序を守らないとこんなエラーが出てうまくいかなかったりします。
アップデートのエラー

アップデータのインストールは以下の順序で行います。
1. IE8をダウンロード、インストール。
2. SP3をダウンロード、インストール。
3. Microwoft Updateを実行。.Net Frameworkを含めすべてをインストール。
4. VMware Toolsをインストール。

これでWindows XP MCEが利用できるようになります。ライセンス認証も問題なく可能でした。しばらく(何年間も!)使用していなかったため、ハードウェアの変更カウントがリセットされてしまったのでしょうか。光学ドライブ以外はほとんど別物になってしまっているのですが…。
Windows XP Media Center Edition

あとはWindows CEと連携するための準備です。
1. Office 2003をインストール
2. Office 2003 SP3をダウンロード、インストール
3. Outlook Connectorをダウンロード、インストール
4. USB-IrDAを接続し、ドライバをインストール
5. ActiveSync 3.8をダウンロード、インストール

とりあえずJornada 690を接続してみました。問題なく動作しているようです。
Jornada 690と同期

実は我が家にはJornada以外にWindows CEデバイスが増えてしまっています(汗)。Windows CEのバージョンは、Windows CE 2.0, 2.11, 3.0, 4.1と色々取り揃えていますが(笑)、ActiveSync 3.8でこれらすべてに対応可能なので一安心です。ただActiveSync 3.8はWindows XP以前でしか動作しないので、仮想マシンを利用しないといけないのがちょっと面倒くさいですが…。次回からは、そんなH/PCのひとつ、VictorのInterLinkについての記事を予定しています。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。

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テーマ : Windows
ジャンル : コンピュータ

tag : VMwareWindowsXPMediaCenterEditionActiveSyncMicrosoftOffice

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