CASIO fx-4100P

CASIO電卓シリーズ2日目の今日は、fx-4100Pを紹介します。この電卓は12桁のドットマトリクス液晶を備えており、数式をそのまま表示、計算することができるようになっています。SHARPのEL-5103みたいな感じですね。
fx-4100P

内部の写真。CASIO製にはめずらしく、日立ではなく東芝のチップが使われています。
内部写真

この電卓は型番の最後に"P"という文字がついているのでもわかる通り、プログラム関数電卓のカテゴリに分類されています。ただし、これまで紹介した他のCASIOの電卓と異なり、そのプログラム機能は制御構造などは一切使えない、簡易的な「数式記憶機能」として搭載されています。使用方法は、計算式を入力して[IN]キーを押すとその数式が記憶され(63ステップまで)、[OUT]キーで記憶された数式が呼び出されるというもので、呼び出した数式を計算するには[EXE]キーを押すという方式になっています。数式には変数(A~F, X, Y)を含めることができるようになっており、EL-5020と同様、初出の変数名があると入力を求めるようになっています。また、":"で区切ることで複数の計算式を順に実行することができます(マルチステートメント)。

実際にやってみた様子を示します。以下の式を入力し[IN]キーを押します。
数式記憶

[OUT][EXE]を押すとAの値、Bの値を順にきいてきます。
変数入力

入力し終わると"X="と一瞬表示された後に結果が表示されます。(式の左辺"X="を省略すると、"X="を表示せずに結果のみ表示します。)
結果1

もう一度[EXE]キーを押すと"Y="に引き続き次の結果が表示されます。
結果2

このような数式記憶機能CASIOのより上級のプログラム電卓やポケコンなどにも搭載されているものがあります。例えばFX-870Pでも全く同じように使用できます。同様に数式を入力して[IN]キーで記憶します。
FX-870PのFunction Memory

[OUT]キーでは式の内容を確認できます。[CALC]キーを押すとfx-4100Pの場合と全く同様に実行できます。
FX-870Pの実行画面

このfx-4100Pはプログラム機能自体はこのように簡易的なものですが、ドットマトリクス液晶を採用し使いやすい機種だと思います。上にも書きましたが、機能的にはSHARPのEL-5103と似ている印象です(関数機能や統計機能などは、fx-4100Pのほうが多機能だと思いますが…)。英文のマニュアルがこちらからダウンロードできますので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
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