SHARP EL-5120

本日はアキバに出かけています。アキバの様子はまた日を改めて書こうと思いますが、本日のブログは引き続き関数電卓の紹介です。前回紹介したPC-1001SHARP最古のプログラム関数電卓というべきものでしたが、本日のネタは、現行の最上位機種であるEL-5250の一世代前の機種となる、EL-5120です。CASIOでいうとfx-4800Pあたりが相当する機種になるのでしょうが、搭載機能としては、通常の関数計算、統計計算(回帰分析は未搭載)、数値積分、ソルバー機能などとなっており、複素数演算などはできません。
EL-5120

スペック的にはEL-5250と似ているところもあり、LCDはEL-5250と同じ14桁のドットマトリクス(+2桁の指数表示)×3行となっています。ただしプログラムの容量は、EL-5250が約4KBであるのに対し、こちらは1211バイトとなっています。(マニュアルが入手できていないため、詳細なスペックについては不明です)
EL-5120のLCD

プログラミング言語はEL-5250, EL-9600と同様の、BASICを簡略化したような仕様になっています。プログラムはfx-4800Pなどと同様、ファイル名で管理する仕組みになっています。また、プログラム命令は[COMMAND]キーで表示されるメニューで入力します。
コマンドメニュー

試しにスクロールしてみていると、下記のような命令が確認できました。Webの情報やEL-9600のマニュアルも参考にすると、だいたい下記のような機能であろうと思われます。
 PRINT 変数名 :変数の内容を表示する
 PRINT"文字列 :文字列を表示する
 INPUT 変数名 :変数への入力を促す
 WAIT :何かキーが押されるまで待つ
 WAIT 秒数 :指定の時間だけ待つ
 REM コメント :プログラムにコメントを入れる
 END :プログラムを終了する
 LABEL ラベル :ラベル(英数字7文字まで)を定義する
 CLRT :テキスト画面のクリア
 IF 条件 GOTO ラベル :条件を満たせばラベルへジャンプ
 GOTO ラベル :無条件にラベルへジャンプ
 GOSUB ラベル :サブルーチン呼出
 RETURN :サブルーチンを終了し呼び出し元へ戻る
 =, <, <=, >=, >, ≠ :利用できる関係演算子
以下のものは統計関係と思われますが、現時点では使用方法はわかりません。
 DATA
 STATx
 STATxy

こんな感じで、プログラミング言語もfx-4800Pに遜色ない充実度だと思います。強いていえば配列が使えないところがちょっと弱いかも…という程度ですね。これもなかなかコンパクトで高性能な電卓なので、愛用したいと思います。
fx-4800Pと並べてみました

後継機種のEL-5250です。
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tag : SHARPプログラム関数電卓EL-5120ピタゴラス

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