PC-1500/1501対応のメモリモジュール

本日は、PC-1500シリーズ用の拡張メモリモジュールについて書いてみたいと思います。PC-1500シリーズの拡張メモリは4KB/8KB/16KB/32KBの4種類の容量があり、バックアップバッテリの有無、ライトプロテクト機能の有無、カナROM内蔵の有無などで下記のようなバリエーションがあります。

1. CE-151 (4KB RAM)
最も基本的な4KBのRAMです。アドレスは本体RAMの上位に割り当てられ、RAMの先頭アドレスは4000Hから変わりません。
CE-151

2. CE-155 (8KB RAM)
こちらも基本的な8KBのRAMです。2KB分が本体RAMの下位(3800H~3FFFH), 残りの6KB分が上位に割り当てられます。
CE-155

3. CE-157 (4KB RAM+カナROM)
CE-151にカナROMを加えたもの。「カナモジュール」と名付けられています。(マニュアルの抜粋はこちら)
CE-157

4. CE-159 (8KB RAM)
CE-155と同じく8KBですが、バッテリバックアップ機能、ライトプロテクト機能を持っています。アドレスは本体RAMの下位(2000H~3FFFH)に割り当てられます。これ以降のバッテリバックアップつきのRAMモジュールは「プログラムモジュール」と呼ばれます。この当時はポケコンに接続できるFDDもなく、このようなRAMモジュールがリムーバブルメディアの代用として利用されることを想定されていたのでしょう。他機種でもそのような例がいくつかありました。ただ、リムーバブルメディアとして手軽に使用するには少し高価すぎましたが…。
CE-159

5. CE-160 (16KB RAM)
CE-159と同様のバッテリバックアップ機能付きの16KB RAMです。ライトプロテクト機能はありません。アドレスは本体RAMの下位(0000H~3FFFH)に割り当てられます。国内では販売されていなかったかもしれません。

6. CE-161 (16KB RAM)
CE-160とほぼ同等の16KB RAMですが、こちらはライトプロテクト機能があります。アドレスは0000H~3FFFHで同じです。
CE-161

7. CE-163 (32KB RAM)
CE-161をバンク切り替えで16KB×2バンク利用可能としたもの。アドレスは0000H~3FFFHで同じです。
バンク切り替えは下記のようにソフトウェアで操作します。
 PC-1501の場合:
  Page 0 : POKE &6800,0
  Page 1 : POKE &6801,0
 PC-1500の場合:
  Page 0 : POKE &5800,0
  Page 1 : POKE &5801,0
これも国内では販売されていなかったのではないかと思います。

少なくともCE-151/155/159/160/161はPC-1600Kでも使用可能だったと思います。ざっとこんな感じですが、またの機会に手持ちのCE-159/CE-161についてもう少し詳しく書いてみたいと思います。
※2013/11/3 引き出しの奥からCE-151が出てきたので画像を追加しました。
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