Microsoftアカウントの移行(1)
私はWindows Phoneをメインのスマホとして利用していることもあり、SkyDriveをメインのクラウドストレージとして利用してきました。Dropboxなどと比べても無料で利用できる容量が7GBと大きいのも魅力です。しかし、このSkyDriveが1ヶ月ぐらい前から調子が悪いのです…。発端は以下のようなメール。このメールが来てから、SkyDriveが読み取り専用となってしまい、まともに利用できなくなってしまいました。ちなみに.jpドメインではなく.comドメイン欲しさに登録したので管轄がアメリカになっているのか、メールなどはすべて(セキュリティコードなどを送ってくるメールも)英語で届きます…(汗)。
Dear SkyDrive Customer,
We're having a problem with SkyDrive that is affecting your file performance, and we're trying to fix it. To minimize any impact to you, we're keeping your files in a read-only state while we work on the problem. We'll let you know when we've fixed this, and appreciate your patience.
内容からしてすぐに復旧するのかと思いきや、いつまでたっても直らないので、Microsoftのサポートフォーラムで質問してみました。アカウント情報を教えろというのでプライベートメッセージで送信したところ、調査するので待ってほしいという返事だったので、2週間ほど待ってみました。それでも返事がないため再度確認してみると「まだ担当部門からの返事を待っている」ということで、まだまだ時間がかかりそうな印象でした。私はサーバーの管理には詳しくないので何が悪いのかはよくわかりませんが、調子が悪いのならさっさと新しいスペースを用意して移行してくれればいいだけだと思うのですが…。管轄がアメリカなので余計に時間がかかっているのかな?
とまあ愚痴っていても仕方がないので、新しいアカウントを作成して移行してみることにしました。しかし、SkyDriveアカウントは、Windows Phoneはもちろんのこと、Windows 8.1になってからWindowsのアカウントとも関連付けられており、SkyDriveのアカウントを移行するには、Windowsのアカウント、さらにはWindows Phoneのアカウントを変更する必要があります。Windows Phoneのアカウントを変更するとなると、できればカレンダーやメール、連絡先といったOutlook.comのサービスも移行したほうが便利ということになってしまいます。
ということで、試しに移行作業をやってみることにしました。まずはMicrosoftアカウントのページにアクセスして、新しいアカウントを作成します。作成したら、Outlook.comのサイトやSkyDriveのサイトにアクセスして、利用可能であるのを確認しておきましょう。
さて、ここからがPC側での操作となります。まずはOutlook 2013を利用して予定表などの移行を試みます。まずは準備として、新しく取得したMicrosoftアカウントのOutlook.comメールアカウントを追加しておきます。

アカウントを追加すると、連絡先や予定表が利用可能となります。

旧アカウントの予定表を選択し、「ビュー」を「一覧」に変更します。

この際ですので、古くて不要なアイテムは削除して整理しておくとよいと思います。整理が終了したら、[CTRL]+[A]で全選択し、一旦ローカルの予定表にドラッグ&ドロップして移動します。移動したらローカルの予定表を「一覧」ビューで表示しし、再度全選択して新しいアカウントの予定表に移動すれば完了です。ちなみに、ローカルを経由せずにOutlook.comアカウント間で移動することはできないようで、試みてもエラーになってしまいます。[CTRL]+[C]でコピーして[CTRL]+[V]で張り付けると一見うまくいったように見えますが、Web上のOutlook.comには同期されませんでした。連絡先を同期したい場合も同様にローカルの連絡先を経由させれば移動可能です。操作が完了したら、Outlook.comのサイトを開いてデータが移行されていることを確認しておきましょう。
さて、データの移行が完了したところで、各デバイスのアカウントを切り替えていく必要があります。まずはWindows 8.1から。Windows 8.1のログインアカウントを新しいMicrosoftアカウントに切り替えるためには、一旦ログインアカウントとMicrosoftアカウントの関連付けを外す必要があります。この操作は「設定」チャームの「PC設定の変更」-「アカウント」から可能です。

関連付けを解除したら、今度は新しいアカウントと関連付けます。これも同様に「PC設定の変更」-「アカウント」で行います。

以上の操作が完了したら、これまでのSkyDriveフォルダは"SkyDrive.old"という名前に変更され、新しいSkyDriveフォルダができていますので、必要なデータをコピーしておくとよいでしょう。

これでWindows 8.1の操作は完了です。MetroアプリのSkyDrive、メール、PeopleなどはWindowsのアカウント変更操作を行えば自動的に変更されるため、個別の操作は不要です。次回は、クライアント機器の設定変更を行う予定です。
Dear SkyDrive Customer,
We're having a problem with SkyDrive that is affecting your file performance, and we're trying to fix it. To minimize any impact to you, we're keeping your files in a read-only state while we work on the problem. We'll let you know when we've fixed this, and appreciate your patience.
内容からしてすぐに復旧するのかと思いきや、いつまでたっても直らないので、Microsoftのサポートフォーラムで質問してみました。アカウント情報を教えろというのでプライベートメッセージで送信したところ、調査するので待ってほしいという返事だったので、2週間ほど待ってみました。それでも返事がないため再度確認してみると「まだ担当部門からの返事を待っている」ということで、まだまだ時間がかかりそうな印象でした。私はサーバーの管理には詳しくないので何が悪いのかはよくわかりませんが、調子が悪いのならさっさと新しいスペースを用意して移行してくれればいいだけだと思うのですが…。管轄がアメリカなので余計に時間がかかっているのかな?
とまあ愚痴っていても仕方がないので、新しいアカウントを作成して移行してみることにしました。しかし、SkyDriveアカウントは、Windows Phoneはもちろんのこと、Windows 8.1になってからWindowsのアカウントとも関連付けられており、SkyDriveのアカウントを移行するには、Windowsのアカウント、さらにはWindows Phoneのアカウントを変更する必要があります。Windows Phoneのアカウントを変更するとなると、できればカレンダーやメール、連絡先といったOutlook.comのサービスも移行したほうが便利ということになってしまいます。
ということで、試しに移行作業をやってみることにしました。まずはMicrosoftアカウントのページにアクセスして、新しいアカウントを作成します。作成したら、Outlook.comのサイトやSkyDriveのサイトにアクセスして、利用可能であるのを確認しておきましょう。
さて、ここからがPC側での操作となります。まずはOutlook 2013を利用して予定表などの移行を試みます。まずは準備として、新しく取得したMicrosoftアカウントのOutlook.comメールアカウントを追加しておきます。

アカウントを追加すると、連絡先や予定表が利用可能となります。

旧アカウントの予定表を選択し、「ビュー」を「一覧」に変更します。

この際ですので、古くて不要なアイテムは削除して整理しておくとよいと思います。整理が終了したら、[CTRL]+[A]で全選択し、一旦ローカルの予定表にドラッグ&ドロップして移動します。移動したらローカルの予定表を「一覧」ビューで表示しし、再度全選択して新しいアカウントの予定表に移動すれば完了です。ちなみに、ローカルを経由せずにOutlook.comアカウント間で移動することはできないようで、試みてもエラーになってしまいます。[CTRL]+[C]でコピーして[CTRL]+[V]で張り付けると一見うまくいったように見えますが、Web上のOutlook.comには同期されませんでした。連絡先を同期したい場合も同様にローカルの連絡先を経由させれば移動可能です。操作が完了したら、Outlook.comのサイトを開いてデータが移行されていることを確認しておきましょう。
さて、データの移行が完了したところで、各デバイスのアカウントを切り替えていく必要があります。まずはWindows 8.1から。Windows 8.1のログインアカウントを新しいMicrosoftアカウントに切り替えるためには、一旦ログインアカウントとMicrosoftアカウントの関連付けを外す必要があります。この操作は「設定」チャームの「PC設定の変更」-「アカウント」から可能です。

関連付けを解除したら、今度は新しいアカウントと関連付けます。これも同様に「PC設定の変更」-「アカウント」で行います。

以上の操作が完了したら、これまでのSkyDriveフォルダは"SkyDrive.old"という名前に変更され、新しいSkyDriveフォルダができていますので、必要なデータをコピーしておくとよいでしょう。

これでWindows 8.1の操作は完了です。MetroアプリのSkyDrive、メール、PeopleなどはWindowsのアカウント変更操作を行えば自動的に変更されるため、個別の操作は不要です。次回は、クライアント機器の設定変更を行う予定です。
※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。 |
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コメント
No title
私もアメリカのマイクロソフトアカウント(live.com)が欲しいのですが登録画面に強制的に日本語になってしまいます。
何かいい方法はありませんか?
何かいい方法はありませんか?
No title
私もUSのアカウントを作ったのは2年ほど前なので詳しくは忘れてしまいましたが、確かにIEで http://www.msn.com を開いても強制的に日本語サイトが開いてしまいますね。私は普段はFirefoxを利用していますが、Firefoxで http://www.msn.com を開くと、初回は画面上方にUSサイトと日本サイトを選択するメッセージが表示されました。ここでUSサイトを選んでサインアップに進むとうまくいきそうです(アドレス選択のところで live.com が選択枝に出てきました)。ちなみにこのときFirefoxのアドレスバーに表示されている http://t.msn.com/?st=1&rd=1 をIEに貼り付けたところUSサイトが表示されましたので、こちらでも可能かもしれません。