SHARP 電子システム手帳 PA-6300/6500

大量ジャンク紹介シリーズの2回目の今日は、SC電子システム手帳PA-6300PA-6500を紹介します。PA-6000シリーズの電子手帳は、基本的なアーキテクチャはPA-7000シリーズと同様のものを踏襲していますが、ICカードスロットを省略するなどして薄型化、低価格化を図った製品群となります。このシリーズに属するものとしては、下記のモデルがあります。

PA-6000PA-7000に近いスペック 2行表示 時計なし メモリ16KB
PA-6300PA-7000に近いスペック 2行表示 時計なし メモリ32KB
     英和・和英辞書内蔵 横型QWERTYキーボード搭載 プラスチックカバー
PA-6500PA-8500に近いスペック 4行表示 時計内蔵 メモリ32KB
     漢字辞書内蔵
PA-L1PA-X3に近いスペック 5行表示 時計内蔵 メモリ32KB
     漢字辞書内蔵 プラスチックカバー

上記のほかに、PA-6100/6110/6200という似た型番のものがありますが、これらはPA-6000と似た筐体に外国語辞書機能のみを搭載したモデルで、PDA機能は持っていないため商品名も「電子手帳」ではなく「電訳機」となっています。

カバーを閉じた状態。左がPA-6300、右がPA-6500
PA-6300 & PA-6500 (外側)

カバーを開いた状態。左がPA-6500、右がPA-6300
PA-6300 & PA-6500

PA-6500はICカード非対応とはいえ、右側にシートキーを搭載し、時計を内蔵するなど、機能的には上位モデルに準じたものとなっています。
PA-6500

PA-7500
(右)と並べてみました。大きさはほぼ同じです。ICカードスロットがない分キー配列が異なっており、ローマ字入力だけではなく直接かな入力も可能となっています。
PA-6500 & PA-7500

時計表示。基本的にはPA-8500以降のものと変わりません。
時計表示

裏側。デザインやシートキーの接続部の構造などはPA-7500と似ていますが、薄型化されているため、電池交換を行うには裏面のカバー全体を外す必要があります。
PA-6500裏面

側面。薄くなっているとはいえ、4ピンのオプションポートはちゃんと付いています。
PA-6500 4ピン端子

ちょっと中を覗いてみました。他のSC電子システム手帳と同様、CPUにはSC61860(ESR-H)が使用されています。左上のチップはおそらくROM、右上のチップは62256互換のRAMでしょう。
PA-6500のCPU

こちらはPA-6300です。QWERTYキーボードを搭載し、何となく電子辞書っぽい風貌ですね。こちらは英和・和英辞書を搭載していますので、実際にエントリクラスの電子辞書として利用するのもありかと思います。
PA-6300

これまではICカードスロットがついていないこともあってあまりPA-6000シリーズには興味がなかったのですが、なかなかユニークな機種たちが揃っていますね。機会があれば超薄型のPA-6000も入手してみたいと思いました。
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