go41c 基本編の続き (2) - メモリ編
本日は昨日の続きで、メモリ機能について説明します。
標準状態のHP-41C(go41cも)はR00~R62までの63本のメモリレジスタを持っています。このレジスタはプログラムメモリと共用されており、初期状態では17本がデータ用、46本がプログラム用に割り当てられています。データ用メモリには数値およびALPHA文字列(6文字まで)を格納することができます。以下にメモリレジスタを操作する命令を示します。なお、ALPHAモードで <> を入力するには[SHIFT] I [SHIFT] J です。
[STO] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnにXレジスタの値(表示中の数値)を格納します。
[RCL] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnの値をXレジスタに読み込み(表示し)ます。スタックは1段ずつpush(X→Y→Z→T)されます
[XEQ] "X<>" {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnとXレジスタの値(表示中の数値)を交換します。
[VIEW] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnの値を単に表示します(Xを含めスタックには影響しません)。
ALPHAモードにおいて[SHIFT] L (=[STO])および [SHIFT] M (=[RCL])と操作するとALPHAレジスタの文字列をメモリレジスタに格納・参照することができます(ASTO 命令、ARCL 命令)。数値を格納したメモリレジスタをALPHAモード中に ARCL 命令で参照すると、文字列に変換されて表示(ALPHAレジスタに格納)されます。
[SHIFT] [ASTO] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnにALPHAレジスタの値(表示中の文字列)を格納します。
[SHIFT] [ARCL] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnの値をALPHAレジスタに読み込み(表示し)ます。
STO, RCL, X<>, VIEW の特殊な使用方法として、スタック(X, Y, Z, T)およびLASTxへのアクセスに使用することが可能です。
[STO] . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[RCL] . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[XEQ] "X<>" . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[VIEW] . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[6], [×], [1], [9], [STO]キーのALPHAモード用の刻印がそれぞれ[X], [Y], [Z], [T], [L]となっていますが、Xレジスタ、Yレジスタ、Zレジスタ、Tレジスタ、LastXにそれぞれ対応します。今後これを表記する場合は[RCL] . Z などのように表記する場合があります。ASTO および ARCL 命令もスタックに対して同様に実行できるようです。
データ用メモリとプログラム用メモリの割り当てを変更するには SIZE 命令を使います。プログラムメモリで多くの容量を使用している場合は、データ用として希望する本数のメモリレジスタを割り当てられないことがあります。
[XEQ] "SIZE" {nnn(000-063)} : nnn本のメモリレジスタをデータ用に割り当てます。
メモリレジスタをすべてクリアするには CLRG 命令を使用します。
[XEQ] "CLRG" : データ用メモリをすべてクリアします。スタックやプログラムメモリには影響しません。
通常の電卓の[M+] [M-]に似た機能もあります。
[STO] + {nn(00-62)} : ST+ 命令。メモリレジスタRnnの値にXレジスタ(表示中の値)を加算します。
[STO] - {nn(00-62)} : ST- 命令。メモリレジスタRnnの値からXレジスタ(表示中の値)を減算します。
[STO] × {nn(00-62)} : ST* 命令。メモリレジスタRnnの値にXレジスタ(表示中の値)を乗算します。
[STO] ÷ {nn(00-62)} : ST/ 命令。メモリレジスタRnnの値をXレジスタ(表示中の値)で除算します。
これらの命令もスタックに対しても使用できます。
明日は、go41c入門編の最後、数学関数機能について説明します。
標準状態のHP-41C(go41cも)はR00~R62までの63本のメモリレジスタを持っています。このレジスタはプログラムメモリと共用されており、初期状態では17本がデータ用、46本がプログラム用に割り当てられています。データ用メモリには数値およびALPHA文字列(6文字まで)を格納することができます。以下にメモリレジスタを操作する命令を示します。なお、ALPHAモードで <> を入力するには[SHIFT] I [SHIFT] J です。
[STO] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnにXレジスタの値(表示中の数値)を格納します。
[RCL] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnの値をXレジスタに読み込み(表示し)ます。スタックは1段ずつpush(X→Y→Z→T)されます
[XEQ] "X<>" {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnとXレジスタの値(表示中の数値)を交換します。
[VIEW] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnの値を単に表示します(Xを含めスタックには影響しません)。
ALPHAモードにおいて[SHIFT] L (=[STO])および [SHIFT] M (=[RCL])と操作するとALPHAレジスタの文字列をメモリレジスタに格納・参照することができます(ASTO 命令、ARCL 命令)。数値を格納したメモリレジスタをALPHAモード中に ARCL 命令で参照すると、文字列に変換されて表示(ALPHAレジスタに格納)されます。
[SHIFT] [ASTO] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnにALPHAレジスタの値(表示中の文字列)を格納します。
[SHIFT] [ARCL] {nn(00-62)} : メモリレジスタRnnの値をALPHAレジスタに読み込み(表示し)ます。
STO, RCL, X<>, VIEW の特殊な使用方法として、スタック(X, Y, Z, T)およびLASTxへのアクセスに使用することが可能です。
[STO] . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[RCL] . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[XEQ] "X<>" . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[VIEW] . {[6], [×], [1], [9], [STO]のいずれか}
[6], [×], [1], [9], [STO]キーのALPHAモード用の刻印がそれぞれ[X], [Y], [Z], [T], [L]となっていますが、Xレジスタ、Yレジスタ、Zレジスタ、Tレジスタ、LastXにそれぞれ対応します。今後これを表記する場合は[RCL] . Z などのように表記する場合があります。ASTO および ARCL 命令もスタックに対して同様に実行できるようです。
データ用メモリとプログラム用メモリの割り当てを変更するには SIZE 命令を使います。プログラムメモリで多くの容量を使用している場合は、データ用として希望する本数のメモリレジスタを割り当てられないことがあります。
[XEQ] "SIZE" {nnn(000-063)} : nnn本のメモリレジスタをデータ用に割り当てます。
メモリレジスタをすべてクリアするには CLRG 命令を使用します。
[XEQ] "CLRG" : データ用メモリをすべてクリアします。スタックやプログラムメモリには影響しません。
通常の電卓の[M+] [M-]に似た機能もあります。
[STO] + {nn(00-62)} : ST+ 命令。メモリレジスタRnnの値にXレジスタ(表示中の値)を加算します。
[STO] - {nn(00-62)} : ST- 命令。メモリレジスタRnnの値からXレジスタ(表示中の値)を減算します。
[STO] × {nn(00-62)} : ST* 命令。メモリレジスタRnnの値にXレジスタ(表示中の値)を乗算します。
[STO] ÷ {nn(00-62)} : ST/ 命令。メモリレジスタRnnの値をXレジスタ(表示中の値)で除算します。
これらの命令もスタックに対しても使用できます。
明日は、go41c入門編の最後、数学関数機能について説明します。
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