SHARP 音声電訳機 IQ-5000

本日からまた少し古いガジェットを紹介します。本日紹介するのはSHARPの古い電子辞書電訳機 IQ-5000」です。SHARP電訳機といえば電子辞書のはしりともいえる1979年発売のIQ-3000が有名ですが、このIQ-5000は上位機種にあたり、1981年に発売されました。この機種の特徴は「音声電訳機」という愛称からもわかるように、その当時としては画期的ともいえる読み上げ機能でしょう。この機種が発売された当時友人がこれを持っていたのを触らせてもらったことがあり、オークションで出品されているのを見て、その当時のことを思い出して懐かしくなってしまい、思わず落札してしまいました。
IQ-5000

今回入手できたものは比較的状態もよく、付属品も一通りそろっていました。
IQ-5000セット一式

単語だけではなく会話文も収録されています。例文を日本語で呼び出したところ。
日本語表示

英語に翻訳したところ。
英語表示

下の動画は音声読み上げをONにして実際に英語に翻訳してみたところです。
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本体裏面のふたを外すと言語ROMパックのスロットがあります。音声データを収録するために容量が大きくなってしまったのか、2つのパックが取り付けられています。
言語ROMパック

このIQ-5000、ポケコンのPC-1501と何となく似ています。大きさ、配色、デザインなど、通じるものがありますよね。
IQ-5000 & PC-1501

そこで内部的にPC-1501と共通の要素がないかどうか調べてみることにしました。画像はメイン基板です。LH5800というチップと、PC-1500/1501と同じLCDコントローラのSC882Gが搭載されています。LH5800はその型番から、PC-1500/1501に搭載されているLH5801に近いCPUであると思われますが、詳細は不明です。
CPU基板

もう1枚の基板には、マスクROMと思われるLH532901と、C-MOS SRAMであるTC5501(5101相当品、4bit×256word)が2個搭載されています。RAM容量は256Bということですね。
メモリ基板

LH5800というチップについては検索してもほとんどヒットするページがないのですが、その中で興味深い特許を見つけました。その説明の中ではPC-1500シリーズと思われるようなポケコンの図やポケコンの内部構造や機能についての図が掲載されており、ポケコンの基本構造にかかわる重要な特許であろうと思われます。その解説文中にMPUの一例として "LH5800やLH5801" との記述があることから、やはりLH5800はLH5801に近いアーキテクチャのポケコン向けCPUであることが想像されます。使われているチップの類似性から考えると、IQ-5000は見た目だけではなくアーキテクチャとしてもPC-1500シリーズに似たものになっているようです。そういう意味ではPC-1500/1501の兄弟機種といってもよさそうですね。同様に、ひょっとすると下位機種のIQ-3000はPC-1210/11の兄弟機なのかもしれません。

今となっては最新の電子辞書の足元にもおよばない使い勝手ですが、ROMを追加することでコンテンツを追加できる構造や音声読み上げ機能など、内容的には現在の電子辞書にも通じるものがあると思います。ソフトバンクの創業者である孫正義氏がこの機種の発案者とも言われており、歴史的にも重要な機種だと思いますので、コレクションのひとつとして大切に保管していきたいと思います。
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tag : SHARP ポケットコンピュータ 電子辞書 電訳機 IQ-5000 LH5800 PC-1501

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パリではフランス人にはわからないようで みんなも変なカッコで聞いていました。

シャープ 本社に 群馬県から来た 上戸彩似

ソフトバンク オリックス 阪神タイガース もよろしくと  
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