CASIOのゲーム電卓を手に入れました MG-880

今日はまた古い電卓を紹介します。これまで当ブログで紹介してきた電卓は、「占い電卓」FT-21以外はすべて関数電卓(しかも、ほとんどはプログラム関数電卓)でしたが、今回紹介するCASIOMG-880はゲーム機能の付いた「ゲーム電卓」シリーズの最初のモデルで、「デジタルインベーダー」ゲームを内蔵しています。発売は1980年、価格は4,900円だったようです。今回手に入れたものは、音が鳴らないものと、液晶が劣化しているものの2台セットでした。ニコイチで直せばいいやと思って入手しました。
MG-880

まずは音のならないほうを開けてみました。実に単純な故障で、圧電スピーカーの接続ワイヤーが断線していました。しかも、引きちぎられたような不自然な切れ方なので、人為的に切断されたものなのかもしれません。ひょっとすると、あえて遊んでいても音が鳴らないように改造した(学生が授業中に遊んでいた!?)のかもしれませんね。そんなわけで、切断部分をはんだ付けしなおしたらあっさり直りました。
スピーカーの断線

もう一台のほうはこのように液晶が劣化しています。これもよくよく調べたら、以前紹介したポケコンPB-120と同様、液晶の裏にある反射板の劣化(あるいは反射板を接着している接着剤の劣化)が疑われました。修理は難しそうですし、使用には支障がないためそのままにしておくことにしました。
液晶の劣化

実際にプレイしているところ(こちらは液晶が劣化している方の機体です)。ルールはご存知の方もおられると思いますが、左端の桁が照準、2桁目が自機の数、右から流れてくる数字がインベーダーを表しており、照準キーで数字を選び(押すたびに1増える)、発砲キーで撃つ、という単純なゲームです。
プレイ中

このゲームは非常に単純ですが、当時は爆発的にヒットしました。私も友人のものを借りて一生懸命プレイしていたのを思い出します。CASIOはこの機種以降も何種類かゲーム電卓を発売しましたが、おそらくこれほど売れたものはなかったのではないかと思います。スマホで遊べるアプリがないかどうかちょっと検索してみたところ、以前Androidアプリでこのゲームを再現したものがあったようなのですが、現在では削除されているようです。また、iOS用のアプリは現在でもあるようなのですが、有料アプリの割には再現性が低く、評判はいまいちのようです。Windows Phone用にもDigit Invaderというアプリがあり、こちらは一見よさそうに見えますが、レビューが全くないので完成度は不明です。どなたか腕に覚えのある方、開発してみてはいかがでしょうか!?
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テーマ : 懐かしのゲーム
ジャンル : ゲーム

tag : CASIOゲーム電卓MG-880デジタルインベーダー

コメント

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懐かしいですね

こんにちは。
ゲーム電卓は親がはまっていた世代です。
どんな感じのゲームなのか感覚が知りたくてアプリ等も色々試してみましたが、ゲーム内容も最近の凝ったゲームと比べれば簡単なようで、JavaScriptで再現されている方もいらっしゃるみたいですね。
http://blog.goo.ne.jp/okamoro_sai/e/60636872ac4890acf0d93b0886464da9
http://akebi.jp/gamecalc/
オリジナルのプレイ感覚を知らないので再現度については私には分かりませんが、なかなか楽しめました。

Re: 懐かしいですね

コメントありがとうございます。
ほんと、単純なゲームなのにハマったんですよねえ…。
アルゴリズムも単純そうなので、マイコン使用して自作できそうですね。

Re: 懐かしいですね

こんばんは。
先日ご紹介したうちの一方のサイトで、MG-770版(?)が追加されていました。
http://akebi.jp/gamecalc/index2.html
実物のプレイ感覚もこんな感じなのでしょうか。

Re: Re: 懐かしいですね

コメントに気づくのが遅くなってしまって申し訳ありません。
確かにこんな感じですね。再現性が高くて驚きです。
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