CASIO PB-500F

CASIOポケコンシリーズ第2弾はPB-500(F)を紹介します。PB-500次回紹介予定のPB-700の下位機種的な位置づけとして1984年に発売されました。下位機種とはいえ発売がPB-700より後なので、カタカナの直接入力(PB-700はCHR$関数を利用して表示することは可能でしたが、直接入力はできません)やPB-410と同様のRAMカードなど、より新しい機能も取り入れられています。
PB-500F

PB-700との共通点として、モード切り替えがない点があげられます。では、どのようにしてプログラム入力時の行番号と電卓的なダイレクトモードの計算操作を区別しているのでしょうか。その秘密はこの2種類のENTERキーにあります。右側の[ENTER]と書かれているキーはダイレクトモードの計算に使用します。また、左側の[RETURN]キーはプログラム入力に使用します。このような操作体系もPB-700と同様です。
RETURNキーとENTERキー

逆にPB-700との最大の相違点がこのRAMカードです。PB-410などと共通のRC-2/4のほか8KBのRC-8も利用可能であり、RC-8を2枚使用することで最大16KBまでのRAMを利用することができます。ちなみにこのPB-500には、無印のPB-500と、PB-500Fの2種類があります。違いはRAMカードスロットの構造で、無印PB-500はPB-410と同様のトレイを引き出す方式、PB-500FはPC-1360Kなどと同様の裏蓋を外す方式となっています(PB-500Fのほうが後期モデルのようです)。ちなみにカードスロットは2スロットついていますが、2枚装着しても単純に一連のメモリ空間としてみなされるのみで、2枚のカードの間でのデータコピーや、RAMファイル的な利用方法はできないようです。このあたりはSHARPのRAMカードのほうが柔軟にできていていいですね。SHARPのようにとまではいわないまでも、せめてTI-74のように2枚目は1枚目のバックアップコピーとして利用できるようなモードぐらいはあってもよかったと思うのですが…。
RAMカードスロット

この機種も内部を調べてみました。PB-120など後期のPB-100系ポケコンに使用されているCPU、HD61747が2個使用されています。だからといって速度が倍というわけではなく、むしろPB-100系よりはかなり遅いようです。PC-1210シリーズのポケコンもCPUが2個使用されていますが(SC43177/SC43178)、これは実行する作業の内容によって動作するCPUが切り替わるようで、並列動作しているわけではないようです。ROMなどの容量の関係上1つのCPUにすべての機能を詰め込むのが困難だったのではないかと考えていますが、このPB-500も同じような感じなのかもしれません。4bitのCPUで最大16KBのRAMとカナのフォントを扱うため、より多くのメモリ空間が必要となり、このような構成になったのかもしれませんね。その結果オーバーヘッドが大きくなって速度が犠牲になっているのかもしれません。
内部

この機種はRAMカード目当て(RC-4が2枚セットされていた)で入手したようなところもありますが、実際手にしてみるとデザインも悪くなく意外と気に入っています。次回は兄貴分のPB-700を紹介しますが、このPB-500との相違点や共通点についてもう少しみてみたいと思います。

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tag : CASIO ポケットコンピュータ プログラム関数電卓 PB-500 RC-4

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