CASIO PB-700
本日のポケコンは、CASIOのPB-700です。このポケコンはCASIO初のフルグラフィック(160×32ドット)液晶搭載ポケコンとして1983年に発売されました。PB-100系より上位のシリーズとして投入され、BASIC言語の仕様にも互換性がありません。PB-100系のBASICはかなりCASIOの方言が強いものでしたが、PB-700系のBASICはより一般的なものに近くなっています。前回紹介したPB-500はPB-700の後に下位機種として発売されたもので、BASICの仕様などは似ています。

今回入手したものは、プリンタ/カセットインターフェースのFA-10(+マイクロカセットレコーダCM-1)とセットになっていました。カセットレコーダは一応動作します。プリンタも動作しそう(電源を入れるとペンが動く)ですが、ペンがないため確認は困難そうです。NiCdバッテリはおそらくダメになっているので外しておいたほうがよさそうですし、カセットレコーダのゴムベルトも点検が要りそうですが、これらの作業についてはまた後日やってみたいと思います。

システム一式のキャリングケース。

PB-700はPB-500と異なり、電池は単3×4本、増設RAMはPB-700専用のOR-4(4KB)を3つまで増設できるようになっています(ちなみに後継機のPB-770はOR-8という8KBのRAMを用いるようになっており、互換性はないようです)。本体内のRAMは4KBなので、最大16KBということになります。

弟分のPB-500(上)と並べてみました。デザイン的には共通するところもありますが、やはりPB-700のほうが一回り大きいですね。[MODE]キーがなく[RETURN]キーと[ENTER]キーで動作を区別しているのもPB-500と同様です。

単3電池を使っている分、厚みもあります。

PB-700の表示可能文字数は20桁×4行となっています。1文字につき8×8ドット(フォント自体は他と同じく5×7ドット)が割り当てられているため、文字と文字の間に隙間があいて見えます。ちなみにこれ以降のCASIOのグラフィック液晶搭載ポケコンでは、192×32ドット、32桁×4行表示が主流になっていきます。LCDの上の"GRAPHIC DISPLAY"の文字が誇らしげですね。

当時の対抗機種(?)と考えられるPC-1500(上、1981年発売)、CASIOの最終機種であるZ-1GR(下、1999年発売)と並べてみました。いずれも単3電池×4本を使用していることもあり、厚さ・大きさとも似ています。また、大きさに余裕があるためか、いずれもキー配列はタイプライター式配列となっています。

私が初めてポケコンを購入しようと思ったとき、PC-1500と最後まで悩んだのがこのPB-700でした。いずれもその当時はSHARPとCASIOを代表するフラッグシップモデルであり、グラフィック表示やカナ表示が可能でカラープロッタプリンタがオプションとして用意されているなど、共通点もいくつかありました。広い画面(PB-700)を取るか、機械語(PC-1500)を取るか散々悩んで結局機械語を使用可能なPC-1500を購入したというわけです(あと1年待てば画面が広くて機械語も使えるPC-1350が発売になったわけですが…)。そんなわけで、このPB-700も個人的には思い入れのある機種なので、入手できてよかったと思いますし、いろいろ研究してみたいと思います。

今回入手したものは、プリンタ/カセットインターフェースのFA-10(+マイクロカセットレコーダCM-1)とセットになっていました。カセットレコーダは一応動作します。プリンタも動作しそう(電源を入れるとペンが動く)ですが、ペンがないため確認は困難そうです。NiCdバッテリはおそらくダメになっているので外しておいたほうがよさそうですし、カセットレコーダのゴムベルトも点検が要りそうですが、これらの作業についてはまた後日やってみたいと思います。

システム一式のキャリングケース。

PB-700はPB-500と異なり、電池は単3×4本、増設RAMはPB-700専用のOR-4(4KB)を3つまで増設できるようになっています(ちなみに後継機のPB-770はOR-8という8KBのRAMを用いるようになっており、互換性はないようです)。本体内のRAMは4KBなので、最大16KBということになります。

弟分のPB-500(上)と並べてみました。デザイン的には共通するところもありますが、やはりPB-700のほうが一回り大きいですね。[MODE]キーがなく[RETURN]キーと[ENTER]キーで動作を区別しているのもPB-500と同様です。

単3電池を使っている分、厚みもあります。

PB-700の表示可能文字数は20桁×4行となっています。1文字につき8×8ドット(フォント自体は他と同じく5×7ドット)が割り当てられているため、文字と文字の間に隙間があいて見えます。ちなみにこれ以降のCASIOのグラフィック液晶搭載ポケコンでは、192×32ドット、32桁×4行表示が主流になっていきます。LCDの上の"GRAPHIC DISPLAY"の文字が誇らしげですね。

当時の対抗機種(?)と考えられるPC-1500(上、1981年発売)、CASIOの最終機種であるZ-1GR(下、1999年発売)と並べてみました。いずれも単3電池×4本を使用していることもあり、厚さ・大きさとも似ています。また、大きさに余裕があるためか、いずれもキー配列はタイプライター式配列となっています。

私が初めてポケコンを購入しようと思ったとき、PC-1500と最後まで悩んだのがこのPB-700でした。いずれもその当時はSHARPとCASIOを代表するフラッグシップモデルであり、グラフィック表示やカナ表示が可能でカラープロッタプリンタがオプションとして用意されているなど、共通点もいくつかありました。広い画面(PB-700)を取るか、機械語(PC-1500)を取るか散々悩んで結局機械語を使用可能なPC-1500を購入したというわけです(あと1年待てば画面が広くて機械語も使えるPC-1350が発売になったわけですが…)。そんなわけで、このPB-700も個人的には思い入れのある機種なので、入手できてよかったと思いますし、いろいろ研究してみたいと思います。
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