SHARP EL-5813
本日からまたプログラム関数電卓を何種類か紹介したいと思います。本日紹介するEL-5813は、SHARPの初期のLCD搭載関数電卓です。発売は1979年と思われ、EL-5002の少し後と考えられます。プログラムエリアは1つのみ、ステップ数は30ステップとなっています。言語仕様はEL-5002やEL-512と同様、入力命令の (x) と一時停止命令の LOOK が利用できる方式となっています。

手帳型ケースが付属していますが、最近の硬いケースと違い、容易に曲げられるようなソフトなケースです。

EL-512(右)と比べてみました。LOOK, (x), Kメモリ(EL-5813は6個、EL-512は9個)関連のキーなど、共通の機能のキーが多くみられます。

LCDのアップ。こちらもEL-512と雰囲気が似ていますが、指数表示に"×10"というのが付け加えられている点がユニークですね。

電池はLR-44を2個使用します。電池交換のために内部を開けてみましたが、チップはSC43316というものとLH5101というものが使用されています。私の想像ではSC43316がCPU, LH5101はメモリではないかと思います。

Programmable Calculatorsのサイトでも紹介されていますが、この機種はプログラムモードに切り替えると表示が"0"に戻ってしまうので、現在表示中の数値に対して演算を行うプログラムを作成する場合は、"0"に対して実行するとエラーになってしまうようなプログラムを作成することはできません(プログラム入力中にエラーになってしまう)。これを解決するには単純に (x) を挿入するだけではだめで、アルゴリズムを工夫する必要があります。これは後継機種と思われるEL-512などでも共通の問題点ですが、EL-5813はプログラムステップ数がたったの30ステップなので苦労することも多いかもしれませんね。そういう意味では同じ古いプログラム電卓でもEL-5103のようにプログラムモードでもキーストロークをそのまま表示してくれるタイプのほうが有利です。また、CASIOのプログラム電卓はプログラムモードに切り替えても表示が"0"にならないので、予めエラーにならない数値を置数しておくことでこの問題を回避できます。このような使い勝手の悪さはありますが、このEL-5813、古い機種ではありますがなかなか洗練されたデザインで結構気に入っています。コレクションのひとつとして大切にしたいと思います。

手帳型ケースが付属していますが、最近の硬いケースと違い、容易に曲げられるようなソフトなケースです。

EL-512(右)と比べてみました。LOOK, (x), Kメモリ(EL-5813は6個、EL-512は9個)関連のキーなど、共通の機能のキーが多くみられます。

LCDのアップ。こちらもEL-512と雰囲気が似ていますが、指数表示に"×10"というのが付け加えられている点がユニークですね。

電池はLR-44を2個使用します。電池交換のために内部を開けてみましたが、チップはSC43316というものとLH5101というものが使用されています。私の想像ではSC43316がCPU, LH5101はメモリではないかと思います。

Programmable Calculatorsのサイトでも紹介されていますが、この機種はプログラムモードに切り替えると表示が"0"に戻ってしまうので、現在表示中の数値に対して演算を行うプログラムを作成する場合は、"0"に対して実行するとエラーになってしまうようなプログラムを作成することはできません(プログラム入力中にエラーになってしまう)。これを解決するには単純に (x) を挿入するだけではだめで、アルゴリズムを工夫する必要があります。これは後継機種と思われるEL-512などでも共通の問題点ですが、EL-5813はプログラムステップ数がたったの30ステップなので苦労することも多いかもしれませんね。そういう意味では同じ古いプログラム電卓でもEL-5103のようにプログラムモードでもキーストロークをそのまま表示してくれるタイプのほうが有利です。また、CASIOのプログラム電卓はプログラムモードに切り替えても表示が"0"にならないので、予めエラーにならない数値を置数しておくことでこの問題を回避できます。このような使い勝手の悪さはありますが、このEL-5813、古い機種ではありますがなかなか洗練されたデザインで結構気に入っています。コレクションのひとつとして大切にしたいと思います。
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