SHARP EL-522
電卓シリーズの2回目は、SHARPのEL-522を紹介します。これは以前紹介したEL-512の後継機種と思われ、見た目もそっくりです。数式記憶機能を搭載しており、4つのプログラムエリアで合計128ステップまでのプログラムを入力することができます。プログラム言語の仕様はEL-5002やEL-5813と同様に (x) と LOOK を使用するタイプで、ジャンプや条件判断などの命令は搭載されていません。発売年は調べた範囲ではわかりませんでした。今回はこのEL-522について、EL-512との異同を中心に調べてみることにしました。

まずは外観の比較。キーの配列も全く同じです。違いはキーの色(関数キーは522がグレーなのに対して512はシルバー、四則演算キーは522のほうが少し色が濃い)と、関数キー周囲のデザイン(512のみ薄いグレーで塗装してある)程度です。右上に貼ってあるシールにも同じことが書いてあるので、機能的にもほとんど同じと思われました。

次にベンチマークテストも行ってみましたが、69!、sin(1)を10回計算、tan(355/226)すべてにおいてEL-512と全く同じ結果でした。内蔵ソフトウェアもほとんど同じと考えてよさそうです。

というわけで、内部を調べてみることにしました。基板のデザインもまったく同じで、書いてあるリビジョン番号も一緒でした。(上がEL-512, 下がEL-522)

搭載されているチップのみ少し異なります。CPUと思われるSC43520はリビジョンが少し異なるようです(EL-512は"SC43520A01", EL-522は"SC43520A05")。ポケコン用CPU SC61860の場合、型番の最後の"Axx"などというのは内蔵ROMの違いを表しているとされていたように思いますので、EL-512とEL-522もROMのリビジョンが少し異なっているのかもしれませんね。もう一つのチップ(EL-512のT6267と、EL-522のLH-5115)はどうやら6116とピン互換の2k×8bit CMOS S-RAMのようです。

というわけで、結論としてはROMのリビジョンが少し異なる可能性がある程度で、この2機種はほとんど同じと考えてよさそうです。おそらくEL-522はEL-512のマイナーチェンジモデルとして価格を改定して売り出されたものなのでしょうね(PC-1261とPC-1262の関係と同様に)。
電池はLR44を2個使用します。
アルカリ電池で液漏れしやすいのでメーカー品をお勧めします。

まずは外観の比較。キーの配列も全く同じです。違いはキーの色(関数キーは522がグレーなのに対して512はシルバー、四則演算キーは522のほうが少し色が濃い)と、関数キー周囲のデザイン(512のみ薄いグレーで塗装してある)程度です。右上に貼ってあるシールにも同じことが書いてあるので、機能的にもほとんど同じと思われました。

次にベンチマークテストも行ってみましたが、69!、sin(1)を10回計算、tan(355/226)すべてにおいてEL-512と全く同じ結果でした。内蔵ソフトウェアもほとんど同じと考えてよさそうです。

というわけで、内部を調べてみることにしました。基板のデザインもまったく同じで、書いてあるリビジョン番号も一緒でした。(上がEL-512, 下がEL-522)

搭載されているチップのみ少し異なります。CPUと思われるSC43520はリビジョンが少し異なるようです(EL-512は"SC43520A01", EL-522は"SC43520A05")。ポケコン用CPU SC61860の場合、型番の最後の"Axx"などというのは内蔵ROMの違いを表しているとされていたように思いますので、EL-512とEL-522もROMのリビジョンが少し異なっているのかもしれませんね。もう一つのチップ(EL-512のT6267と、EL-522のLH-5115)はどうやら6116とピン互換の2k×8bit CMOS S-RAMのようです。

というわけで、結論としてはROMのリビジョンが少し異なる可能性がある程度で、この2機種はほとんど同じと考えてよさそうです。おそらくEL-522はEL-512のマイナーチェンジモデルとして価格を改定して売り出されたものなのでしょうね(PC-1261とPC-1262の関係と同様に)。
電池はLR44を2個使用します。
アルカリ電池で液漏れしやすいのでメーカー品をお勧めします。
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