CASIO FX-795P

前回に引き続き、今回もCASIOのポケコンを紹介します。FX-795PはPB-100シリーズの発展形として1987年に発売されました。BASICなどの基本仕様は互換性がありますが、LCDは24桁に拡張されており関数機能も強化されています。最大の特徴はクラムシェル型の筐体にシート式のキーボードを採用している点でしょう。本体手前側にはテンキーと関数キー、LCD側にシート式のQWERTYキーボードを搭載しています。この構造によって、小型の筐体であるのにも関わらず、FX-860Pvcなどと同様にワンタッチで関数を入力できるようになっています。CPUはPB-500などと同様にHD61747を2個搭載し、RAMは16KB内蔵しています。また、PB-100シリーズの後期モデルと同様にデータバンク機能を搭載し、fx-4100Pの記事で紹介したような数式記憶機能(ファンクションメモリー)も使用可能です。
FX-795P

今回手に入れたものはドイツ語版でしたが、この機種はカナ入力ができないためハードウェアには特に違いはありません。付属していたマニュアルもドイツ語版でしたが、英語版のマニュアル(PDF)も見つけましたのでこちらに置いておきます。
セット内容

開いた状態の外側。赤いラインがアクセントになっていてカッコいいですね。
外側

右端にはFA-5などのオプションを接続するための12ピンコネクタがついています。電気的にはPB-100, PB-500などと互換性があります。
12ピンコネクタ

この機種と同シリーズに、FX-780Pなどメモリ容量の異なるモデルや学校教育用のAXシリーズなどがあります。下の表にその一覧を示しておきます。("FX"は組み込みプログラムを示します)
RAM
(標準)
RAM
(最大)
CAP-XFX
FX-780P4KB4KB×
FX-781P2KB4KB×
FX-790P8KB16KB×
FX-791P10KB18KB×
FX-795P16KB16KB×
AX-12KB2KB×
AX-22KB10KB×
AX-38KB8KB×

初期のモデルはCAP-Xを搭載しておりシートキーの右端中段が[Asmbl]キーになっていますが、後期モデルのFX-795PとAX-3ではCAP-Xは省略されており、代わりに5種の組み込みプログラムが搭載されています。組み込みプログラムは[Asmbl]キーの代わりにある[FX]キーで起動できます。内容的には、行列演算、複素数演算、ニュートン法による求根計算、シンプソン法による数値積分、16進数・2進数演算、となっています。
組み込みプログラム

これらのシリーズの機種はコンパクトでデザインもよいためか、現在でも人気があるようです。オークションでも比較的高値がつきやすい機種ではありますが、関数電卓代わりにも使いやすい機種だと思いますので、興味を持たれた方は検討してみてはいかがでしょうか。
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テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

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