ようやく手に入れました… SHARP PC-1200
以前から欲しいと思っていた、SHARPの初代「ポケットコンピュータ」、PC-1200をようやく手ごろな価格で手に入れることができました。PC-1200は名前こそ「ポケコン」でしたが、後のBASICが利用できる(PC-1210/1211以降)ポケコンとは似ても似つかず、実際は高性能なプログラム関数電卓でした。プログラムは128ステップまで入力可能で電源を切っても保持されます。また、数値メモリは0~9, s, tの12個が使用でき、条件判断やジャンプ、サブルーチンなど本格的にプログラムを組むことのできる機能が備わっています。

電池は単3を2本使用しますが、電池ボックスの左側にメモリバックアップ用のLR44を2個セットするホルダーが装着されています。(LR44をセットしなくても、メイン電池を抜かなければメモリ内容は保持されます。)

以前紹介した同時期のプログラム関数電卓、EL-5002と並べてみました(左がPC-1200, 右がEL-5002)。EL-5002の記事中で「同じ筐体かも…?」と書きましたが、こうして比べてみると確かにデザインはほとんど同じですね。違いはPC-1200のほうはディスプレイ周りの黒い部分にアルミで縁取りがしてあることと、EL-5002のほうは黒い部分とディスプレイの間に銀色の部分があること程度でしょうか…。

裏面もほとんど同じで区別がつきません(左がPC-1200, 右がEL-5002)。

PC-1200もマニュアルを見つけることができていませんが、web上に存在するサンプルプログラムなどから、命令の利用方法などは下記のようになっていると推測されます。(代表的な命令については実際に試してみましたが、概ね下記の内容でよさそうです。)
x→M n : メモリnへの代入 (n = 0~9, s, t)
M+ n : 表示中の数値をメモリnへ加算 (n = 0~9, s, t)
※ x→M は[=]キーを押したことにはなりませんが、M+ はなります
RM n : メモリnの参照 (n = 0~9, s, t)
CAM : メモリの全クリア
LBL n : GTO, GTSなどのジャンプ先ラベル (n = 0~9, s, t)
GTO n : LBL n への無条件ジャンプ (n = 0~9, s, t)
GTS n : LBL n へのサブルーチンコール (n = 0~9, s, t)
※ ネスティングはできません
HLT : 一時停止 ([S/E] キーで再開)
S/E : プログラムまたはサブルーチンの最後
x≠0 n , x<0 n , x=t n , x<t n :
条件が真なら LBL n へジャンプ (n = 0~9, s, t)
※ x は表示中の数値、t はメモリtの内容を示します
プログラム入力は"PRO"モードで、実行は"RUN"モードで行い、消去は"CAP"モードで [CA] キーを押せばよいようです。入力したプログラムを実行するには [GTO] n [S/E] で LBL n からが実行され、単に [S/E] だけを押すと先頭から実行されるようです。つまり、最大13組(12のラベルと、先頭から始まるプログラム)までのプログラムを保存できるということになりますね。
全体としてはFX-601Pの言語をさらに簡素化したような感じで、確かにEL-5002と比べると、本格的なプログラムを組むのに必要最低限の命令は揃っていそうですね。そういうところを強調するためにSHARPは「ポケットコンピュータ」と名付けたのかもしれません。また時間があるときにベンチマークなども行ってみたいと思います。

電池は単3を2本使用しますが、電池ボックスの左側にメモリバックアップ用のLR44を2個セットするホルダーが装着されています。(LR44をセットしなくても、メイン電池を抜かなければメモリ内容は保持されます。)

以前紹介した同時期のプログラム関数電卓、EL-5002と並べてみました(左がPC-1200, 右がEL-5002)。EL-5002の記事中で「同じ筐体かも…?」と書きましたが、こうして比べてみると確かにデザインはほとんど同じですね。違いはPC-1200のほうはディスプレイ周りの黒い部分にアルミで縁取りがしてあることと、EL-5002のほうは黒い部分とディスプレイの間に銀色の部分があること程度でしょうか…。

裏面もほとんど同じで区別がつきません(左がPC-1200, 右がEL-5002)。

PC-1200もマニュアルを見つけることができていませんが、web上に存在するサンプルプログラムなどから、命令の利用方法などは下記のようになっていると推測されます。(代表的な命令については実際に試してみましたが、概ね下記の内容でよさそうです。)
x→M n : メモリnへの代入 (n = 0~9, s, t)
M+ n : 表示中の数値をメモリnへ加算 (n = 0~9, s, t)
※ x→M は[=]キーを押したことにはなりませんが、M+ はなります
RM n : メモリnの参照 (n = 0~9, s, t)
CAM : メモリの全クリア
LBL n : GTO, GTSなどのジャンプ先ラベル (n = 0~9, s, t)
GTO n : LBL n への無条件ジャンプ (n = 0~9, s, t)
GTS n : LBL n へのサブルーチンコール (n = 0~9, s, t)
※ ネスティングはできません
HLT : 一時停止 ([S/E] キーで再開)
S/E : プログラムまたはサブルーチンの最後
x≠0 n , x<0 n , x=t n , x<t n :
条件が真なら LBL n へジャンプ (n = 0~9, s, t)
※ x は表示中の数値、t はメモリtの内容を示します
プログラム入力は"PRO"モードで、実行は"RUN"モードで行い、消去は"CAP"モードで [CA] キーを押せばよいようです。入力したプログラムを実行するには [GTO] n [S/E] で LBL n からが実行され、単に [S/E] だけを押すと先頭から実行されるようです。つまり、最大13組(12のラベルと、先頭から始まるプログラム)までのプログラムを保存できるということになりますね。
全体としてはFX-601Pの言語をさらに簡素化したような感じで、確かにEL-5002と比べると、本格的なプログラムを組むのに必要最低限の命令は揃っていそうですね。そういうところを強調するためにSHARPは「ポケットコンピュータ」と名付けたのかもしれません。また時間があるときにベンチマークなども行ってみたいと思います。
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コメント
お写真を借りられないかご相談
はじめまして、ブログを拝見いたしました。
もしもよろしければ、2014年6月17日に掲載された
SHARPの「ポケットコンピュータ」PC-1200のお写真を借りられないかと思い、ご連絡を差し上げました。
ご返信をいただけましたら誠に幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。
もしもよろしければ、2014年6月17日に掲載された
SHARPの「ポケットコンピュータ」PC-1200のお写真を借りられないかと思い、ご連絡を差し上げました。
ご返信をいただけましたら誠に幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。
Re: お写真を借りられないかご相談
コメントありがとうございます。
決して写りの良い写真ではないですが、どうぞお使いください。
お役に立てれば幸いです。
> はじめまして、ブログを拝見いたしました。
>
> もしもよろしければ、2014年6月17日に掲載された
> SHARPの「ポケットコンピュータ」PC-1200のお写真を借りられないかと思い、ご連絡を差し上げました。
>
> ご返信をいただけましたら誠に幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。
決して写りの良い写真ではないですが、どうぞお使いください。
お役に立てれば幸いです。
> はじめまして、ブログを拝見いたしました。
>
> もしもよろしければ、2014年6月17日に掲載された
> SHARPの「ポケットコンピュータ」PC-1200のお写真を借りられないかと思い、ご連絡を差し上げました。
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