P-01Dのroot化に挑戦してみました (2)

前回の記事で、P-01Droot化を行うのに必要な準備を行いました。今回は、実際にroot化を行っていきたいと思いますが、その前にシステムのバックアップなどを適宜行っておいた方がよいので、まずはそちらから始めていくことにします。これらの作業もすべてToolkitを用いれば簡単に行えるようになっています。

1. システムのバックアップをとる
この操作により、P-01DオリジナルのROMイメージ(起動パーティションの mtd0, リカバリ用パーティションの mtd6 がroot化に至る操作で書き換えられますので、これらのバックアップが重要です)と、/system フォルダ、/data フォルダの内容がバックアップされます。USBデバッグをONにしたP-01DをPCに接続し、以下の手順で実行可能です。なお、P-01Dのmicro SDスロットには2GB以上の空き容量のあるmicro SDを挿入しておく必要があります。

Toolkitのメニュー”2” 「システムのバックアップ」を選択すると下記メニューが表示されます。
Tookit (1)

”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する」を選択。
この操作によりP-01Dが自動的に再起動するので、起動し終わりSDがマウントされたら何かキーを押します。
(実際にはP-01Dがfastbootモードで再起動し、転送された専用イメージで起動していると思われます)
キーを押すと以下のメニューが表示されます。
Tookit (2)

システムのバックアップ(1/2) で ”1” 「mtdの全コピーと…」を選択。
システムのバックアップ(2/2) で ”1” 「 選択した作業を実行します (既定)」を選択。

バックアップにはかなり時間がかかります。まずは必要なファイルがSDにバックアップされ、その後PCに転送され、C:\P-01D\outputフォルダに出力されますので、これらのファイルは必ずバックアップをとっておきましょう。
(system.tgz が /system の内容、data.tgz が/data の内容、raw_dump.7z が各パーティションのイメージと思われます)

2. CWM-based recoveryの導入
バックアップが終了したら、mtd6(リカバリーパーティション)にCWM-based recoveryを導入します。このソフトウェアはリカバリモード起動(電源をONにし、バイブが振動したらすぐに音量下ボタンを押し続けることでリカバリモードになります)することによって呼び出され、現在のシステムのバックアップやリストアを行うことができるというものです。以下の手順で実行可能です。

Toolkitのメニュー”3” 「CWM-based recovery」を選択すると以下のメニューが表示されます。
Tookit (3)

”2” 「fastboot から書きこむ (既定)」を選択。
”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する」を選択。
この操作によりP-01Dが自動的に再起動してCWM-based recoveryが書きこまれます。
Tookit (4)

書き込みが終了するとP-01Dが自動的に再起動して完了です。

3. root の取得
ここまでの準備が完了したら、いよいよ本番です。いよいよroot権限の取得を行います。以下の手順で実行可能です。

Toolkitのメニュー”5” 「root の取得 (rootkit)」を選択します。
”1” 「デバッグ接続から bootloader モードを起動する (既定)」を選択。
P-01Dが自動的に再起動するのでSDのマウントを確認して何かキーを押すと、以下のメニューが表示されます。
Tookit (5)

”2”  継続(busyboxとsuのsymlinkを作成)」を選択します。

この操作によりroot権限が取得され、SuperUserアプリ(Super User権限を管理するアプリ)とBusyBox(Linuxのコマンドラインプログラムの代わりになるもの)がインストールされ、root化自体は完了しています。試しにコマンドプロンプトから以下のように操作してみると、プロンプトがroot権限を示す”#”に変わります。

 abd shell [ENTER]
 su [ENTER]

ADB shell

ただし、root権限を必要とするアプリをP-01D上で実行するためには「USBデバッグ」を必ずONにしておく必要があるようです。これを怠ると、「SuperUserが応答しません」というエラーが発生してしまいます。どうやらこれはP-01DとSuperUserの相性の問題のようですが…。

4. root化後のシステムのバックアップ
これまでの操作により、リカバリ用のデータが書き換えられ、「設定」アプリから初期化を行った場合にでもroot化されSuperUser, BusyBoxがインストールされた状態は維持されます。しかし、念には念を押してCWM-based recoveryでシステムのバックアップを取っておきましょう。CWM-based recoveryは上記のようにリカバリモードで起動(電源をONにし、バイブが振動したらすぐに音量下ボタンを押し続ける)ことで起動することができます。
CWM based recovery メニュー

カーソルは音量ボタン、決定はホームボタンで操作します。"backup and restore" - "backup"でバックアップが可能です。こうしてバックアップしておけば、プリインストールアプリなどを削除したりしても手軽に元に戻せるため安心です。
バックアップ中

ここまででroot化の作業は完了です。次回以降は不要なプリインストールアプリの削除などを行いながら実際にカスタマイズに挑戦してみたいと思います。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。
※特にroot化を試みることにより文鎮化(起動しなくなる)のリスクがあり、メーカー保証も全くきかなくなりますのでご注意ください。
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