TOSHIBA PASOPIA mini IHC-8000

本日もポケコン紹介です。本日紹介するのは東芝から発売されていたポケコン(東芝では「ハンドヘルドコンピュータ」と呼んでいましたが、サイズ的にはポケコンですね)、IHC-8000です。IHC-8000は「パソピアミニ」とも呼ばれていましたが、同社のデスクトップパソコンであるパソピアシリーズと連携して利用することを想定していたようです(連携とはいってもモニタの共用、シリアルポートでの接続程度ですが…)。CPUは東芝オリジナルのT6808というものが搭載されており、本体内蔵のRAMは4KBとなっています。
IHC-8000

今回入手したものは、プリンタ・インターフェイスユニットのIHP-500とセットになっていました。
IHC-8000 & IHC-500

IHP-500のケース。SHARP CE-150のものと雰囲気が似ていますね。
キャリングケース

IHC-8000の本体側面には増設RAM用と思われるスロットがついています。こちらに12KBまでのRAMを増設し、最大16KBまで利用できたようです。
増設メモリスロット

サイズ的にはSHARPPC-1500に近い大きさとなっています。性能・機能的にもPC-1500シリーズに近い印象で、参考にしたのでしょうか。
IHC-8000 & PC-1500

プリンタ・インターフェイスユニットのIHP-500です。専用ケーブルを用いることで、データレコーダ、シリアルポート(RS-232C)、CRTと接続することが可能となります。
IPH-500

プリンタは感熱式となっています。
プリンタ部

IHP-500の後面にデータレコーダ、ドットプリンタ、RS-232C、CRTの接続端子が並んでいます。残念ながら端子接続がわかりませんので利用のしようがありませんが…。マイナーな機種なので、webで検索してもサービスマニュアルなどはヒットしませんでした。
IHP-500後面のコネクタ

この機種はPC-1500発売の翌年に発売されたようで、RS-232C接続が可能なこと、当時としては大容量な最大16KBもRAM容量など、PC-1500のスペックを意識しているのではないかと思われる点もいくつかあります。拡張性の高いハイエンドモデルと思われますが、定価が54,800円とポケコンとしては比較的高価(ちなみにPC-1500は59,800円でした)なこともあり、さほど売れなかったのではないでしょうか。
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