SHARP PC-1246
本日もポケコンを紹介します。SHARPのPC-1246は、ベストセラーとなった入門機PC-1245の後継機種として1984年に発売されました。CPUはそれまでの8bit CPU SC61860に代えて4 bitのSC61720を採用し、処理速度が向上している一方で機械語が利用できない(PEEK, POKEはあるがCALLが使用できない)などの短所もあり、賛否両論のある機種であったようです。メモリはPC-1245とほぼ同じ2KBのRAMを内蔵していますが、互換性のある実行専用機のPC-1270と異なり増設はできません。

今回入手したものは元箱とマニュアルも付属していました。

実行専用機のPC-1270(上)と並べてみました。当然のことながらデザインは似ていますね。

裏側。PC-1270(上)にはRAMカードスロットがついていますが、PC-1246にはありません。

裏ぶたを外したところ。内部構造はかなり違っていそうですね。PC-1270の筐体はPA-500と共用しているのか、下のほうにシートキーのケーブルを通す穴と固定するネジがついています。

以前掲載したPA-500の写真。PC-1270と似ていますね。

内部も確認してみました。大きな部品はCPUのSC61720と2KB RAMの6116しかなく、非常にすっきりした印象です。セラミック発振子には"1024K"と書かれていますが、クロックは1MHzということでしょうかPC-1246もPC-1245と同様、低コストモデルのためかメモリ基板が独立していません。

比較のため、こちらはPC-1270の内部です。メモリがRAMカードとして独立しているため、CPU以外にはほとんど部品が載っていません。セラミック発振子は同じく1MHzのようです。

PC-1246は機械語も使えませんしあまり改造の余地もなさそうで、そういう意味ではあまり面白みのない機種かもしれません。ですが、コンパクトで演算速度も速く、デザインも昔のSHARPのポケコンらしい端正なデザインなのでけっこう気に入っています。ちょっとした計算などの目的に実用的に使用するのがよいかもしれませんね。

今回入手したものは元箱とマニュアルも付属していました。

実行専用機のPC-1270(上)と並べてみました。当然のことながらデザインは似ていますね。

裏側。PC-1270(上)にはRAMカードスロットがついていますが、PC-1246にはありません。

裏ぶたを外したところ。内部構造はかなり違っていそうですね。PC-1270の筐体はPA-500と共用しているのか、下のほうにシートキーのケーブルを通す穴と固定するネジがついています。

以前掲載したPA-500の写真。PC-1270と似ていますね。

内部も確認してみました。大きな部品はCPUのSC61720と2KB RAMの6116しかなく、非常にすっきりした印象です。セラミック発振子には"1024K"と書かれていますが、クロックは1MHzということでしょうかPC-1246もPC-1245と同様、低コストモデルのためかメモリ基板が独立していません。

比較のため、こちらはPC-1270の内部です。メモリがRAMカードとして独立しているため、CPU以外にはほとんど部品が載っていません。セラミック発振子は同じく1MHzのようです。

PC-1246は機械語も使えませんしあまり改造の余地もなさそうで、そういう意味ではあまり面白みのない機種かもしれません。ですが、コンパクトで演算速度も速く、デザインも昔のSHARPのポケコンらしい端正なデザインなのでけっこう気に入っています。ちょっとした計算などの目的に実用的に使用するのがよいかもしれませんね。
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