SSDがプチフリ起こすようになってきたので…

私は仕事用に自作のデスクトップPCを使用しています。もう5年近く前に使ったものでかなり古い構成ですが、日常業務では特に不自由なく使用してきました。現在の構成は以下のとおりです。

マザーボード:ASUS P8H67-M EVO
CPU:Core i3-2100T (Sandy Bridge)
SSD:Transcend TS512GSSD370 (512GB)

ところが、Windows 10のAnniversary Updateを当てた直後ぐらいから、時々プチフリのような現象に悩まされるようになりました。具体的には、PCの操作をしていると突然操作を受け付けなくなり、見るとHDD(SSD)のアクセスランプがつきっぱなしになっています。そして、そのまま数十秒待っているとウソのように動き始めます…。その様子をタスクマネージャで確認してみました。
プチフリの様子(タスクマネージャ)

普通はHDD(SSD)にアクセスするときは、アクティブな時間と転送速度はほぼ比例する傾向があると思うのですが、このようになぜか「アクセスしようとしているのに転送できていない」パターンを示していました。ここで思い出したのがSSD特有の「プチフリ」です。しかし、最近のSSDは十分なキャッシュメモリを積んでおり、しかもOSもSSDに最適化されてきており、プチフリは過去のものとなったはず…。

そこでいろいろ調べてみましたが、まず試みたのが「ディスクの最適化」。Windows 10における最適化は、HDDの場合は従来通りのデフラグ、SSDの場合はTRIMコマンドの発行、と動作が分けられています。この「最適化」を実行することによってSSDのアクセスが早くなる場合があるとのことで試してみました。しかし、すでに自動的に最適化が実行されるオプションが設定されており、手動で最適化を行ってみましたが、プチフリは変わりませんでした。(この画像はほかのPCのものですが、参考までに載せてみました。) また、SSD自体に読み取りエラーがあるのかとも疑いエラーチェックも行いましたが異常はなさそうでした。
ディスクの最適化

そこで、次に確認したのがシステムのイベントログ。すると、プチフリを起こしたタイミングに一致して、“storahci”がエラーを起こしているようで、“\Device\RaidPort0 にリセットが発行されました。”というイベントが記録されていました。これで検索してみたところ、SATAのドライバを更新すれば治る場合があるということがわかりました。そこで、Intelのサポートページにアクセスし、「ドライバー・アップデート・ユーティリティー」を実行してみることにしました。
イベントログ

これを実行すると、更新が必要なドライバを検索し、更新してくれます。私の場合はチップセットのINFアップデートのみがインストールされました。
ドライバーアップデートユーティリティー

インストールが完了して再起動すると、その後は嘘のようにプチフリが解消していました。プチフリに限らず、Windows 10標準ドライバでは微妙に動作が不安定な場合、ドライバのアップデートもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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テーマ : 自作パソコン
ジャンル : コンピュータ

tag : Windows10SSDプチフリstorahciドライバintel

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