Windows 10のモバイルホットスポットを試してみました
職場でiPod Touchなどをインターネットに接続するために使用していたLogitecのUSB WiFiドングルLAN-W150N/U2BKですが、Windows 10にアップグレードしてからはまったくアクセスポイント(親機)モードが利用できなくなってしまっていました。古い製品ですし、メーカーもサポートしていないので仕方がありませんが…。
しばらくの間はあきらめていたのですが、WindowsにはICS(インターネット接続共有)という機能があります。Windows 10ではこれが非常に簡単に設定できるということに気づいたいので、試してみることにしました。LAN-W150N/U2BKをPCに接続し、「ネットワーク設定」から「モバイルホットスポット」を開きます。「イーサネット」を共有対象として選択し、SSIDとパスワードを設定、モバイルホットスポットをONにすると準備完了です。

しかし、私の環境ではこのままではうまく通信ができませんでした。Nortonのファイヤーウォールが悪さをしているのかと思って切ってみると通信ができるようになります。

そこで、例外設定を行うことにしました。まずはコマンドプロンプトで、ipconfig /all を実行し、“Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter”のIPアドレスを確認します。

次に、Nortonのファイヤーウォールの設定から、「トラフィックルール」を開きます。

「追加」をクリック。(画像は参考のため載せていますが、実際には設定済みの状態です)

処理は「許可」に。

接続は「インバウンドとアウトバウンド」を選択。

画像のようにWiFi側のサブネットのIPアドレス範囲を指定します。今回はWiFiアダプタ側のIPアドレスが192.168.137.1、サブネットマスクが255.255.255.0だったので、IPアドレス範囲はこのように192.168.137.1~192.168.137.255としました。

通信の種類は「すべて」に。

以上の操作で新しいトラフィックルールが作成されました。これを有効化することで、WiFi側に接続されているデバイスとの間では通信が遮断されることはなくなったはず。

これで無事接続が可能となりました。Windows 10のノートPCはさすがにトラブルはほとんどなくつながります。しかし、スマートフォンはしばしば接続に失敗したり、接続されても「インターネットなし」になってしまいます。これを避けるにはクライアント側のDHCPを無効にして固定IPで接続するといいようです。

ちなみにこのモバイルホットスポット、従来のICS(インターネット接続共有)との関係が今ひとつわかりません。「ネットワーク接続」を開くとこのように専用の接続が作成されています。

いっぽう有線LANのほうの共有状態を確認すると、このように共有のチェックは外れています。

しかしチェックを入れようとするとこんなダイアログが…。なにかICSの設定画面に出てこないところで共有が行われているようでよくわかりませんね…。

というわけで、ファイヤーウォールが入っていたりする関係でスマホのテザリングと比べると少し面倒くさいですが、一度設定してしまえばあとはON/OFFの操作のみで使用できるので便利です。Windows 7でアクセスポイントモード対応を謳っているWiFiアダプタでもWindows 10ではサポートされていないものがほとんどだと思います。お困りの方は試してみてはいかがでしょうか。
しばらくの間はあきらめていたのですが、WindowsにはICS(インターネット接続共有)という機能があります。Windows 10ではこれが非常に簡単に設定できるということに気づいたいので、試してみることにしました。LAN-W150N/U2BKをPCに接続し、「ネットワーク設定」から「モバイルホットスポット」を開きます。「イーサネット」を共有対象として選択し、SSIDとパスワードを設定、モバイルホットスポットをONにすると準備完了です。

しかし、私の環境ではこのままではうまく通信ができませんでした。Nortonのファイヤーウォールが悪さをしているのかと思って切ってみると通信ができるようになります。

そこで、例外設定を行うことにしました。まずはコマンドプロンプトで、ipconfig /all を実行し、“Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter”のIPアドレスを確認します。

次に、Nortonのファイヤーウォールの設定から、「トラフィックルール」を開きます。

「追加」をクリック。(画像は参考のため載せていますが、実際には設定済みの状態です)

処理は「許可」に。

接続は「インバウンドとアウトバウンド」を選択。

画像のようにWiFi側のサブネットのIPアドレス範囲を指定します。今回はWiFiアダプタ側のIPアドレスが192.168.137.1、サブネットマスクが255.255.255.0だったので、IPアドレス範囲はこのように192.168.137.1~192.168.137.255としました。

通信の種類は「すべて」に。

以上の操作で新しいトラフィックルールが作成されました。これを有効化することで、WiFi側に接続されているデバイスとの間では通信が遮断されることはなくなったはず。

これで無事接続が可能となりました。Windows 10のノートPCはさすがにトラブルはほとんどなくつながります。しかし、スマートフォンはしばしば接続に失敗したり、接続されても「インターネットなし」になってしまいます。これを避けるにはクライアント側のDHCPを無効にして固定IPで接続するといいようです。

ちなみにこのモバイルホットスポット、従来のICS(インターネット接続共有)との関係が今ひとつわかりません。「ネットワーク接続」を開くとこのように専用の接続が作成されています。

いっぽう有線LANのほうの共有状態を確認すると、このように共有のチェックは外れています。

しかしチェックを入れようとするとこんなダイアログが…。なにかICSの設定画面に出てこないところで共有が行われているようでよくわかりませんね…。

というわけで、ファイヤーウォールが入っていたりする関係でスマホのテザリングと比べると少し面倒くさいですが、一度設定してしまえばあとはON/OFFの操作のみで使用できるので便利です。Windows 7でアクセスポイントモード対応を謳っているWiFiアダプタでもWindows 10ではサポートされていないものがほとんどだと思います。お困りの方は試してみてはいかがでしょうか。
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