Nexus 6P on Android 7.1.1をroot化してみました
皆さんご無沙汰しております。しばらく更新をさぼっておりましたが、またぼちぼち再開していこうと思います。今回は、Androidスマートフォン、Nexus 6Pのroot化を行ったときのことを記録として残しておこうと思います。実際に行ったのは3か月ほど前なので、少し内容に古い点があるかもしれませんがご容赦ください。
Nexusはブートローダをアンロックする手段が公式に用意されており、root化なども容易にできるのが特徴の一つです。今回、手持ちのNexus 6P (Android 7.1.1 ビルド N4F26T)のroot化を試みたところ、あっさり成功してしまったので書きたいと思います。今回の内容は、主にAndMemさんの記事を参考にして書かせていただきました。なお、お決まりの注意ですが、ここに書かれていることを実行するとメーカーやキャリアの保証は一切受けられなくなります。また、失敗すると最悪の場合スマホが起動しなくなる(文鎮化)恐れもあります。実行される方は、やっていることの意味をよく理解したうえで行ってください。
まずはブートローダのアンロックを行います。その準備として、「設定」-「端末情報」-「ビルド番号」を繰り返しタップして「開発者向けオプション」有効にします。
Nexusはブートローダをアンロックする手段が公式に用意されており、root化なども容易にできるのが特徴の一つです。今回、手持ちのNexus 6P (Android 7.1.1 ビルド N4F26T)のroot化を試みたところ、あっさり成功してしまったので書きたいと思います。今回の内容は、主にAndMemさんの記事を参考にして書かせていただきました。なお、お決まりの注意ですが、ここに書かれていることを実行するとメーカーやキャリアの保証は一切受けられなくなります。また、失敗すると最悪の場合スマホが起動しなくなる(文鎮化)恐れもあります。実行される方は、やっていることの意味をよく理解したうえで行ってください。
まずはブートローダのアンロックを行います。その準備として、「設定」-「端末情報」-「ビルド番号」を繰り返しタップして「開発者向けオプション」有効にします。

「開発者オプション」を開いて「OEMロック解除」をONにします。(画像はすでに解除済みなのでグレーアウトされています。) その後Nexus 6Pの電源をOFFにします。
その後再起動したらroot化は完了です。再起動する際に「SUをインストールしますか?」と尋ねられる場合がありますが、その場合は「インストールしない」を選択してください。初期化された状態で起動するので通常通り初期設定を行えば使用することができます。

Androidの開発ツールであるAndroid Studioをこちらからダウンロードし、PCにインストールします。これでUSBのドライバと、root化に必要な fastboot コマンドがインストールされます。ちなみに fastboot はC:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Android\sdk\platform-tools にインストールされますので、こちらにPATHを通しておくとよいでしょう。
Nexus 6PをUSBケーブルでPCに接続し、音量(-)ボタンと電源ボタンを同時に押してブートローダを起動します。ドロイド君が横になった姿が表示されたら、PCのコマンドプロンプトから次のように操作します。
Nexus 6PをUSBケーブルでPCに接続し、音量(-)ボタンと電源ボタンを同時に押してブートローダを起動します。ドロイド君が横になった姿が表示されたら、PCのコマンドプロンプトから次のように操作します。

fastboot flashing unlock
端末の画面に「Unlock Bootloader?」と表示されるので、音量ボタンを使って「Yes」を選択し、電源ボタンを押します。アンロックに成功すると画面の下部に「Device is UNLOCKED.」と表示されるので、再度電源ボタンを押してNexus 6Pを起動します。起動すると初期化された状態となりますので初期設定を進めていきますが、その際にGoogleアカウントの設定と画面ロックの設定は行わないでください。(画面ロックの設定を行ってしまうと、TWRP でのバックアップが上手くいかなくなってしまうので、TWRP を利用する際には必ずロックは解除しておく必要があります。)
次に、権限を一時的に昇格させるのに必要なアプリである super su (カーネルのパッチも含まれています)をダウンロードします。(最新版はこちらからダウンロードできます) ダウンロードしたら、Nexus 6PをPCに接続し、super su のファイルは解凍せず(zipのまま)にそのままNexus 6P内部ストレージのルートディレクトリにコピーします。
最後に用意するものは、カスタマリカバリツールである TWRP です。こちらからダウンロードし、PCの fastboot と同じフォルダに置いておきます。準備ができたらさきほどと同様の手順でブートローダを起動し、PCのコマンドプロンプトから以下のように操作します。(今回は 3.1.0.0 を利用しました。)
fastboot boot twrp-3.1.0-0-angler.img
TWRPが起動したときに "Keep System Read Only?" と表示された場合は "Keep Read Only" をタップしてください。そうでない場合は次へ進みます。
端末の画面に「Unlock Bootloader?」と表示されるので、音量ボタンを使って「Yes」を選択し、電源ボタンを押します。アンロックに成功すると画面の下部に「Device is UNLOCKED.」と表示されるので、再度電源ボタンを押してNexus 6Pを起動します。起動すると初期化された状態となりますので初期設定を進めていきますが、その際にGoogleアカウントの設定と画面ロックの設定は行わないでください。(画面ロックの設定を行ってしまうと、TWRP でのバックアップが上手くいかなくなってしまうので、TWRP を利用する際には必ずロックは解除しておく必要があります。)
次に、権限を一時的に昇格させるのに必要なアプリである super su (カーネルのパッチも含まれています)をダウンロードします。(最新版はこちらからダウンロードできます) ダウンロードしたら、Nexus 6PをPCに接続し、super su のファイルは解凍せず(zipのまま)にそのままNexus 6P内部ストレージのルートディレクトリにコピーします。
最後に用意するものは、カスタマリカバリツールである TWRP です。こちらからダウンロードし、PCの fastboot と同じフォルダに置いておきます。準備ができたらさきほどと同様の手順でブートローダを起動し、PCのコマンドプロンプトから以下のように操作します。(今回は 3.1.0.0 を利用しました。)
fastboot boot twrp-3.1.0-0-angler.img
TWRPが起動したときに "Keep System Read Only?" と表示された場合は "Keep Read Only" をタップしてください。そうでない場合は次へ進みます。
TWRPのメインメニューの "Wipe" をタップします。
一番下のバーを右へスワイプします。
Wipeが完了したら下部中央のホームボタンをタップしてメインメニューに戻り、次に "Backup" をタップします。そして、"Boot", "System", "Vendor", "Data", "Cache", "Recovery", "EFS" にチェックを入れ、下のバーを左から右にスワイプします。バックアップが完了したらホームボタンでメインメニューに戻ります。(バックアップされたファイルは TWRP ディレクトリに保存されるので、PCなどにバックアップしておきましょう。)
最後に super su (とカーネルのパッチ)をインストールします。"Install" をタップして、さきほど転送したzipファイルを選択してインストールします。
その後再起動したらroot化は完了です。再起動する際に「SUをインストールしますか?」と尋ねられる場合がありますが、その場合は「インストールしない」を選択してください。初期化された状態で起動するので通常通り初期設定を行えば使用することができます。
ちなみにこの方法でroot化したNexus 6PはOTAアップデートが利用できません。(カーネルにパッチが当てられているため、差分の適用に失敗します。) OTAをダウンロード、適用しようとしても文鎮化することはありませんが、アップデートはされないのでファクトリイメージを利用してアップデートを行う必要があります。その方法についてはまたの機会にでも書きたいと思います。
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