ついにHP 15C Limited Editionを買ってしまいました
先日も書いた "PlayStation Vita 初音ミク Limited Edition" の予約が本日Amazon他の多くの通販サイトで始まったようですが、特に3G/Wi-Fi版は数が少ないのか瞬殺だったようですね。私は何とかヨドバシでWi-Fi版を予約できましたが、「本当は3Gがほしかったのに~!!」などと思ったのは贅沢だったようで、Wi-Fi版を予約できただけでもラッキーだと思うべきだったようです。今となってはWi-Fi版も含め現在購入可能なのはぼったくり価格のところのみとなってしまいましたが、いくら需要と供給で価格が決まる市場経済とはいえ、こういうのは行政指導の対象にはならないのでしょうか…。ちなみに、"Project DIVA 2nd いっぱいパック" のときは、キャンセルが多数出たのか発売日以降Amazonで普通に買える期間がかなり長く(週~月単位だったかな…?)ありました。このVitaも同じとは限りませんが、ぼったくり価格で買うのが許せない人はこちらにかけてみるのも手かもしれませんね。
さて、ここからが本題ですが、以前から欲しいと思っていたHPのプログラム関数電卓、"HP 15C Limited Edition" をついに買ってしまいました。こちらは同じ "Limited Edition" とは思えないぐらい売れ行きはゆっくなようですが…。

サイズはPC-1262に近いですが、厚さはこちらのほうが厚いです。

これはHPから1980年代に発売されていた関数電卓HP-15Cの復刻版で、今なお現行機種である金融電卓HP-12Cの兄弟機にあたります。最近の関数電卓は安っぽいプラスチック製でいまいち萌えないのですが(笑)、これは一部アルミが使われていたりしてちょっと高級感がありかっこいいです。国産の電卓も1980~1990年代のものは高級感があったのですけれどもね…。HPの電卓ということで、操作体系は以前紹介したHP-41Cと同じRPNで、スタックが4段であるところも含めほとんど同じような操作方法で使えます。HP-41Cと違ってアルファベットは使えませんが、その代わりに複素数演算、行列演算、数値積分、求根計算などができるようになっています。ちなみにこれはオリジナルのHP-15Cとは中身は全く別物であり、ARMプロセッサを使用してオリジナルをエミュレートすることで同様の操作を実現しているようです。このため、PSE 命令などはオリジナルよりかなり停止時間が短くなってしまっているようです。
プログラミングも可能ですが、HP-41Cと異なりアルファベット表示ができないため、プログラム編集画面ではキーの位置を示す数値が表示されます。たとえばこれは[SIN]キーを押した場合で、上から2段目、左から3列目のキーであることを示しています。

HP-15Cには分厚い日本語のマニュアルがついてきます。これを読めば大体操作できると思いますが、ポイントを(HP-41Cとの相違点を中心に)書いておきます。
※求根計算、数値積分は関数X=f(X)を定義するプログラムを作成してから計算する
※プログラムモード・実行モードを切り替えるには[g][P/R]を押す
※プログラムラベルが"A"~"E"であれば[f][A~E]キーで実行、数値であれば[GSB][0~9]で実行
※USERモードにすると、[f]キーを押さなくても[A]~[E]キーのみでプログラムが実行できる
※プログラムの最後は END 命令でななく、 RTN 命令で統一されている
※サブルーチン呼び出しは XEQ 命令ではなく、GSB 命令を使用する
※GTO, GSB からの呼び出しに使えるラベルは"A"~"E", "0"~"9", ".0"~".9"
※ループ制御や間接参照には、専用のIレジスタを使用する
※乱数発生機能 RAN# がある

行列・複素数は少し複雑なので省きます。あとの細かいところはマニュアルを見ていただいたほうがよいと思いますが、上記のポイントを押さえておれば、HP-41Cなどど同じような感覚で使用できると思います。RPNに慣れていないと使いにくいかもしれませんが、一味違う電卓を使ってみたい方にはおすすめの製品だと思います。
残念ながら人気のHP-16Cは販売されていません…
さて、ここからが本題ですが、以前から欲しいと思っていたHPのプログラム関数電卓、"HP 15C Limited Edition" をついに買ってしまいました。こちらは同じ "Limited Edition" とは思えないぐらい売れ行きはゆっくなようですが…。

サイズはPC-1262に近いですが、厚さはこちらのほうが厚いです。

これはHPから1980年代に発売されていた関数電卓HP-15Cの復刻版で、今なお現行機種である金融電卓HP-12Cの兄弟機にあたります。最近の関数電卓は安っぽいプラスチック製でいまいち萌えないのですが(笑)、これは一部アルミが使われていたりしてちょっと高級感がありかっこいいです。国産の電卓も1980~1990年代のものは高級感があったのですけれどもね…。HPの電卓ということで、操作体系は以前紹介したHP-41Cと同じRPNで、スタックが4段であるところも含めほとんど同じような操作方法で使えます。HP-41Cと違ってアルファベットは使えませんが、その代わりに複素数演算、行列演算、数値積分、求根計算などができるようになっています。ちなみにこれはオリジナルのHP-15Cとは中身は全く別物であり、ARMプロセッサを使用してオリジナルをエミュレートすることで同様の操作を実現しているようです。このため、PSE 命令などはオリジナルよりかなり停止時間が短くなってしまっているようです。
プログラミングも可能ですが、HP-41Cと異なりアルファベット表示ができないため、プログラム編集画面ではキーの位置を示す数値が表示されます。たとえばこれは[SIN]キーを押した場合で、上から2段目、左から3列目のキーであることを示しています。

HP-15Cには分厚い日本語のマニュアルがついてきます。これを読めば大体操作できると思いますが、ポイントを(HP-41Cとの相違点を中心に)書いておきます。
※求根計算、数値積分は関数X=f(X)を定義するプログラムを作成してから計算する
※プログラムモード・実行モードを切り替えるには[g][P/R]を押す
※プログラムラベルが"A"~"E"であれば[f][A~E]キーで実行、数値であれば[GSB][0~9]で実行
※USERモードにすると、[f]キーを押さなくても[A]~[E]キーのみでプログラムが実行できる
※プログラムの最後は END 命令でななく、 RTN 命令で統一されている
※サブルーチン呼び出しは XEQ 命令ではなく、GSB 命令を使用する
※GTO, GSB からの呼び出しに使えるラベルは"A"~"E", "0"~"9", ".0"~".9"
※ループ制御や間接参照には、専用のIレジスタを使用する
※乱数発生機能 RAN# がある

行列・複素数は少し複雑なので省きます。あとの細かいところはマニュアルを見ていただいたほうがよいと思いますが、上記のポイントを押さえておれば、HP-41Cなどど同じような感覚で使用できると思います。RPNに慣れていないと使いにくいかもしれませんが、一味違う電卓を使ってみたい方にはおすすめの製品だと思います。
残念ながら人気のHP-16Cは販売されていません…
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