N-08Bでリモートデスクトップ(Lui)を試してみました
docomo PRO series N-08Bには、「Luiリモートスクリーン」という機能が内蔵されています。これは、言ってみればNECオリジナルのリモートデスクトップクライアントソフトで、パソコン側に専用のサーバーソフトをインストールして使用します。では、簡単に手順を説明します。(対応OSはWindows 7のみです)
1. Windowsで常用するユーザーアカウントには必ずパスワードを設定する必要がありますので、設定していない場合はコントロールパネルで設定しておきます。
2. NECのサイトから、Luiケータイサーバをダウンロードしてインストールします。
3. N-08Bを操作し、「MENU」-「便利ツール」-「Lui機能」-「Lui設定」-「サーバ接続設定」を選択し、[Enter]キーを押します。N-08Bにつける名前を入力する画面になるので、必要であれば編集し[F2]で確定します。
4. PC側で「Luiケータイサーバ初期設定」を起動し、画面の指示に従い必要な情報を入力していきます。
5. Luiを使用するにはDDNSを使うか、メールを使ってIPアドレスの情報をやり取りする必要があります。DDNSを使用しない場合は、Luiケータイサーバ初期設定内でメールの送受信設定も行ってください。
6. すべての設定が終了したら、PC側で「完了」をクリックする前に、N-08B側でサーバー名が表示されていることを確認します。[ENTER]を押してサーバーの設定内容をN-08B側に取り込みます。すべて終了したらPC側で[完了]をクリックし、N-08Bの設定画面も終了します。
7. Wi-Fiで使用する場合にはこのままでOKです。3Gで使用する場合には、mopera Uの設定をする必要があります(要契約)。デフォルトの接続先は"mopera U sp_flat"になっていますが、これを使用するとHSDPAで通信できる代わりにPC接続通信の最大まで(パケホフラットで8190円/月)通信料金がかかります。お金をかけたくない場合は新たに"mopera-U 128k"という設定を作り、「接続先番号」を"mpr.ex-pkt.net"に設定します。ただし、この方法だと3Gの通信速度は128kbps以下となります(料金はmopera Uライトの場合315円/月)。いずれの設定も、ユーザーID、パスワードは空欄のままでOKです。(接続先の設定は、「Lui設定」-「機能設定」-「個別設定」-「接続先設定」で行います)
8. N-08Bで「リモートスクリーン」を選び、パスワードを入力すると接続されます。3Gで128k通信の場合は、「回線レベル」を1に、「画質」を1(動き優先)」にしないと辛いと思います。Wi-Fiの場合は回線レベル・画質とも上げてもよいと思います。
実際に接続したところです。一見UMPCのように見えますね。大きな黒い矢印はニューロポインタのカーソルですが、それと一緒にPCのマウスカーソルも小さく表示されます。

回線レベルを下げているのでかなり画質は悪いです。特に使用していない部分(デスクトップなど)は文字がつぶれて読めません。また、マウスカーソル(ニューロポインタで操作します)の追従が悪いので、どこにフォーカスがあるかを確認しながら操作しないと、すぐに誤操作してしまいます。

Wordを起動してみました。快適とは言い難いですが、何とか入力はできます。

感想としては、常用は厳しいですが何とか使えなくはないという感じです。たとえば、出先でOfficeのファイルを編集してDropboxなどに保存する、という使用方法をとることで、他のモバイル機器に編集済みのファイルを送ることができます。モバイル機器向けのOffice互換ソフトはあるとはいえ、やはり純正Officeは安心感が違いますからね。
出先でこのような使用方法をとるには、サーバーPCを常時起動しておくか、Wake-ON-LAN(WOL)の設定をしておく必要があります。このためには、PC本体だけでなくルーター側もWOLに対応している必要がありますので、ちょっとハードルが高いかもしれませんね。
古い機種ですが、白ROM端末はまだ入手できます
1. Windowsで常用するユーザーアカウントには必ずパスワードを設定する必要がありますので、設定していない場合はコントロールパネルで設定しておきます。
2. NECのサイトから、Luiケータイサーバをダウンロードしてインストールします。
3. N-08Bを操作し、「MENU」-「便利ツール」-「Lui機能」-「Lui設定」-「サーバ接続設定」を選択し、[Enter]キーを押します。N-08Bにつける名前を入力する画面になるので、必要であれば編集し[F2]で確定します。
4. PC側で「Luiケータイサーバ初期設定」を起動し、画面の指示に従い必要な情報を入力していきます。
5. Luiを使用するにはDDNSを使うか、メールを使ってIPアドレスの情報をやり取りする必要があります。DDNSを使用しない場合は、Luiケータイサーバ初期設定内でメールの送受信設定も行ってください。
6. すべての設定が終了したら、PC側で「完了」をクリックする前に、N-08B側でサーバー名が表示されていることを確認します。[ENTER]を押してサーバーの設定内容をN-08B側に取り込みます。すべて終了したらPC側で[完了]をクリックし、N-08Bの設定画面も終了します。
7. Wi-Fiで使用する場合にはこのままでOKです。3Gで使用する場合には、mopera Uの設定をする必要があります(要契約)。デフォルトの接続先は"mopera U sp_flat"になっていますが、これを使用するとHSDPAで通信できる代わりにPC接続通信の最大まで(パケホフラットで8190円/月)通信料金がかかります。お金をかけたくない場合は新たに"mopera-U 128k"という設定を作り、「接続先番号」を"mpr.ex-pkt.net"に設定します。ただし、この方法だと3Gの通信速度は128kbps以下となります(料金はmopera Uライトの場合315円/月)。いずれの設定も、ユーザーID、パスワードは空欄のままでOKです。(接続先の設定は、「Lui設定」-「機能設定」-「個別設定」-「接続先設定」で行います)
8. N-08Bで「リモートスクリーン」を選び、パスワードを入力すると接続されます。3Gで128k通信の場合は、「回線レベル」を1に、「画質」を1(動き優先)」にしないと辛いと思います。Wi-Fiの場合は回線レベル・画質とも上げてもよいと思います。
実際に接続したところです。一見UMPCのように見えますね。大きな黒い矢印はニューロポインタのカーソルですが、それと一緒にPCのマウスカーソルも小さく表示されます。

回線レベルを下げているのでかなり画質は悪いです。特に使用していない部分(デスクトップなど)は文字がつぶれて読めません。また、マウスカーソル(ニューロポインタで操作します)の追従が悪いので、どこにフォーカスがあるかを確認しながら操作しないと、すぐに誤操作してしまいます。

Wordを起動してみました。快適とは言い難いですが、何とか入力はできます。

感想としては、常用は厳しいですが何とか使えなくはないという感じです。たとえば、出先でOfficeのファイルを編集してDropboxなどに保存する、という使用方法をとることで、他のモバイル機器に編集済みのファイルを送ることができます。モバイル機器向けのOffice互換ソフトはあるとはいえ、やはり純正Officeは安心感が違いますからね。
出先でこのような使用方法をとるには、サーバーPCを常時起動しておくか、Wake-ON-LAN(WOL)の設定をしておく必要があります。このためには、PC本体だけでなくルーター側もWOLに対応している必要がありますので、ちょっとハードルが高いかもしれませんね。
古い機種ですが、白ROM端末はまだ入手できます
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tag : docomoN-08BリモートデスクトップLui
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まとめtyaiました【N-08Bでリモートデスクトップ(Lui)を試してみました】
docomo PRO series N-08Bには、「Luiリモートスクリーン」という機能が内蔵されています。これは、言ってみればNECオリジナルのリモートデスクトップクライアントソフトで、パソコン側に専用