PC-1260をPC-1261相当に!

以前紹介したSHARPのポケコン、PC-1260ですが、PC-1261相当に改造することができましたので、その過程を記しておきます。まず、PC-1260の裏側のパネルを外し、電池の右側に見えるメモリ基板を3つのネジをゆるめて外します。
PC-1260裏側

外したメモリ基板。後で不具合が発見されたのか、ダイオードと抵抗が付加されています。今回は2つ付いている6116のうち、右上のほうを交換します。
メモリ基板表面

裏面も同様に補修された跡があり、パターンが一部カットされていました。
メモリ基板裏面

メモリ基板をよく調べてみると、右上側のHM6116(2KB RAM)の周囲の配線は下図のようになっていることがわかりました。参考までに8KB, 32KBのRAMである6264と62256のピン接続図を右側に入れてあります。この図をみると、もともとこのメモリ基板は6264が載るように設計されており、単純に6116を6264に載せ替えたうえでジャンパJ2をカット、J1をショートすればよいことがわかります。おそらく上位機種のPC-1261ではそのようになっているのではないでしょうか。(メモリ基板にはいくつかリビジョンがある可能性があり、すべての個体がこれと同じとは限りません。手元にあるものは"F2337"と書いてありました。)
回路図

さすがにいまどき6264は手に入らないため、安価で売られている62256相当品を用いることにしました。これは秋月電子で購入したEPSON製のメモリです。
62256相当品

62256を接続するためには、A13とA14を処理してやらなければいけません。今回は8KB分のみを使用するので、いずれもVccかGNDに固定してやればいいと思います。A13に当たる26番ピンは、もともとVccが配線されているため、このままでよいと思われます。A14に当たる1番ピンは、基板上ではどこにも接続されていないため、Vccとの間にジャンパを飛ばせばよさそうです。

まずはもともと載っている6116を外します。
6116を外したところ

62256をはんだ付けし、1番ピン(Vcc)と28番ピン(A14)の間をジャンパで接続します。その後、J2(接続されている右側のジャンパ)をカットし、J1(開いている左側のジャンパ)をはんだでショートすれば完成です。私は将来的に16KB分使用できるようになる可能性を考えて、/CSをあえて浮かせてUEWで接続していますが、そういう余計なことを考えなければそのままはんだ付けしたほうがよいと思います。
62256を取り付けたところ

使用した62256は少し厚みがあるため、PC-1260本体に取り付けた時に少し右上が浮いてしまいますが、ネジをきちんと締めれば接触不良はなさそうです。これでRAM 10KBのPC-1260が完成しました。
10KBのPC-1260

これでこのPC-1260もPC-1262の予備機として使えそうですので、PC-1262のほうを持ち歩いて活用したいと思います。オークションではPC-1260はPC-1262の半額程度で落札できますので、1個数十円のメモリを増設するだけで同等になるのなら、お買い得ですね。

※本サイトで紹介する内容は、すべて個人的研究の範囲内で行っていることです。ここに書かれた内容を実行したことによる、データ(クラウド上を含む)・ソフトウェア・ハードウェアの障害および金銭的損害について、私が責任を負うことはできません。重要なデータはあらかじめバックアップを行い、内容を十分に理解したうえで、ご自身の責任の下で行ってください。

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tag : ポケットコンピュータ SHARP PC-1260 PC-1262

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まとめtyaiました【PC-1260をPC-1261相当に!】

以前紹介したSHARPのポケコン、PC-1260ですが、PC-1261相当に改造することができましたので、その過程を記しておきます。まず、PC-1260の裏側のパネルを外し、電池の右側に見えるメモリ基板

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