Xperia 1 SO-03Lを購入しました
メインのスマートフォンをXperia Z3 CompactからXperia XZに変更して2年が経ち、性能に若干不満を感じるようになってきました。特に、ポケモンGOなどの3Dグラフィックスを多用するゲームアプリなとを連続使用していると発熱がひどくなり、動作速度がガタ落ちするのに耐えられなくなってきたのが大きいです。今回はiPhoneやPixelも含めて幅広く検討しましたが、結局Xperia 1(SO-03L)に落ち着きました。このスマートフォンはSoCとしてSnapdragon855を採用し、RAM 6GB, 内部ストレージ 64GBと申し分ないスペックで、ディスプレイは6.5インチ, 4K解像度(1644×3840)のOLEDを搭載しています。焦点の異なるトリプルカメラを搭載し、これまでのXperiaと比べてもカメラ性能に力を入れている感じがします。
今回はオンラインショップにて購入。

外箱はこんな感じで、最近の他のXperiaのものと似ていますね。「1」が強調されたデザイン。

早速箱を開けてみます。

本体のほか、USB-イヤフォンジャックの変換アダプタが付属しています。このアダプタはワンセグ・フルセグTVのアンテナも兼ねています。

今回、SIMカードを新しいものと交換可能だということだったのでしてみました。この水色のSIMは機能的にはピンクのものと変わらないとのこと。

Xperia XZと並べてみました。XZのほうは5.2インチFull HD(1080×1920)なので、ざっと概算するとXperia 1のほうが約1.5倍の解像度を持つという計算になりますが、そのためかXperia 1のほうがアイコンや文字が小さく、引き締まった印象を受けますね。ちなみに見ての通り、横幅はほぼ同じ、単純に縦に長くなったようなサイズです。

裏側。XZがマット仕上げになっているのに対し、Xperia 1は光沢があります。形状も、Xperia 1の方は局面を取り入れたデザインとなっています。

下がwには、スピーカーとUSB Type-C端子があります。

重量はXZの161gに対してXperia 1は178gです。実際の重量の差に比べて持つとずっしり重く感じるのは、やはり縦に長いため重心が上のほうにずれているためなのでしょうか。

しばらく使用していますが、ポケモンGOを含めた処理速度、バッテリの持ち、画面表示品質などを含め、概ね満足しています。アクセサリの紹介や、カメラの撮影例などについてはまた次回以降にでも…。
Dual SIMの並行輸入品もあります。
(右側、技適マークはありません)
今回はオンラインショップにて購入。

外箱はこんな感じで、最近の他のXperiaのものと似ていますね。「1」が強調されたデザイン。

早速箱を開けてみます。

本体のほか、USB-イヤフォンジャックの変換アダプタが付属しています。このアダプタはワンセグ・フルセグTVのアンテナも兼ねています。

今回、SIMカードを新しいものと交換可能だということだったのでしてみました。この水色のSIMは機能的にはピンクのものと変わらないとのこと。

Xperia XZと並べてみました。XZのほうは5.2インチFull HD(1080×1920)なので、ざっと概算するとXperia 1のほうが約1.5倍の解像度を持つという計算になりますが、そのためかXperia 1のほうがアイコンや文字が小さく、引き締まった印象を受けますね。ちなみに見ての通り、横幅はほぼ同じ、単純に縦に長くなったようなサイズです。

裏側。XZがマット仕上げになっているのに対し、Xperia 1は光沢があります。形状も、Xperia 1の方は局面を取り入れたデザインとなっています。

下がwには、スピーカーとUSB Type-C端子があります。

重量はXZの161gに対してXperia 1は178gです。実際の重量の差に比べて持つとずっしり重く感じるのは、やはり縦に長いため重心が上のほうにずれているためなのでしょうか。

しばらく使用していますが、ポケモンGOを含めた処理速度、バッテリの持ち、画面表示品質などを含め、概ね満足しています。アクセサリの紹介や、カメラの撮影例などについてはまた次回以降にでも…。
Dual SIMの並行輸入品もあります。
(右側、技適マークはありません)
AliExpressで購入したもの(6) - ミニデスクトップPC
近々3Dプリンターの購入を考えているのですが、設置予定の作業台の近くに小型のPCを置きたいと考えたので、AliExpressで注文してみました。購入したのは、Erin Computer Store(商品ページはこちら)というセラーから、Core i5-7200U, SSD 240GB, RAM 8GBのモデルで、価格は33,000程度、注文から約1週間で届きました。
本体はこんな感じで、アルミ合金製でしょうか。さほど安っぽい感じはしません。

付属品。VESAマウントアダプタと、ドライブ増設用のSATAケーブル、WiFiアンテナなどが付属しています。

本体前面は電源ボタンとLED、USBポートが2つと、シンプルなデザインです。

本体後面にはWiFiアンテナ端子、アナログオーディオ端子、HDMI、VGA、LANと、USBポートが4つついています。ちなみこのパソコンには技適マークはついていませんでしたので、今回は有線LANで使用することにしました。

メモリスロットには8GBのDIMMが差さっています

SSDはこのようにマザーボードのmSATAスロットに差さっていますが、その右に通常のSATAコネクタがついており、3.5インチのSSDまたはHDDを内部増設できるようになっています。

セラーのページには、「クラック版のWindows 10がインストールされている」との説明があり、実際に起動してみるとライセンス認証済みのWindows 10 (すでに日本語に設定されていました)が起動しましたが、どこにもMicrosoftのシールが見当たらず、やはり気持ち悪いので正規品を再インストールすることにしました。Windows 7からやり直すのが面倒くさかったので試しにWindows 8のアップグレード版をDVDから起動すると、アップグレードチェックをパスしてインストールを進めることができました。つまり、Windows 8のアップグレード版は、アップグレード元のOSとしてWindows 10も認識できるということなのでしょうね。

その後、MSのサイトからWindows 10の最新版をダウンロード、インストールすることで、無事に正規版のWindows 10になりました。特に追加のドライバをインストール必要もなく、快適に利用できています。

残念ながら縦置きができないので設置面積を取ってしまいますが、そこを除けば特に不満はありません。3Dプリンターでの製作時、電子工作の際の調べもの、プログラミングなどに使用していきたいと思います。
本体はこんな感じで、アルミ合金製でしょうか。さほど安っぽい感じはしません。

付属品。VESAマウントアダプタと、ドライブ増設用のSATAケーブル、WiFiアンテナなどが付属しています。

本体前面は電源ボタンとLED、USBポートが2つと、シンプルなデザインです。

本体後面にはWiFiアンテナ端子、アナログオーディオ端子、HDMI、VGA、LANと、USBポートが4つついています。ちなみこのパソコンには技適マークはついていませんでしたので、今回は有線LANで使用することにしました。

メモリスロットには8GBのDIMMが差さっています

SSDはこのようにマザーボードのmSATAスロットに差さっていますが、その右に通常のSATAコネクタがついており、3.5インチのSSDまたはHDDを内部増設できるようになっています。

セラーのページには、「クラック版のWindows 10がインストールされている」との説明があり、実際に起動してみるとライセンス認証済みのWindows 10 (すでに日本語に設定されていました)が起動しましたが、どこにもMicrosoftのシールが見当たらず、やはり気持ち悪いので正規品を再インストールすることにしました。Windows 7からやり直すのが面倒くさかったので試しにWindows 8のアップグレード版をDVDから起動すると、アップグレードチェックをパスしてインストールを進めることができました。つまり、Windows 8のアップグレード版は、アップグレード元のOSとしてWindows 10も認識できるということなのでしょうね。

その後、MSのサイトからWindows 10の最新版をダウンロード、インストールすることで、無事に正規版のWindows 10になりました。特に追加のドライバをインストール必要もなく、快適に利用できています。

残念ながら縦置きができないので設置面積を取ってしまいますが、そこを除けば特に不満はありません。3Dプリンターでの製作時、電子工作の際の調べもの、プログラミングなどに使用していきたいと思います。
テーマ : デスクトップパソコン
ジャンル : コンピュータ
tag : AliExpressパソコンWindows10
CH552Gの開発環境構築ととLチカ
前回紹介したCH552Gの開発環境を整備したので、その方法を覚書として残しておきます。CH551/552について書かれた日本語の記事というと、前に紹介したはくら様のブログ以外にはCerevo TechBlog様ぐらいしか見当たりません。いずれもメーカー推奨のKeil C51を前提として書かれていますが、Keilの無料試用版はコードサイズが2KBに制限されている(正式版は20万円超です…)とのことで、CH552Gのプログラムメモリ(ブートローダを除いて14KB)をいっぱいに使うようなものは作れません。メーカーのサンプルプログラムがこちらで公開されており、こちらはKeil用に書かれているのでまずはKeilで試すのがお手軽だとは思いますが、今回はあえてフリーのCコンパイラSDCC(Small Device C Compiler)を用いることにしました。
まず、SDCCの公式サイトから最新版をダウンロード、インストールします。インストールの終盤でコンパイラのパスを環境変数PATHに追加するかどうか尋ねられすので、追加(チェックを入れる)しておきます。
SDCCは統合開発環境(IDE)ではなく、コマンドラインコンパイラなので、別途エディタを用意します。フリーのものだとおススメはやはりVisual Studio Code(VS Code)でしょうか。ダウンロード後、インストールしてください。その後、C/C++の拡張機能をインストールしておきます。

8051アセンブラやIntel Hexの拡張機能も入れておいてもよいかもしれません。


基本的にはVS Codeで書いて保存→コマンドラインから sdcc ソースファイル名 でよいのですが、使い勝手を良くするためにいくつか追加の設定を行っておきます。もっとスマートな方法もあるかもしれませんが、初心者ということでご容赦ください。まず、コンパイル用のバッチファイルを作ります。ファイル名は_sdcc.batとし、パスの通ったフォルダ(C:\Program Files\SDCC\bin など)にコピーしておきます。このバッチはSDCCが吐き出した.ihx形式のHexファイルを.hex形式に自動的に変換するために作成しました。
(3, 4行目は、それぞれCH552, 551のメモリサイズを指定して使用量をチェックする場合の記述方法です。)
次に、プロジェクトファイルを保存するフォルダを新規作成します。

VS Codeの「フォルダーを開く」で、作成したフォルダを選択します。

次に、Cコンパイラの起動指定を行います。「ターミナル」-「タスクの構成」-「テンプレートからtasks.jsonを生成」-「Others」を選択します。



すると設定ファイルの編集画面が開くので、下記のように変更、保存してください。これで、[CTRL]+[SHIFT]+[B]でmain.c をメインプログラムとしたビルドタスクが走るようになります。main.c をほかのファイル名に変更したい場合には、"args" のところの "main" をほかの名前に変えてください。

下記のコードをコピペしてもOKです。
次に、エディタの使い勝手を向上させるため、インクルードファイルのパスの指定を行います。左下の設定アイコンから「コマンドパレット」-「C/C++:Edit Configurations (UI)」を選択して設定画面を開き、以下のように設定を行います。
・Compiler Path をsdcc.exeのパスに変更
・IntelliSense Mode をデフォルトに変更
・Include Path にSDCCのインクルードファイルが保存されているパスを追加


.vscodeフォルダ内にこのような c_cpp_properties.json ファイルが生成されておればOKです。以上の設定により、#include マクロで<>でかこったファイル名を指定しても警告表示が出なくなります。
以上の操作で.vscodeフォルダ内に2つのファイルが生成されましたが、これらのファイルはPC内のコンパイラのパスが変わらなければ使いまわしができますので、新たにプロジェクトを作成した際には.vscodeフォルダごとコピーしておけばこれまでの設定を省略できて便利です。
では試しにLチカのプログラムを入力してみましょう。以下のプログラムを入力し、main.c として保存してください。CH552特有のレジスタを使用しない限りは、8052用の定義ファイル(8052.h)が使用できます。また、stdint.h をインクルードしておくと、AVRGCCなどでもおなじみの uint8_t などの表現が使用できるようになるのでAVRからの移植にも便利かと思います。
入力後、[CTRL]+[SHIFT]+[B]でコンパイラが走り、main.hex が生成されているはずです。

生成されたバイナリファイルの書き込みにはWCH社提供のWCHISPToolを使用します。ダウンロードページからダウンロード、インストールしてください。
準備ができたら、前回の記事で紹介したマイコンボードのPGM(プログラム)ボタンを押しながらPCのUSBポートに接続します。PGMボタンは1-2秒で離してください。これでブートローダが起動して、書き込めるようになります。起動に成功すればデバイスマネージャに"USB Module"というデバイスが現れているはずですが、うまくいかなければいったん接続を外してやり直してみてください。

この状態でWCHISPToolを起動し、「8 Bit CH55X series」タブを選択、「Chip model」で「CH552」を選択すると、画面下方のデバイスリストに接続したマイコンが認識されているはずです。ここで「User File」でコンパイラの出力したhexファイルを選択し、「Download」ボタンをクリックすれば書き込みが完了します。

この状態でリセットボタンを押せばP1.1に接続したLEDが点滅するはずです。
SDCCでの開発はあまり資料がないので難しいかと思いましたが、一度環境構築してしまうとさほど大変ではありませんでした。今後の予定としては、メーカー提供のCH552用のライブラリやインクルードファイルなどをSDCCで利用できるように移植作業などを進めていきたいと思います。
最後に、参考資料へのリンクを載せておきます。
技術者見習いのメモ書き-USB機能付き格安マイコンCH552Tの入手方法と回路について
Cerevo TechBlog-[21日目]激安中華USBマイコンは使えるのか
GitHub CH554 software development kit for SDCC:SDCC用のサンプル
ElectroDragon-WCH Wiki
Bitbucket-Electrodragon WCH:Keil C51用のサンプル
新世代8051系マイコン入門ハンドブック【PDF版】
まず、SDCCの公式サイトから最新版をダウンロード、インストールします。インストールの終盤でコンパイラのパスを環境変数PATHに追加するかどうか尋ねられすので、追加(チェックを入れる)しておきます。
SDCCは統合開発環境(IDE)ではなく、コマンドラインコンパイラなので、別途エディタを用意します。フリーのものだとおススメはやはりVisual Studio Code(VS Code)でしょうか。ダウンロード後、インストールしてください。その後、C/C++の拡張機能をインストールしておきます。

8051アセンブラやIntel Hexの拡張機能も入れておいてもよいかもしれません。


基本的にはVS Codeで書いて保存→コマンドラインから sdcc ソースファイル名 でよいのですが、使い勝手を良くするためにいくつか追加の設定を行っておきます。もっとスマートな方法もあるかもしれませんが、初心者ということでご容赦ください。まず、コンパイル用のバッチファイルを作ります。ファイル名は_sdcc.batとし、パスの通ったフォルダ(C:\Program Files\SDCC\bin など)にコピーしておきます。このバッチはSDCCが吐き出した.ihx形式のHexファイルを.hex形式に自動的に変換するために作成しました。
(3, 4行目は、それぞれCH552, 551のメモリサイズを指定して使用量をチェックする場合の記述方法です。)
次に、プロジェクトファイルを保存するフォルダを新規作成します。

VS Codeの「フォルダーを開く」で、作成したフォルダを選択します。

次に、Cコンパイラの起動指定を行います。「ターミナル」-「タスクの構成」-「テンプレートからtasks.jsonを生成」-「Others」を選択します。



すると設定ファイルの編集画面が開くので、下記のように変更、保存してください。これで、[CTRL]+[SHIFT]+[B]でmain.c をメインプログラムとしたビルドタスクが走るようになります。main.c をほかのファイル名に変更したい場合には、"args" のところの "main" をほかの名前に変えてください。

下記のコードをコピペしてもOKです。
次に、エディタの使い勝手を向上させるため、インクルードファイルのパスの指定を行います。左下の設定アイコンから「コマンドパレット」-「C/C++:Edit Configurations (UI)」を選択して設定画面を開き、以下のように設定を行います。
・Compiler Path をsdcc.exeのパスに変更
・IntelliSense Mode をデフォルトに変更
・Include Path にSDCCのインクルードファイルが保存されているパスを追加


.vscodeフォルダ内にこのような c_cpp_properties.json ファイルが生成されておればOKです。以上の設定により、#include マクロで<>でかこったファイル名を指定しても警告表示が出なくなります。
以上の操作で.vscodeフォルダ内に2つのファイルが生成されましたが、これらのファイルはPC内のコンパイラのパスが変わらなければ使いまわしができますので、新たにプロジェクトを作成した際には.vscodeフォルダごとコピーしておけばこれまでの設定を省略できて便利です。
では試しにLチカのプログラムを入力してみましょう。以下のプログラムを入力し、main.c として保存してください。CH552特有のレジスタを使用しない限りは、8052用の定義ファイル(8052.h)が使用できます。また、stdint.h をインクルードしておくと、AVRGCCなどでもおなじみの uint8_t などの表現が使用できるようになるのでAVRからの移植にも便利かと思います。
入力後、[CTRL]+[SHIFT]+[B]でコンパイラが走り、main.hex が生成されているはずです。

生成されたバイナリファイルの書き込みにはWCH社提供のWCHISPToolを使用します。ダウンロードページからダウンロード、インストールしてください。
準備ができたら、前回の記事で紹介したマイコンボードのPGM(プログラム)ボタンを押しながらPCのUSBポートに接続します。PGMボタンは1-2秒で離してください。これでブートローダが起動して、書き込めるようになります。起動に成功すればデバイスマネージャに"USB Module"というデバイスが現れているはずですが、うまくいかなければいったん接続を外してやり直してみてください。

この状態でWCHISPToolを起動し、「8 Bit CH55X series」タブを選択、「Chip model」で「CH552」を選択すると、画面下方のデバイスリストに接続したマイコンが認識されているはずです。ここで「User File」でコンパイラの出力したhexファイルを選択し、「Download」ボタンをクリックすれば書き込みが完了します。

この状態でリセットボタンを押せばP1.1に接続したLEDが点滅するはずです。
SDCCでの開発はあまり資料がないので難しいかと思いましたが、一度環境構築してしまうとさほど大変ではありませんでした。今後の予定としては、メーカー提供のCH552用のライブラリやインクルードファイルなどをSDCCで利用できるように移植作業などを進めていきたいと思います。
最後に、参考資料へのリンクを載せておきます。
技術者見習いのメモ書き-USB機能付き格安マイコンCH552Tの入手方法と回路について
Cerevo TechBlog-[21日目]激安中華USBマイコンは使えるのか
GitHub CH554 software development kit for SDCC:SDCC用のサンプル
ElectroDragon-WCH Wiki
Bitbucket-Electrodragon WCH:Keil C51用のサンプル
新世代8051系マイコン入門ハンドブック【PDF版】
AliExpressで購入したもの(5) - USBマイコンCH552G
今日はまたAliExpressで購入した電子部品を紹介したいと思います。はくら様のブログでUSBインターフェース内蔵の安価なマイコン、CH552が紹介されていますが、面白そうなので買ってみました。CH551/CH552は、USBシリアル変換チップCH340Gの製造元であるWCHの製品で、24MHz動作のMCS51(i8051)のコアに、様々なペリフェラルとUSBインターフェースを集積したものですが、非常に安価(1個数十円)なのが特徴です。今回は内部RAM 256B+拡張RAM 1KB、プログラムフラッシュ16KB搭載で、SOP16パッケージのCH552Gを購入しました。CH552GにはペリフェラルとしてUSBのほか、UART、ADC、アナログコンパレータ、タイマ、PWMなど必要なものは一通り入っています。
今回購入したのはProfessional BGA chip Factoryというセラーからで、5個入りで送料無料、200円でした。包装は非常に簡素なもので、チップがそのまま透明なビニール袋(帯電防止かどうかも不明な)に入っているだけでした。(写真はうち4つを手持ちの帯電防止袋に移し替えたもので、イメージです)

チップ単体だとこんな感じで、CH340Gなどと見た目は変わりません。

SOPでそのままでは使いにくいので、Aitendoで購入したピッチ変換基板に装着しました。この基板、面白いことにチップ型のコンデンサなどを取り付けられるパターンが2か所ありますので、これも利用しました。ただこのコンデンサを付けてしまうとブレッドボードで使うのには支障が出てくるので、場合によってはつけないほうが良いかもしれません。

簡単な開発用ボードを作ってみました。回路図は下記の通り。下側のコネクタはSPIのポートが引き出してあり、キャラクタLCDを接続できるようにしてみました。あとはブードローダ起動用のPGMボタン、リセットボタン、GPIO接続でプログラムから使えるBTN1, BTN2とLEDを接続しました。LEDの電流制限抵抗は大きめ(1KΩ)としたので、ちょっと暗めです。実際にはショートプラグを挟んでLEDを切り離せるようにしたので、もうちょっと低い抵抗値(200Ω程度)のほうがよかったかもしれません。

出来上がりはこんな感じ。

とりあえずLチカは動きました。
開発環境の作り方などは次回の記事で書きたいと思います。USBを使いこなそうとするとそれなりに知識が必要になりますが、単に安価なMCS51マイコンとしても充分実用になると感じました。1個40円程度と非常に安価ですし、マイコン好きな方は検討してみてはいかがでしょうか。
今回購入したのはProfessional BGA chip Factoryというセラーからで、5個入りで送料無料、200円でした。包装は非常に簡素なもので、チップがそのまま透明なビニール袋(帯電防止かどうかも不明な)に入っているだけでした。(写真はうち4つを手持ちの帯電防止袋に移し替えたもので、イメージです)

チップ単体だとこんな感じで、CH340Gなどと見た目は変わりません。

SOPでそのままでは使いにくいので、Aitendoで購入したピッチ変換基板に装着しました。この基板、面白いことにチップ型のコンデンサなどを取り付けられるパターンが2か所ありますので、これも利用しました。ただこのコンデンサを付けてしまうとブレッドボードで使うのには支障が出てくるので、場合によってはつけないほうが良いかもしれません。

簡単な開発用ボードを作ってみました。回路図は下記の通り。下側のコネクタはSPIのポートが引き出してあり、キャラクタLCDを接続できるようにしてみました。あとはブードローダ起動用のPGMボタン、リセットボタン、GPIO接続でプログラムから使えるBTN1, BTN2とLEDを接続しました。LEDの電流制限抵抗は大きめ(1KΩ)としたので、ちょっと暗めです。実際にはショートプラグを挟んでLEDを切り離せるようにしたので、もうちょっと低い抵抗値(200Ω程度)のほうがよかったかもしれません。

出来上がりはこんな感じ。

とりあえずLチカは動きました。
開発環境の作り方などは次回の記事で書きたいと思います。USBを使いこなそうとするとそれなりに知識が必要になりますが、単に安価なMCS51マイコンとしても充分実用になると感じました。1個40円程度と非常に安価ですし、マイコン好きな方は検討してみてはいかがでしょうか。
仙台でDATEBIKEを利用してみました
先月、1泊2日で仙台まで行ってきました。仙台市内の移動手段は地下鉄やJR、バスなどいろいろ揃っていますが、今回はちょっと気分を変えてレンタサイクルを利用することにしました。利用したのはたまたま街角で見かけたDATEBIKEというものです。これはdocomoが運営するレンタサイクルサービスの一環で、スマホを用いて簡単に利用できるというものです。同様のサービスが東京、大阪、奈良などでも提供されています。借りた自転車はこんな感じの電動アシスト付き自転車で、坂道の多い仙台市内も楽に走り回ることができます。

利用に先立って、まずはDATEバイクのサイトにアクセスして利用者登録が必要です。dアカウントがあればその情報を利用して登録することができますし、dアカウントを利用せずにメールアドレスで登録することも可能です。料金の支払いにはドコモ払いあるいはクレジットカードが利用できます。

アカウントの設定が済んでおれば、すぐにでも借りることが可能です。DATEBIKEのサイトにログインし、駐輪場(ポートと呼ばれ、市内に何か所もあります)から検索して予約が可能です。予約を行うと登録したメールに4桁のパスコードが届きますが、このパスコードの有効時間は20分間なので、これを過ぎてしまうようなら再度の手続きが必要となります。

あるいはすでにポートについていて目の前に自転車がある場合には、車両番号を直接指定することも可能です。

自転車にはこのようなコントロールパネルがついています。その下に書いてある”S838”がこの自転車の車両番号ですので、予約時に選択したものを利用します。このコントロールパネルの内部には通信ユニットが組み込まれており、サーバーと通信を行いながら貸し借りを管理する仕組みになっていますが、その電源は電動アシスト用の電源と共用なので、バッテリが切れていると動作しないことがあるので要注意です。

なので、必ず使用前にはハンドル部分の電動アシストのコントローラの電源を入れ、バッテリ残量を確認することが必要です。今回はこれを怠ったため家族の一人の自転車のバッテリが切れ、電動アシストも効かなくなってちょっと苦労しました💦

確認が終了したらコントロールパネルの[START]を押し、メールに記載された4桁のパスコードを入力して[ENTER]を押します。これで自転車のロックが解除され、利用できるようになります。Felica搭載の携帯電話の場合、Felicaを登録することも可能です。登録するにはDATEBIKEのサイトにログインし、「会員証登録」を行います。すると、Felica登録用の8桁のパスコートが届きますので、パネルの[START][ENTER]を押してからこのパスコードを入力し、Felicaリーダーに携帯電話をタッチすると登録されます。一度登録してしまうと、あとはタッチするだけで自転車が借りられるようになるのでかなり便利です。

一時駐輪する場合は後輪のロックをかけておきます。ロック解除はFelicaタッチあるいはパスコード入力でOKです。ただし、駐輪場所がポートであった場合には、一定時間以上以上停めておくと返却されたことになってしまうので注意が必要です。私はこれを知らずに長時間駐輪してしまい、サポートに問い合わせたのですが、一定時間が何分なのかは教えてもらえませんでした。ただ、ロック通知メールと自動返却通知メールの時刻を見ると、55分の差がありましたので、50分以上停める場合には返却されてしまう可能性があると思っておいたほうがよさそうです。


返却する場合には、ポートに自転車を停めてロック、そのあと[ENTER]のみを押せば完了です。返却は、借りたポートでなくてもOKです。今回は初めてということで、使い方がわからず戸惑った面もありましたが、一度利用すると大体の流れは把握できました。これからはFelicaを用いればかなり手軽に利用できますし、同様のサービスを展開している他の都市を訪れた際にも利用してみたいと思いました。
最後に、仙台で撮った写真をいつくか載せておきます。こちらは仙台駅構内。Xperia 1の気合の入った宣伝が目につきますね。

伊達政宗の霊廟、「瑞鳳殿」です。ここにもDATEBIKEで行きました。ここはもともとは国宝に指定されていたようですが、第二次世界大戦の際に焼失し、1979年に再建されています。

鮮やかな色彩の美しい建物ですね。

こちらは伊達忠宗が祀られている「感仙殿」。

伊達綱宗が祀られている「善応殿」。

今回は、仙台東照宮や仙台城跡にも行ってきました。他にもいくつか見どころはあるようですし、DATEBIKE利用での仙台観光、おススメです。
もちろん牛タンもいただきました。おいしかったですよ。

利用に先立って、まずはDATEバイクのサイトにアクセスして利用者登録が必要です。dアカウントがあればその情報を利用して登録することができますし、dアカウントを利用せずにメールアドレスで登録することも可能です。料金の支払いにはドコモ払いあるいはクレジットカードが利用できます。


アカウントの設定が済んでおれば、すぐにでも借りることが可能です。DATEBIKEのサイトにログインし、駐輪場(ポートと呼ばれ、市内に何か所もあります)から検索して予約が可能です。予約を行うと登録したメールに4桁のパスコードが届きますが、このパスコードの有効時間は20分間なので、これを過ぎてしまうようなら再度の手続きが必要となります。

あるいはすでにポートについていて目の前に自転車がある場合には、車両番号を直接指定することも可能です。

自転車にはこのようなコントロールパネルがついています。その下に書いてある”S838”がこの自転車の車両番号ですので、予約時に選択したものを利用します。このコントロールパネルの内部には通信ユニットが組み込まれており、サーバーと通信を行いながら貸し借りを管理する仕組みになっていますが、その電源は電動アシスト用の電源と共用なので、バッテリが切れていると動作しないことがあるので要注意です。

なので、必ず使用前にはハンドル部分の電動アシストのコントローラの電源を入れ、バッテリ残量を確認することが必要です。今回はこれを怠ったため家族の一人の自転車のバッテリが切れ、電動アシストも効かなくなってちょっと苦労しました💦

確認が終了したらコントロールパネルの[START]を押し、メールに記載された4桁のパスコードを入力して[ENTER]を押します。これで自転車のロックが解除され、利用できるようになります。Felica搭載の携帯電話の場合、Felicaを登録することも可能です。登録するにはDATEBIKEのサイトにログインし、「会員証登録」を行います。すると、Felica登録用の8桁のパスコートが届きますので、パネルの[START][ENTER]を押してからこのパスコードを入力し、Felicaリーダーに携帯電話をタッチすると登録されます。一度登録してしまうと、あとはタッチするだけで自転車が借りられるようになるのでかなり便利です。

一時駐輪する場合は後輪のロックをかけておきます。ロック解除はFelicaタッチあるいはパスコード入力でOKです。ただし、駐輪場所がポートであった場合には、一定時間以上以上停めておくと返却されたことになってしまうので注意が必要です。私はこれを知らずに長時間駐輪してしまい、サポートに問い合わせたのですが、一定時間が何分なのかは教えてもらえませんでした。ただ、ロック通知メールと自動返却通知メールの時刻を見ると、55分の差がありましたので、50分以上停める場合には返却されてしまう可能性があると思っておいたほうがよさそうです。


返却する場合には、ポートに自転車を停めてロック、そのあと[ENTER]のみを押せば完了です。返却は、借りたポートでなくてもOKです。今回は初めてということで、使い方がわからず戸惑った面もありましたが、一度利用すると大体の流れは把握できました。これからはFelicaを用いればかなり手軽に利用できますし、同様のサービスを展開している他の都市を訪れた際にも利用してみたいと思いました。
最後に、仙台で撮った写真をいつくか載せておきます。こちらは仙台駅構内。Xperia 1の気合の入った宣伝が目につきますね。

伊達政宗の霊廟、「瑞鳳殿」です。ここにもDATEBIKEで行きました。ここはもともとは国宝に指定されていたようですが、第二次世界大戦の際に焼失し、1979年に再建されています。

鮮やかな色彩の美しい建物ですね。

こちらは伊達忠宗が祀られている「感仙殿」。

伊達綱宗が祀られている「善応殿」。

今回は、仙台東照宮や仙台城跡にも行ってきました。他にもいくつか見どころはあるようですし、DATEBIKE利用での仙台観光、おススメです。
もちろん牛タンもいただきました。おいしかったですよ。